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カテゴリー ダメダメ家庭出身者の活躍分野
配信日 04年9月24日
タイトル デモシカ音楽教師
大学で学費が高いとなると、医学部を連想される方も多いでしょう。
しかし、別に国立の大学だったら、医学部の学費も他の学科と違いがあるわけでなし、地方に国立の医学部は沢山ありますからね。そっちに行けばそんなに経済的には負担にはならないわけ。

実は医学部以上に学費がかかるのは芸術系の学科です。音楽科とか美術科などです。
美術だったらモデルを調達しなくてはならないでしょうし、音楽科だったら、海外から有名な先生を呼ばないといけないでしょ?お金もかかるわけですよ。それに芸術系の学部を持つ国立大学は非常に少ないわけですからね。
私学だと授業料以外に何かと物入りですしね。

だから、音楽科に進学となると、本人の意欲や能力以上に、親の経済力が問題になってくるんですね。
オマケに医学部と芸術系の学科では大きな違いがあるわけ。
医学部は高校時代に予備の勉強なんてできません。高校時代から医学に関心があったので、人体解剖をやっていた・・・なんて不可能ですからね。

しかし、芸術系の学科は違うでしょ?高校時代・・・いやもっと前から音楽のレッスンとか美術のレッスンとかをする必要がありますよね?
そのような音楽のレッスンだって大変なお金がかかるわけ。そもそも大学に入学する前から大変なお金が必要になるわけです。

相当に親の経済力がないと、音楽関係の大学なんて進学できないわけです。
親に経済力があることは何ら恥じる必要もないことです。
恵まれた環境をフルに活用すればいいだけ。

しかし、それだけ親の経済力が前提になっていることから、進学に当たっては本人の意欲や能力や才能以上に、親の経済力が利いてくるわけです。
本人に意欲や能力があって、親に経済力があれば誠に結構なこと。

しかし、本人に意欲があっても、子供時代に十分なレッスンができなかったら、上達はできませんよね?このケースだと、ちょっと問題といえるでしょう。それよりも問題なのは、本人に意欲がなくても、親に経済力があるので、十分なレッスンを「受けさせられ」て、そのまま音楽関係の大学に進学してしまう例もあるわけです。

「デモシカ」というヤツですね。
デモシカというのは「デモシカ教師」ということで以前に使われました。「教師にデモなるか!」「教師にシカなれない!」のデモシカです。

音楽が大好きで、もっと専門的に音楽をやりたいから「音楽大学に進学した」のだったら、問題はありません。
しかし、「音楽大学にデモ進学するか!」「音楽大学にシカ進学できない!」という場合も少なからずあるわけです。

だって、そもそも音楽大学となると子供の頃からレッスンをしていないとダメ。それにはお金がかかる。そして大学に入学してもお金がかかる。それに音楽大学を卒業した後の就職先を考えると、心配でしょ?一般の家庭ではちょっと難しいことですよね?
本人の意欲云々以前に、親の経済力が重要なファクターであるわけです。だから本当の意味での競争が少ないわけ。非常に限られた人間だけの間の競争になってしまうんですね。だから本人に意欲がなくても、入学できてしまうわけ。

実例としてビックリするような例もあります。
そこそこ有名な音楽大学出身の30代女性の例です。その人が、友人に誘われて一緒にコンサートに出かけた。コンサートの後でその女性が友人にいわく「今日は誘ってくれてありがとう。生のコンサートっていいものねぇ・・・私はナマのコンサートって生まれて初めて聴いたわ!」

つまりその30代の女性は、その歳になるまでナマのコンサートに出かけたことがないわけです。それでも音楽大学に入学し、卒業したわけ。たとえ音楽が好きでなくても、子供の頃からピアノのレッスンを続けていれば音楽大学くらいは入学できるんでしょうね。と同時に別の一般の学科に進学するのはムリというわけなんでしょう。音楽科「しか」入れないと言った類。

その女性の実家はお金がありますから、30歳代でもブラブラできるのですが、世間体を考えると、収入の額は別として何か働いた方がいい。と言ってもプロのコンサート演奏家なんて中々なれるものではなく・・・

と言うことで、音楽教師になったりするわけです。
勿論のこと、当人が音楽の喜びを味わっているような人だったらいいのですが、「デモシカ」の場合もあります。音楽が好きでもないのに、他に何もできることがないので、「音楽教師」をやっている例もあるわけです。

そのようなデモシカ音楽教師に子供をつけたりすると、どうなっちゃうんでしょうか?
音楽を好きでもない人間から音楽を学ぶことが・・・いいわけありませんよね?
それに、デモシカということは確実にダメダメ家庭出身です。それだけ「自分の将来を考えたくない」子供時代だったことがわかります。
つまりコミュニケーション能力が低いことが想定できるわけ。

音楽だってコミュニケーションの手段でしょ?まさに作曲家からのメッセージを受け取り、それを聴衆に伝えるのが、演奏家の仕事。つまりコミュニケーションの一部を担当しているわけです。それに生徒にピアノを教えるのだってコミュニケーションの能力が必要になりますよね?生徒に対して、的確に指摘するのに、説明能力なり、生徒の意向を聞き取る能力も必要になってくるもの。

もし、音楽教師の側がコミュニケーション不全の状態では、子供の情操教育どころではありませんよね?もちろん楽器を弾く指の動きは習得できるでしょうが、子供の心は豊かにならないでしょ?

デモシカ音楽教師に子供をつけること自体ダメダメなんですね。
コミュニケーション能力がある人かどうかについて、音楽教師を観察する必要もあるわけです。
実に顕著な例として、歯並びが悪いケースもあったりします。音楽大学を卒業させるに必要な金額に比べれば歯の矯正の費用なんて微々たるものでしょ?つまりその音楽教師の実家はダメダメ家庭だとスグに分かるわけですね。

折角ですから、音楽教師に「どうして、音楽教師になったの?」「今まで一番感動した音楽体験は何?」などと雑談してみましょう。
マトモな音楽教師だったら、それこそ「待ってました!」とばかりに、目を輝かせて「感動の音楽体験」を熱く語らないとウソですよね?

しかし、思い出の音楽体験について、明確に答えられないような人も実際にいるものです。
何も難しいことを言わなくても、「子供の頃に聞いた、○○の演奏を聞いて、ワタシも音楽の道に進みたいと思った。」とか「中学校のクラブ活動で、この楽器をやり始めたら、ハマってしまって、大学もこの道に進もうと思った。」とかでいいわけ。
しかし、そんな話もできないような人も現実にいるわけです。
そんな人から音楽なんて学ぶことはできませんよ。習得できるのは指の動きだけです。

何も好き好んで自分の子供をダメダメにする必要もないわけです。それも高いお金を掛けてね。

(終了)
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発信後記

福岡県で、音楽大学出身のお嬢様が、スナックのママさんになって、保険金殺人をしたとかの容疑がかけられていますが・・・
別にスナックのママさんという職業が悪いとは申しません。しかし、「昔取った杵柄」で音楽教師を再開すればいいんじゃないの?
つまりそれだけ、その女性が本当は音楽を好きではなかったことがわかるわけ。
まあ、リッチなダメダメ家庭の出身者といえます。

ダメダメ家庭出身者は会話ができない。だから結婚する相手もブランド志向で、やっぱり会話ができない男性だったりします。そんな男性が事業をやってもうまく行くわけもなく・・・

結局会話ができないもの同士の、「割れ鍋に綴じ蓋」の夫婦なんですね。殺された・・・とされる男性はお気の毒ですが、そんな女性をわざわざ選ぶこと自体がダメダメ。
しかし、会話ができないもの同士の夫婦って、結構ありますよね?
R.10/11/15