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カテゴリー ダメダメ家庭は嘆き節がいっぱい!
配信日 04年5月24日 (10年10月18日 記述を追加)
タイトル 配偶者の出来の悪さをグチる
日中に主婦が集まって亭主の悪口。
「ウチの亭主はグータラで・・・」
「全く、だらしないったらありゃしない!」
「稼ぎも少なくて困っちゃうわ!」
「子育てに非協力的なのよ!」
「図体のデカイ子供ねっ!」
まあ、よくある光景といえます。
しかし、お世辞にも「マトモ」とは言えませんよね?

大体、そんなどうしようもない男となぜに結婚したの?

マトモな人は配偶者の悪口を周囲に語ることは決してしません。
まあ、言うとしたら「完璧とは言えない」とか、「ちょっとした問題がある」くらいのニュアンスになるくらい。
配偶者の悪口を語ることは、そのような人間を配偶者に選んだ自分自身の無能振りを語ることに外なりませんからね。そのようなことは頭脳の程度の問題とは全く別に、誰でもわかることでしょ?

しかし、ダメダメ家庭ではグチに満ちている家庭。
周囲の人に対してそのような「出来の悪い配偶者」についてグチることにも抵抗がない。
おまけにダメダメ家庭では常に「自分は被害者だ!」という認識がある。

「ワタシは、出来の悪い社会による被害者だ!」
「ワタシは、ダメダメな時代による被害者だ!
「ワタシは、出来の悪い親による被害者だ!」
「ワタシは、出来の悪い亭主による被害者だ!」
「ワタシは、出来の悪い子供による被害者だ!」

だから子供の出来の悪さや配偶者の出来の悪さを語ることに抵抗がないというだけでなく、そのようなことを語ることによって、「自分自身は被害者だ!」ということを周囲に主張し、そして自分自身に確認しているわけ。
しかし、社会や親の悪さはどうしようもありませんが、配偶者や子供の出来の悪さは、本人の資質と無関係とは言えないでしょ?
そんなグチを聞いていた側は、どんなリアクションになるの?

まあ、そのようなヨタ話にいつも付き合う連中も、所詮は同類のヨタ者であるわけで・・・
結局は、そのような配偶者の出来の悪さに盛り上がるわけです。
逆に言うと、配偶者の出来の悪さのグチに対して、「どうして、そんな人と結婚したの?」という突っ込みが入らないような環境を求めるのがダメダメ家庭の人間。
そんな環境を見つけ、同類たちと、心行くまでグチることになる。

まあ、最近では、対面でのやり取りばかりではなく、それこそインターネットの掲示板がその手のグチの恰好の場所となっているでしょ?そんな場所の住人たちが、夫のダメダメさを存分に語るのはいいとして、「じゃあ、そうしてそんなオトコと結婚してしまったのか?」「どうして、実家がその結婚を許したのか?」その点まで考察している人なんていないでしょ?

しかし、本来は「どうしてそんなオトコと結婚したのか?」という疑問は、そんなグチを聞かされた人間なら、小学生でも不思議に思うほどですよ。しかし、被害を語ると無条件で通ってしまうダメダメな環境では、そんなグチが実際に通ってしまうわけ。

このような配偶者の出来の悪さを語るのは何も女性ばかりではありません。
出来の悪い男性が浮気をする際に使う言葉にはお約束があるそう。
「ボクはこのごろ妻とうまく行ってないんだ。」

たとえ実際に家庭内で「妻とうまく行っていない」男性でも、マトモな男性はそのようなことは人に言ったりはしません。
だって、「妻とうまくいっていない」と言っても、そのような妻を選んだのはその男性だし、うまくいかなくなった理由だって妻の側だけが原因とは言えないでしょ?
「妻とうまくいっていない。」と語ることは、やっぱり当人自身の人間性の欠陥や無能をアピールしているようなものなんですね。

だから実際ではそのような「妻とはうまくいっていない。」と口走る男性はやっぱりその他の面でも無能であることが多いわけ。そんなにうまく行っていないのなら、周囲の人間にグチるよりも、さっさと離婚すればいいだけ。

しかし、面白いことに、このような「妻とはうまくいっていない。」と言ったりするような男性とくっつく女性もいますよね?

「まあ、なんてお気の毒な!」
「私が何とかしてあげないと・・・」
「奥さんとうまくいっていないのなら、きっと寂しいだろうから、この私を大切にしてくれるんじゃないかな?」
そんな感じで思うのかな?
しかし、勿論そうは行くわけがない。
妻を大切にしないような男性は、妻以外の女性も大切にしないんですね。
そのような男性に引っかかる女性は、やっぱりダメダメな女性なんですね。
というか、ダメな妻がいて、改善のために手を打たない男性が、「新たに」手を出す女性なんだから、逆に言うと、「このオンナだったら、こんな程度のオレでも相手をしてくれるのでは?」と思われてしまっているわけ。

まあ、男性側がどのようにみなそうとその人の勝手と言えますが、それに引っかかったら、まさに名実ともに「そんな程度の人間」ということ。そんな組み合わせなんて、結局は新たな「うまく行っていない」夫婦が出来上がるスタートラインのようなもの。

「出来のいい」女性は、たとえ、男性の浮気に付き合うにも上手に付き合う。
愛妻家の男性の浮気に付き合ったりするんですね。
「愛妻家の男性の浮気」って、矛盾しているじゃないの?!
と、思われる方もいらっしゃるでしょうが、現実には結構存在する話。
人間たまには遊びたいこともあるでしょうし・・・
まあ、ほんの火遊び程度なら、実際にあったりするもの。
しかし、本気になってしまって、自分の家庭を壊してはダメでしょ?

重要なことは実際の家庭が楽しくリラックスしたものであることでしょ?
ストレスを溜め込んでもしょうがないわけ。ストレスを家庭内で発散するよりも、ちょっとした遊びで解消するんだったら、そっちの方がいいでしょ?

ということで、「愛妻家」というか「妻とは円満」と言っている男性のほうが、基本的には妻以外の女性も大切にしてくれるんですね。男女の愛情の問題は別として、妻以外の女性にもひどいことはしない。
まあ、大人同士が双方合意の上で何しようと、周囲の他人がとやかく言う問題ではないでしょう。
ただ、妻を大切にしなかった男性に大切にしてもらえる確率は低いでしょ?
それに、そんなリスクを冒すような魅力的な男性というわけではないでしょ?

あるいは、離婚の問題になって、慰謝料とか養育費をケチる姿を見て、新たに妻になる女性はどう思うの?
「こんなに慰謝料をケチって、子供への養育費もケチるような男性と結婚しても、大丈夫かな?もし、このワタシが結局はこの人と離婚ということになったら、やっぱりこんな感じでケチられるんじゃないかな?」と思わないの?
あるいは、新たに妻になる女性の実家はそのようなことをチェックしないの?

まあ、現実的には、前の妻への慰謝料をケチる姿をノホホーンとみていて、そして、女性の側の実家も何も言わない。
そんな夫婦が結果的にどうなってしまうのか?
それについては、小学生でも予想できることですよ。

まあ、実際に離婚するかどうかは別として、結局はまさに亭主のグチを展開する主婦になってしまう。
そして、妻からグチられている夫は、「ボクは最近は妻とはうまくいっていないんだ。」と別の女性に対し声をかける。

ダメダメ家庭の人間は、当事者意識がないので、自分で主体的に選択したという感覚がない。な〜んとなくで結婚して、な〜んとなくで子供を作る。
だから、うまくいかなくなると、自分の判断の問題ではなく、相手方の問題と認識してしまい、当人としては被害者意識に浸るだけ。

そんな人は、一緒になって被害者意識に浸るという安逸を提供できるわけですが、結局は、「オマエのせいでうまくいかないんだ!」と犯人認定されてしまう。
小学生でもわかるくらいの簡単な流れと言えますが、ダメダメ家庭の周辺では、ポピュラーな流れでしょ?

(終了)
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発信後記

ちなみに、当然ですが、だれか特定の個人を想定した文章ではありませんよ。
もし、該当する箇所があったとしても、偶然です。
R.10/10/18