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カテゴリー ダメダメ家庭の親のキャラクター
配信日 04年3月19日 (10年10月23日 記述を追加)
タイトル 意外に頭がいい
学歴のない人と結婚する場合、「頭が悪くて、学歴の低い」人がいいのか?
「学歴はないけど、頭は非常に切れる」人がいいのか?
皆さんだったら、どっちにします?

一般的な回答は後者の方、つまり「学歴はないけど、頭の働きはすばらしい。」人の方ですよね?
たとえ頭がよくても、進学し、学歴を得ることができない場合もある。家庭にはそれぞれ事情がありますものね?

しかしどんな事情なの?
まあ、通常は、その家庭の経済的なものでしょうね。

しかし、別のところでも書きますが、進学する際に奨学金を得ることだってできますよね?今は教育ローンなどもあります。
その気になりさえすれば、資金なんて用意できるものなんですね。
借りたお金を後で返せばいいだけなんですから。
マトモ家庭だったら、周囲の人からそのような情報を得ることもできるわけです。

つまり、「頭がいい」のにかかわらず、「学歴が低い」というのは、出身家庭のサポートのなさを示しているわけです。また、そもそも子供の将来ことを考えていなかったり、周囲からの情報が入ってこない状態、つまりダメダメ家庭ということですね。

これが「頭が悪くて、学歴が低い。」のならしょうがない。親としても何ともしようがないでしょ?裏口入学なんて手段は一般的とは言えませんし。まあ、「アタマの悪さ イコール その家庭のダメダメさ」というわけではありませんよ。それは単純にその人のキャラクターの問題。

何回も書いていますが、ダメダメ家庭の親は子供の将来を伸ばしてあげたいなんてことは考えない。自分の現状さえよければそれでOKなんですね。
だから子供の進学なんてことには興味がない。
まあ、子供なんて「普通」でやってくれればそれでいい、という認識なんですね。
あるいは、子供の進学によって、周囲の人から後ろ指を指されなければそれでいい・・・という親である自分の世間体重視の発想になっているわけ。

意外に思われるかもしれませんが、ダメダメ家庭の親は「頭がいい」人が多いもの。
ダメダメ家庭を描いているヴィンセント・ギャロ監督&主演の「バッファロー‘66」という映画でも「He’s smart!」(オヤジは頭が切れるんだ!)というセリフもありました。
頭の働き自体は平均より上の場合が多いんですね。

ダメダメ家庭の内でも、親は「オレは頭がいいんだ!」「小学校のときはクラスでもトップクラスだった。」とかの自慢話を展開したりするわけです。

頭がいいのにかかわらず、学歴がないとどうなるんでしょうか?
学歴がないということはやっぱり仕事の選択の可能性が狭くなりますよね?
知的な職業とはいかないケースが多くなる。
これでは本人は不満ですよね?もともと頭はいいわけだし・・・

また近隣とのコミュニケーションにおいても齟齬が出てくる。
近隣住民は「頭が悪くて、学歴の低い」人たち。しかし本人自身としては頭の働き自体は見事なもの。
こうなると、ちょっとした雑談にも問題がでてくるわけです。
「奴らはなんでこんなことがわからないんだ!このボケナス!!」
そう思ってしまうでしょ?
だから、ますます不満が増大することになる。

これが本人も頭が悪かったら問題ない。近隣の人たちと、「頭が悪い人」同士でコミュニケーションも取れるわけです。
頭が悪い人の中に、頭が切れる人がいるから問題になり、不満を感じてしまうことになる。

そのように近隣から孤立した結果がどうなるの?
現実的には、そのはけ口が子供に向かってしまうんですね。
それこそ「オマエが生まれたから、オレの人生はうまくいかないんだ!」という物言いになってしまう。
まあ、よくあるパターンですね?

近隣からのアドヴァイスも効果なし。だって誰だって自分より頭の悪い人からのアドヴァイスなんて聞けないでしょ?
こうやってダメダメ家庭のダメダメ振りは、進行していくんですね。

「頭が切れるのに、学歴がない。」ような状況は、本人としては不幸な状況といえるでしょうし、このような事態になってしまったのは、様々な事情があるでしょう。
しかし、その事情は往々にして社会の問題というより、出身家庭がダメダメであることが原因なんですね。
そのことをちゃんと自覚していれば、問題は少ないわけです。

ところがその理由を考えなかったり、「たまたまそうだった。」「社会が悪いんだ!」「時代が悪いんだ!」とか、実家の問題とは別の理由を考えたりする例が多いわけ。

アタマがいいということは、自分を騙す技術なり論理も卓越しているということ。
そのような人に対して周囲の人がいくらアドヴァイスをしても、逆襲してしまうだけ。まさに完膚なきまでに「論破」してしまう。そうして、周囲の人との関係がますます悪くなり、当人自身としても、「フンっ、ワタシの周囲の人間は、ホント、バカばっかり!」となり、ますます不満が蓄積されることになる。
そして、その明晰な頭脳によって、ますます他者を犯人認定してしまう。

だからこそ、解決に向けての本質的な努力をしないわけ。だから日頃の不満が子供に向けられてしまう。
これではダメダメの連鎖や、児童虐待も起こって当然でしょ?

もし、結婚を考えている相手が「頭がいいのに、学歴がない。」場合だったら、「なぜ進学しなかったのか?」について聞くと様々なことがわかるわけです。
実家がダメダメだったなんて、当人には考えたくないこと。
しかし、当人が一番考えたくないことが、往々にして一番大きな問題なんですね。

ダメダメ家庭の問題は、そのような一番考えたくない実家の問題とちゃんと向き合えるか、それが重要になるわけ。
その問題と向き合えないと、まさにダメダメの連鎖になっちゃうわけです。

ダメダメ家庭を作っているのは、「頭が悪くて、学歴も低い人間」と一般には思われているかもしれませんが、全然違うわけ。
頭が悪かったら、精神的な不満なんてたまらないでしょ?
だから問題は少ないわけです。
本人の頭のよさを伸ばすことができなかったダメダメな環境。それによって本人は不満を感じ、その不満から目をそらそうとする。だからこそ、何も考えないでできてしまう「なじみ」の流儀を繰り返し、自分が親になった時に、自分自身でダメダメ家庭を作ってしまうわけです。

オマケに子供にしてみれば、「頭のいい敵」というのはタチが悪いでしょ?
ダメダメ家庭では親は子供の敵になってしまう。そしてその敵が利口ときている。そして利口なのに教養がない。だから、何とも話のしようがないわけです。

利口で教養がある人なら、まだ話ができる。
ところが利口で無教養な人には話のしようがないんです。
特に子供にして対処不可能な存在でしょ?
だって子供が利口な人間に対して何を言ったってかなわないでしょ?

だから、このタイプのダメダメ家庭は本当に出口のないダメダメ家庭を作ってしまうものなんですね。

(終了)
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発信後記

もしかすると購読者さんのなかには、メールマガジンをお読みになられて、たびたび「これって、私の実家と同じじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが・・・
まあ、ダメダメ家庭はやっぱり似たところもあるんです。
R.10/10/23