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カテゴリー ダメダメ家庭における女の子
配信日 04年3月15日
タイトル 娘の彼氏に余計なことをしゃべる
ダメダメ家庭の母親は女性として満たされていないもの。
そもそも、夫ともうまく行っているというわけではない。
というか、夫がいない場合も多い。
会話の能力もなく、周囲の人とのやり取りも上手く行かない。
と言うことで、まずもって心理的に欲求不満状態です。

だから、自分の娘が女性としての幸福を勝ち取るのが面白くない。
その手の母親は、自分の娘のやることに対し、色々な形で妨害いたします。勿論のこと、意識してのものではありません。無意識的なものです。だから妨害している母親本人にもわからないわけ。

たとえば、以前に「娘に野暮ったい服を着せる。」という内容で配信したこともあります。
娘が女性としてオシャレを楽しんだりするのを妨害するんですね。
今回は、娘の彼氏に余計なことを言って、娘の幸せを妨害する親についてです。

娘も年頃になって彼氏を家に連れてきた。あるいは娘が付き合っている男性といよいよ結婚という話になってきた。
そうなると、当然のこととして、親が出てきて、相手の男性と話をしたりしますよね?

このような時に、欲求不満(精神的にですよ)なダメダメ母親は、娘の彼氏に余計なことを言ったりします。

「この子は、子供時代は、登校拒否などもやって、困ったものですよ。」
「この子も以前は色々な男の人と付き合って・・・やっと落ち着いてくれたわ!」
「本当に親を困らせてばかりの子で・・・○○さん、これからこの子を、よろしくお願いいたしますね。」
「ホント、この子が中絶した時は大変でした・・・」

ウソのようですが、現実にある話です。
ちなみにそんなシーンは映画でもありました。スウェーデンのイングマル・ベルイマン監督の「愛欲の港」という作品です。ちなみに映画の邦題はちょっとアレですが、内容的にはアダルトな作品ではありませんよ。
その作品でも、母親が娘の彼氏に、娘の昔の男関係について、色々としゃべるわけです。

そんな話を聞かされる彼氏だって面白くはありませんよね?
というか、どんな対応をすればいいの?
もちろん、聞かされる彼氏以上に、ネタとなってしまったその娘としては絶望的な気分になってしまうでしょ?
「そんなことを、わざわざ持ち出して、一体どういうわけ?」そう思いますよね?

まあ、そのダメダメな母親としては、娘の彼氏を奪って自分のものに・・・なんてドラマティックなことを考えているわけではない。やっぱり自分の娘が女性としての幸福を獲得するのが、うらやましいわけです。

それ以外に、別の気持ちもあります。
そのダメダメな母親としては、「こんな手のかかる娘をよろしく。」という大義名分の下に、「こんな手のかかる娘で自分は大変だった。」というグチを展開している面もあるんですね。
ダメダメ家庭の人間が、「不幸自慢、苦労自慢」が好きであることは別のところで書いています。
そして、その一つとして「自分の子供のできの悪さ」を周囲に語ったりするわけ。
まさに、子育てによる苦労を語るわけです。
「こんなに苦労をしながら、手のかかる子供を育て上げた私は、なんと立派な親であることよ!!」
と、自分の苦労に酔いしれているわけ。

ダメダメな親は、「どうしてそんなに手のかかる子供になったのか?」について決して考えたりしないことは、このメールマガジンで何回も書いています。

ダメダメ家庭は自分の子供に拘ります。ダメダメ家庭はコミュニケーション能力が低いので、子供しか相手になってくれない。その唯一のグチ相手が自分から離れて幸福になろうとしている。
ダメダメな母親は、まさにこのような時に、ダメダメの真髄を発揮するんですね。

そして、娘の彼氏に対してそんな余計なことを言ったりすると、結果としてどうなってしまうでしょうか?
かつての問題をバラされてしまった娘としても、彼氏とうまくいかなくなったりしますよね?結局は、トラブルになってしまう。
そうなると、その母親いわく。
「ホントに、もう、この子は本当にいつまでも手のかかる子で困ってしまうわ!!」
と、また一つ、次の機会に使えるネタが増えることになるわけです。

逆に言うと、そうならないためには、自分の実家の問題なり、親の問題を早めに自覚しておく必要があるわけです。
と同時に、ダメダメ家庭の出身者であればあるほど、結婚相手に対しては、ウソは止めた方がいいわけ。
そもそもダメダメ家庭出身者と結婚するような人も、同じようなダメダメ家庭出身者。
「ダメダメを自覚している人か?」それとも、「ダメダメを自覚していない人か?」の違いがあるだけ。だから、自分の自覚を示すのと同時に、相手の自覚を見る必要があるわけです。
後になって、色々な事情がポロポロ出てくると、それこそ、ダメダメ家庭にお約束ともいえる被害者意識に火がついてしまい、もっと大きな騒ぎになってしまう。
「そんなことは何も言っていなかったじゃないか!」「コイツ!オレを騙していたんだな!」と逆上されてしまう。

そんな事態になってしまうと、「困った、困った。」と言いながら、実家の母親もそれなりに娘へのサポートをしたりする。
しかし、それがまた、娘に関するグチのネタ帳に記入され、活用されてしまうわけです。

(終了)
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発信後記

以前配信した中で「歯並びの悪い人」が多い業界の例として「お笑い」の業界を挙げました。最近もうひとつあることに気がつきました。
新聞の勧誘の人です。
来る人、来る人本当に歯並びが悪い。
まあ、わかるけど・・・
R.10/11/12