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配信日 03年12月1日
タイトル 学校の問題点を話題にする
かなり以前では、学校の教員というものは、それなりに知的な人だと思われていました。
曲がりなりにも大学を出ているんですからね。
しかし、今となっては、そのように考えている人は少ないはずです。
今となっては逆に、学校の教員の資質の低さが定説になってしまいまたね。
それは教員の持っている元々の思考力のレベルの低さもありますが、むしろ教員が知っている世界の狭さの問題の方が大きいでしょう。

学校の教員になるためには、高校卒業後、教員養成系の大学に入って、その卒業後そのまま学校の教員になるのが通常のパターンと言えるでしょう。
ですので、学校の教員は、まさに学校という世界しか知らないわけです。
そして、教員志望の生徒は、実際の学歴において教員まっしぐらというだけでなく、周囲の人間・・・家族とか親戚とか友人も・・・教員まっしぐらの人間だった・・というパターンが多いでしょ?
そのような「世界を知らない人間」が、様々な将来像がある子供たちに、「世界はこうなっているんだ!」と自分の知識を与えるのは、シュールなギャグとしか言えませんよ。

現実においては中学くらいになると、むしろ生徒の方が、学校の教員よりも様々なことを知っていることも多くなってしまう。世界の常識に関することばかりではなく、純粋に知的な思考力という面においてもそんな状況が発生する。
実際に、学校の教員になった私の個人的な知り合いは、生徒の時代には「後ろから数えた方が早い。」と言ったレベルの成績というより、「下から一桁はマズイんじゃないの・・・」と言われていたような場合もありましたからね。

もともと、学校の教員になるような人間は、頭がいいわけでもなく、感性が鋭いわけでもない・・・絵に描いたような「可も無し、不可も無し」・・・という人間の集まりと言えるわけです。
しかし、これはこれでしょうがないこと。
昔も今も、そして将来も変わらないことでしょう。

しかし、だからどうしても学校にかかわる問題が発生することになる。
なかんずく教員の資質の問題とかが議論されることになる。
そのような教員の資質に由来する学校の問題を、親として指摘したくなるのは、ダメダメ家庭でなくても当然と言えます。
「全く学校の教員は世間知らずのバカばっかり!!」

しかし、そのような言葉を聞かされた子供は、たまったモノではありませんよね?

勿論のこと、「人をけなすことはよくない。」のは当然です。
いくら世間知らずの教員だって人間なんですから・・・無闇にけなしていいわけがありません。それも子供の前で。
しかし、それよりもっと大きな問題があります。

むしろ一番の問題は、それを「親が指摘するだけ」では意味がないわけです。
教員だって、完璧な人間はいないように、全くどうしようもない教員も少ないでしょう。
ですから、「出来のいい」親だったら、その様々な教員の能力をチェックして、自分の子供が、出来る限り「出来のいい」教員からの教育が受けられるように手配するでしょう?
あるいは、指定された学校とは別として、ちゃんとした教育ができる塾に入れたりすることもできますよ。

「教員は世間知らずだからどうしようもない。」と断定してしまっては、「どうしようもない」教員から「教育」を受けるために、長時間拘束される子供の心情はどのようなものでしょうか?「ダメ」と断定する以前に、その選択肢の中から、最善の教員の選択をするように努力する親の行動。このことに子供は反応し、親に対して信頼を持つわけでしょ?
「子は親の鏡」と言うように、「学校は地域の鏡」であり、教員は生徒の親の鏡でもある。
教員の質の低さは、結局は、そんな学校に子供を通わせている親の程度の低さそのものでしょ?

「教員はどうせダメなヤツだ!」「ダメだから諦めろ!」
親としてそのように言い渡すのは簡単ですが、諦めることだけが上手になった子供の将来など疑問の余地はありません。
「教員は世界が狭い」・・・このこと自体は、真理であり、全く疑問の余地のないことです。この言葉の効果は、その言葉によって親の努力の放棄が正当化されることです。
学校の問題点が、まさに、親の努力不足の言い訳として使われてしまっているわけです。

子供が日中に受けている「つまらない授業」、そしてつまらない学校生活の不快さはすべて、「教員の資質」の問題に還元され、その時点で終了となっている。本来なら、親として様々な手段が使えるはずでしょ?「教員とはそんなもの、だから、学校の授業がつまらないことについては文句を言うな!」と親として子供に言い渡してオシマイなの?
親のサポートが全く当てにならない環境で育った人間は、社会には居場所がないわけです。社会は親のサポートを受けてきた経験のある人間がマジョリティなんですからね。話が合いませんよ。
親が学校に問題点がわからない程度の知力なら、これはしょうがない。これはダメダメの問題とは言えませんよ。まあ、学業以外で頑張ればいいだけ。
しかし、学校の問題点が分かり、子供の前で語るくらいの知力があるのに、対処をしようとしない・・・それはダメダメでしょ?だって、別の言い方をすれば、それは見殺しなんですからね。

このように「教員はバカだからあきらめろ!」と解決するダメダメ家庭もありますが、逆に学校の制度問題にまで話を大きくする親もいたりします。

先日、公立の中学校で作った内申書の開示を求める裁判が、相変わらず続いているとの報道がありました。
文部科学省の言い分は、『開示したら教師と生徒の信頼関係が崩れる。』
開示を求めた女性は「知る権利があるはず。」

勿論、開示を求めた女性の気持ちも分からないでもない。公立の学校の教員は『内申書のさじ加減』を強調しますからね。
『オレの言うことを聞かないと、内申書を使って、オマエたちの将来なんてメチャクチャにしてやる!』
まあ、教員が必ず言うセリフです。

しかし、内申書の開示の裁判を起こした若い女性の将来はどうなるんでしょうか?
一般的な会社はそのような人を雇わないですよね?
大体、裁判を起こすお金があるのなら、なぜにちゃんとした私立の学校に行かせないのかな?
確かにその女性の親は学校における情報開示の問題を追及して、社会においては「ほめられるべき」存在なのかもしれません。ある意味において、正義の味方とも言えるわけですからね。
しかし、そのための犠牲は、自分の娘が背負ってしまう。「面倒なことを言い出す女性」というレッテルを当人自身で作り上げてしまったわけですからね。

たとえ、ダメダメ家庭の人ではなくても、その若い女性が追求する学校における内申書の問題については賛同する人も多いでしょう。
しかし、私立に転校すれば解決した問題をなぜにここまで大きくするの?
それがまさにダメダメ家庭なんですね。

様々な問題を、学校の制度の問題にすり替えてしまったわけです。
何か問題があっても、学校の制度という「大きな」問題が原因だと解決のしようがない。
やっぱり「諦める」しかないわけです。
別の言い方をすると、そこには子供が通う学校を選択するという選択と判断からの逃避があるわけです。判断が怖いので、そのまま突っ走ってしまって、そして判断を裁判所に投げることになる。
もちろんのこと、学校の問題点を改善するにあたって、裁判等で戦う手もあるでしょう。
しかし、その恩恵を受けるのは、将来の子供ですよね?
本来は、皆がダメダメな学校を見限って、さっさと転校させれば、そのようなダメダメ学校は淘汰されて行きますよ。その方が現実的な解決と言えるのでは?
そもそも、「教師と生徒の信頼関係」を主張する文部科学省の役人だって、まさか自分の子供を「一般の公立学校」には入れていませんよ。彼らはそんなこと全く意味ないことがわかっているわけですね。

自分のできることを確実に実行する。それができないのがダメダメ家庭というもの。
教員の資質の問題も、学校の制度の不備も、問題のすり替えにしかならないわけです。
親の対応が「すりかえ」であることが子供にもわかった頃には、子供の将来もメチャクチャになってしまっているでしょう。

それこそ、「汚れた服を着ているのは恥ではない。汚れたままなのが恥なのだ。」という言葉もありますが、認識しているだけの状態でとどめているのは恥そのものですよ。
その喩えで言うと、ダメダメな親は、子供が汚れた服を着ていても、知らん顔。そして、周囲に対して、子供の服が汚れないように社会全体で考えていくべきだ!」とご高説するだけ。
しかし、ご高説はしても、子供の服を洗うことは決してしないわけです。

(終了)
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発信後記

そういえば、12月になりました。私も、このメールマガジンの発行を始めて約2ヶ月と言ったところです。
お付き合いいただきましてありがとうございます。

このような家族問題についてのメールマガジンでは「いやがらせメール」が避けて通れない問題だと聞いたことがあります。

しかし幸か不幸か私にそのような嫌がらせメールが来たのは1回きりです。
千葉県の男性の方でした。なぜかメールに署名がついていました。
私もビックリしましたが・・・

考えてみれば、「嫌がらせ」をしようにも、発行者のキャラクターがつかみ切れないんでしょうね?

「ダメダメ家庭」の問題について、言葉だけでなく空気を知っている人だということはスグにわかるでしょうが・・・
あとは結構頭がよさそう?と言ったところくらいでしょうか?

だから嫌がらせをやりにくいのかな?
まあ、嫌がらせは歓迎いたしませんが、何かご意見がありましたらお気軽にお寄せください。
R.11/1/5