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カテゴリー ダメダメ家庭をめぐる環境
配信日 04年12月1日 (10年8月8日,10年10月11日 記述を追加)
タイトル 地域環境に配慮しない
家庭を運営するに当たって、当然のこととして、その地域環境は大きく影響がありますよね?
子供の教育を考えて、文教地域に住まないとダメということではありませんが、あまり悪い環境なのは問題でしょ?
大人一人なり夫婦だけで生活するのでしたら、歓楽街の周辺でも別に問題はないでしょうが、その手の環境は、子供にはやっぱりよくないでしょ?

ダメダメ家庭は普段から子供について考えていないので、子供がどのような地域環境にいるのか考慮していないことが多くあったりします。

例えば地域環境の違いですと、具体的にどのように違ってくるでしょうか?
まあ、実際にはほんのちょっとしたことなんです。要はそれが積み重なってくるだけなんですね。

例えば電車で座席をお年寄りに譲ることが一般的である地域と、そうでない地域。
また、ドアを通る際に、次に通る人がスグいる場合は、ドアを開けて待っていることが一般的である地域と、そんな気配りとは無縁の地域。
レンタルヴィデオや本屋さんでの品揃えの違い。
あるいは、公的な図書館でも、その所蔵の図書のラインアップは地域によって違っているもの。
あるいは、歩いている人の服装も違う。まあ、山の手だったら、ピンクのスウェットスーツなんて着ていないでしょ?

あるいは、体型だって、地域によって結構、差があったりするもの。
病的に痩せていたり、異常に太っている人の割合が高いのが下町で、体型のバラツキが小さいのが山の手と言えるでしょう。
あと、下町は、平均身長も低い。これはまずは平均年齢からの影響でしょうね。
それだけ、老人が多い地域ということなのでは?
老人が多いと、どうしても雰囲気がよどんでしまうもの。

あるいは住民の顔そのものも違っていたりする。
よく、「オトコかオンナかわからない顔立ち」なんて言葉がありますが、一瞬「どっちかな?」と迷っても、その場所を考えれば、想定できるもの。その場所が山の手だったら、それは男性、つまり女性的な顔立ちの男性であって、 下町だったら、それは女性、つまり「いかつい」顔立ちの女性と想定すれば、まずは当たるもの。

あと、話している言葉も違う。
もちろん、基本的には日本語となるわけですが、たとえば東京だったら、外国語も頻繁に聞こえてくる。その言葉が英語なのか、あるいは韓国語や中国語なのか?その点において顕著な傾向があったりするもの。何も民族的な偏見を申し上げているわけではなく、地域とその場で話されている言語には相関性があるというだけです。あと、東京においては、下町だったら、大声で関西弁を話している人も結構いる。

あと、言葉使いも、フランクというよりも、乱暴な物言いが標準となっている地域もあるでしょ?

以前のことですが、道を歩いていたら前に人がかたまっていたので、私が「ちょっと失礼。」と言ったら、その集団の人が「おいおい!ちょっと失礼って・・・テレビのセリフみたいだ!いったい、何ものなんだ?あの人は?」などと噂をされてしまったことがあります。
そんな驚きは、まさにその地域の特性に依存するでしょ?

多少の騒音があっても何とかなりますが、知的水準が低かったり、思いやりがない地域で育つと子供だってどうなるでしょうか?やっぱりそのような環境に引きずられてしまいますよね?
このメールマガジンをお読みになっている方で、横断歩道を渡る際に手を上げて渡る人はいないでしょ?たとえ子供時代に学校で「横断歩道では手を上げて渡りましょう!」と言われても、実際の通行人がやっていなかったらやりませんよね?

子供もちゃんと周囲の人を見ながら行動しているわけです。
ですから、周辺の環境は極めて重要なんですね。

ダメダメ家庭では、子供が何を考えたり感じたりしていることについて考えてはいないので、そんなダメダメな環境で子供を育てることに平気なんですね。

このような問題は逆に出てしまうこともあります。
親は、ただ、ブランドの観点から、高級住宅街に住む。
そして、その状態だけで満足してしまう。
このような形でダメダメ振りが出ることもあるわけです。

勿論のこと、高級住宅街、あるいは文教地区に住むことが悪いわけではありませんヨ。
問題は、そこに住んでいる子供や配偶者が何を考えているのかをちゃんと理解しているか、しようとしているかどうかでしょ?

「文教地区に住んでいれば、後は子供が勝手に勉強してくれるだろう・・・」
「文教地区に住まわせている私はなんと立派な親なんだ!中国の孟子の親に匹敵する!」と、勝手に思い込んでいるダメダメな親もいたりします。

しかし、そんなモンじゃあありませんよね?
問題は子供が何を考え、どのように育っているかでしょ?

ちょっとヘンな環境でも、子供が知性があって、思いやりのある子供に育っていれば問題ないし、文教地区でも家庭がダメダメになりつつあれば、その時点で取っているやり方を変えなくてはならないわけ。

「ダメダメな環境でも全然平気!」という親も、「ウチは文教地区で何とかなるだろう・・・」という地域環境のブランド任せの親も、同じようにダメダメなんですね。だって、肝心の子供本人を見ていないわけですからね。

このような地域環境というものは、スパイラルのように進行するわけです。
昨年(03年)の10月に配信した「学校の選択」についての文章で書きましたが、ダメな学校と評判が立ってしまうと、マトモな家庭の子供は入学して来なくなるので、「子供が通う学校なんか適当でいい。」なんて考えている家庭の子供だけが集まってしまう。だからその学校はますます荒れてしまって・・・
となると、ますますマトモな家庭の子供は入学しなくなり・・・
と、ダメダメのスパイラル進行が進んでしまうんですね。

地域環境の問題も同じ。「安かろう、悪かろう。」になっちゃうんですね。

先日、東京都内のある区の、とある中学校が警視庁からクレームがついたとの報道がありました。何でもその中学校では今年になっての逮捕者が14人だとか・・・
補導ではなく、逮捕なんだからシャレにならない。
この調子だと少年院で授業をしたり、刑務所でクラス会を開催する・・・なんてことになりかねませんよ。

その区は小学校だけでなく、中学校においても公立学校の選択性があるそうです。調べてみると270人の受け入れ定員なのに、入学希望者が61人という中学校がありました。
受け入れ定員の4分の1にも満たないわけ。
しかし、驚かされるのは、4分の1にも満たないということではなくて、61人もの希望者が、まだ、いるということですよね?

逮捕者続出の中学校なのに、どうしてそんなところに自分の子供を進学させるの?
しかし、ダメダメ家庭は子供の教育ということには関心がない。「て・き・と・う」でいいわけ。
そもそも、ダメダメな親は「自分は子育てという労苦を背負わされた被害者だ!」と思っている。これ以上、子供に面倒を掛けられたくないんですね。だから、できるだけラクをしようとすることになる。

「近くであればいいじゃない?」「面倒くさいし・・・」
しかし、最寄の中学校でなくても、15分くらい歩く時間が伸びるだけでしょ?東京23区内なんだから、山一つ越える必要があるわけでなし・・・

あるいは、お決まりの理想論を展開する人もいたります。
「そんな色眼鏡で見てはよくない!」
「子供たちもがんばっているじゃないか!」
「様々な人と付き合ってこそ、子供の将来につながるんだ!」
「皆で学校をよくして行こうよ!」

理屈は色々とあるでしょう。
しかし、学校を改善していくのは子供の仕事なの?子供はちゃんとした学校で、しっかりと勉強をしていれば十分でしょ?社会改善は大人の仕事でしょ?

それに、逮捕者続出の学校に子供を入学させる家庭の子供が集まって、その学校で何を学ぶの?
たとえ、その学校の改善を図ろうとしても、別の親から「そんな面倒なことはイヤだ!」「子供の教育は学校の仕事だろ!」そのように反論を食らっちゃうのは自明でしょ?
だから、そんな学校が近くにあったら、その周辺は土地の値段も下がっちゃいますよ。
そうなると、ますます「安かろう、悪かろう」の地域になっちゃって・・・

「様々な人と付き合ってこそ、子供の将来につながる。」・・・確かに理屈は理屈でしょう。
しかし、ダメ会社の日産自動車を再生させたカルロス・ゴーンさんは、そんなダメ学校の出身で、学生時代にダメ学校を再生させたのかな?多分違うのではないの?
子供の頃からダメ人間と付き合っていたら、「改善」への情熱なんて出てきませんよ。
理想を持っているから、改善への情熱が出てくるのであって、ダメダメな環境だと、「この門より入るもの、希望を捨てよ!」に近い雰囲気で、理想を持つどころではないわけ。

それに加えて、以前ちょっと書きましたが、警察署にも「当たり」の警察署と「ハズレ」の警察署があるわけです。「ハズレ」の警察署に何を頼んでもムダ。だって「オレは定年まで、ノンビリしていよう・・・」と思っている警察官は何もしないのは当然でしょ?それこそ埼玉県の桶川ストーカー事件のような対応になっちゃうわけです。
警察のトップだって、問題が起こることがわかりきっているところに、今更「当たり」の警察署を配置しないでしょ?
ということで、そのような地域は事件が多発するだけでなく、事件を解決することもできず、ますます「荒れ」ちゃうわけです。

「当たり」と「ハズレ」の問題は学校の教員にも当てはまりますよね?ハズレの教員が集まったら、ハズレの学校になるに決まっていますよね?
どうしてそんなハズレのところに住むの?

教員だけでなく、市役所や区役所などの役所もレヴェルが下がってくる。
ダメダメな地域は、マトモな会社がなく、公務員くらいが唯一の就職場所となっている。
だから、そんな場所の公務員は威張っているもの。
プライドだけが高く、能力が低い公務員が集まったそんな役所に、何を依頼しても、マトモには対応されない。

知的な能力がそこそこ高い人は、そんな場所からあきれ果てて逃げ出してしまう。だって、トラブルが起こって役所に対して事態の改善を依頼してもなしのつぶてなんですからね。知性の高い人がいなくなってしまうので、結局は、その地域の知的能力がますます下がってくる。だから、相対的に公務員の「学力」レヴェルは上がることになり、ますます威張ることになる。
逆に言うと、その手の役所のスタッフが異常に威張っている状態だったら、その地域に知的な能力が高い人がいないということも見えてくるわけ。
ダメダメな公務員は威張ることはしても、能力的に低いことには変わりがなく、その地域の問題解決能力も低いまま。ということで、その地域としての知的な能力がますます低下していくわけ。

全体のレヴェルが低下してくると、住民同士のちょっとしたやり取りも、基本的な常識なり発想が違ってしまっているので、齟齬が発生しやすいし、いったん発生した齟齬の意味が分からず、放置して、大きなトラブルになってしまう。
それなりの知性があったり、各方面での社会経験を積んでいる人なら、「このまま何もしないと、トラブルになってしまうのに・・・」と思っていても、ダメダメな地域に安住しているボンクラな住民は何も考えない。知的な能力のある人は、そんな状況にイライラしてしまって、ますますその地域からいなくなってしまう。

ちょっとしたやり取りにおいても、知的な能力に隔絶した差がある場合には、トラブルが収束しない。そもそもお互いが相手の言っていることがわからないので、相互理解にはならずに、信頼感ができない。
ということで、「それなりの」人間は、ダメダメな地域から逃げ出すことになる。

こうなると、もう住民の顔から、貧乏臭くなっちゃうんですね。
「あれっ?ここは中国残留孤児の帰還者の集団かな?」なんて思ってしまうような状態。
まさに、女性なのか男性なのかも、顔を見てもわからなくなってくる状態。
「男性か女性かなんて、胸を見ればわかるじゃないの?」とおっしゃられる方もいらっしゃるでしょうが、胸以上にハラが出ていればわかりませんよ。
まあ、体型的に太めなのは別にいいとして、それなら尚のこと、着ている服には気をつける必要があるでしょ?
ダメダメな地域だとそんなことすら、おざなりになっちゃうんですね。

ただ、逮捕者続出の中学校もそれなりに価値があったりするわけ。ヘタに廃校にして「ゼロからの出発!」なんてことをすると、今までその学校で満足していたダメダメ家庭の関係者が別の中学校に行くことになってしまう。そっちの方が問題ですよね?
「北朝鮮の金政権がヘタに崩壊すると、難民が流出して周辺国が大迷惑!」なんてよく言われたりするでしょ?
まあ、そこの自治体もそのように考えているんでしょうね。

子供に対し「不良学校の改善」なんて社会的使命を与えるよりも、子供の教育に的確に関与する親が中心のマトモな学校に入学させればいいじゃないの?
子供の社会貢献なんて、卒業してからでも遅くないでしょ?
上手く行っている学校を、もっともっと上手く行くように考えればいいじゃないの?
まだ子供なんだし・・・

ダメダメ人間は、自分で考えることがイヤ。
だからこそ、周囲と同じ、つまり「ふつう」であることを求めることになる。
しかし、ダメダメ人間が、周囲と同じでいられるということは、まさに、周辺環境としてダメダメになっているということ。

それこそ、周辺の人が子供にピアノを習わせているのだったら、その家庭だけ何もお稽古事をさせていないと、目立ってしまうでしょ?
あるいは、いわゆるお受験でもそうでしょ?
ご近所が集まって、お受験の話題で盛り上がっていれば、その話題についていけないと、浮いてしまいますよ。

その手のお受験やお稽古事くらいならともかく、たとえば、子供を幼稚園に入れることが常識の地域と、保育園でもOKという地域もあるし、ヘタをすれば、小学校までは何もしなくてもいい・・・ということが通例となってしまっている地域もある。
ダメダメな人ほど、自分自身で考えないので、周囲と違っていることを恐れている。

つまり、ある家庭が子供をネグレクトしても、周囲から目立たないということは、周辺全体がそんなものなんですね。
だからこそ、虐待にまで進んでしまうわけ。

ダメダメ家庭は、自分のような人間が目立たないように・・・という観点からは、周辺環境にはこだわりますが、子供を一人前の市民にするためという観点では、周辺環境にはこだわらないわけ。
逆に言うと、その手の事件の発生は、地域全体の問題を示しているわけ。
その手の事件で被害を受ける子供は、「炭鉱のカナリア」のようなものなんですね。

まあ、その地域のマトモ度なんて、夜のコンビニエンスストアーをチラっと見てみるとよくわかりますよね?お店の前で高校生が制服でタバコを吸っているような場所は、やっぱり避けた方が利口でしょ?
タバコの吸殻の散らかり具合って、結構参考になるものです。
「君子危うきに近寄らず。」
って、ことですよ。

(終了)
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発信後記

韓国人俳優が人気だそうですが・・・オバチャマたちに・・・
ニュースでやっていましたし・・・
私は別に興味もありませんが、ただ韓国ブーム?に乗らないと非国民!と言った風潮は・・・ちょっと勘弁してほしいもの。
ただ、あの手のブームが案外ありがたい面もあるわけです。

映画館で映画を見ていたりする時に、やたら騒がしいオバチャマっていたりますよね?
そもそもデリカシーのない人たちなので、繊細な映画はわかるわけがないのに、コマーシャルに惑わされて場違いの映画を見に来てしまったわけなんでしょう。
内容がわからない人たちなので、映画の最中に居心地が悪くなり、ガサガサゴソゴソと騒ぎ出す。
暗い映画館でガサガサゴソゴソされると鬱陶しい。

そんなオバチャマはそれ相応のものを見ていればいいんですよ。
その手のオバチャマが韓国人俳優の方に行ってくれれば、こんなにありがたいことはないでしょ?ガサガサゴソゴソの連中が、引き寄せられて一箇所に集まれば・・・ポイッ!
R.10/10/11