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カテゴリー | ダメダメ家庭の会話の雰囲気 | |
配信日 | 05年4月29日 (10年7月2日,10年7月17日,10年9月9日に記述を追加) | |
タイトル | 反論のスタイル | |
ある人から、自分が同意できない意見を言われた。 「その意見や、その人に対して、是非とも反論したい!」 そんなことって、当然ありますよね? しかし、ダメダメ家庭では、反論の言葉はともかく、その反論のスタイル自体がダメダメということが多くあったりします。 それこそ、 「アンタは自分の子供を虐待しているのでは?」と疑いをかけられた場合を想定してみましょう。 『何だとぉ!オレがそんなことをする人間に見えるのか!!テメエなんか、ぶっ殺してやる!』と胸ぐらをつかんで反論してきたら? 皆様は、そんな人をどう思いますか? 「そんなに熱心に反論しているのだから、虐待なんてやっていないのだろう。」 そう思う人もいるかもしれません。まあ、虐待事件が発覚した後になって、行政機関などが発表する公式見解って、そんな感じですよね? しかし、行政機関の公式見解はともかく、マトモな人はそのようには考えませんよね? 「自分の意見を相手にわかりやすく伝える意欲がない人間だったら、虐待だってやっているだろうな・・・」 「自分にやましいところがあるから、そんなに気色張っているんだろうな・・・」 「そんなに暴力的なんだから、家の中でも、暴力的なんだろうな。」 こんなところでしょ? ダメダメ家庭は会話の不全の状態です。 会話の不全と言っても、言葉そのものが不在と言うより、会話のスタイルの不全なんですね。 言葉だけは飛び交っていても、相手の話を聞き、相手にわかりやすく伝えるという意欲がない。会話のスタイルが壊れちゃっているわけ。 別のところで書いておりますが、自分の見解に対して合意してほしいというよりも、自分の見解に対して「反論されないようにしたい」という二重否定的なパターンとなっているわけ。 以前にも書いたことがありますが、私のメールマガジンにご意見を頂戴したことがあります。 「オマエの文章が気に入らないから、自分の文章が誤字脱字がいっぱいで乱暴な文章であることがわかっているけど、そんな文章のままで送りつけてやった。」そんな結びの文句でした。 まあ、その人なりに反論したいこともあるでしょう。 私の文章が、その人の「イタイ」ところを突いたのでしょうね。 何回も書きますが、それだったら尚のこと「説得力のある文章」で反論すればいいだけなんですね。 そんな「オマエの意見は気に入らないから、誤字脱字がいっぱいで乱暴な文章であることがわかっているけど、この文章のままで送りつけてやった。」という女性が、将来において、どんな親になっちゃうの?子供とどんなスタイルでやり取りをするの? まさにその女性が書いた文章そのものが、語っているわけでしょ? そんな女性が、子供の話を聞ける母親になるわけがありませんよね? 子供だって、自分の困りごとを、スグに逆上したり、問答無用の物言いをする母親には相談できませんよね? 反論の言葉以上に、反論のスタイルによって、将来のこともわかるわけです。 虐待問題だって、同じです。 疑われた場合の反論の「言葉」よりも、反論の「スタイル」の方が、重要な情報なんですね。 「私は虐待なんかしていない!!」と強く主張して、ドアをバタン!と閉めれば・・・それこそが虐待の根拠でしょ?虐待していないのなら、「どうぞ、部屋の中にお入りくださいな!」とでも余裕で答えられますよね? 「虐待をしていない。」と、様々な言葉で語るよりも、部屋の中に入ってもらった方が、合意を取るという点においては、実効性があるでしょ? あるいは、ストーカーだって同じ。 「アイツは、オレがついていないとダメになってしまう。」・・・そう思うことは勝手ですが、では周囲からの「そうは言っても、彼女も迷惑しているし・・・」という忠告にどう答えるのか? 『何だと!オレが彼女をどんなに大切に思っているのか、わからないのかっ!』と気色ばんだら、完全なストーカーでしょ? 「そうなのかな?では、しばらく彼女と離れてみようか・・・」と冷静に聞くことができれば、まだマシ・・・そんなものでしょ? 同じようなことはクレーマーの問題でも起こります。 「あなたのやっていることは、まるでクレーマーじゃないの?」なんて言われたら、どのように反応するのか? クレーマーの人は「なんだと!ワタシがクレーマーだと言うのか!そんなことを言うヤツには断固抗議してやる!絶対に許さないぞ!」と熱く反論する。 そんな熱い反論で、いったい何を証明しているんだか? ダメダメ家庭というものは、見る人が見ればスグにわかっちゃうもの。 将来において、ダメダメ家庭を作る人間も、見る人が見ればスグにわかるものです。 何も論理的なり理性的に判断できなくても、フィーリング的に「チョット変だな?」と思うようなケースってありますよね?お互いで合意するという肯定方向を向いたやり取りではなく、反論できない状態となってやり取りが終わるパターンだったら、やり取りなんて、うまく行きませんよ。 やり取りが順調に行かない人と一緒にやっていれば、当然のこととして、会話不全の家庭になりますよ。 あるいは、インターネット掲示板の世界において、人の書き込みに反論したりする文章を読んでいると、反論のスタイルそのものがダメダメのケースが多いでしょ?まあ、その手の掲示板は、それだけダメダメ家庭出身者が多いということなんでしょうね。 あるいは、度々取り上げていますが、韓国の問題。 日本にクレームがあるのなら、日本人にわかりやすい形で伝えることが先でしょ?あるいは、日本人からの反論も、真摯に聞くことが重要でしょ? 目を血走らせ、「打倒!日本!」と感情的なスタイルのクレームであること自体に、そのクレームの性質がわかるわけ。それだけ「やましい」わけですね。 あるいは、カルト団体というものは、周囲の人たちから「アナタたちはカルトみたいだ!」なんて言われてしまうと、異常に反発するでしょ? そして、「自分たちがカルト団体ではないことを、アイツらに分からせてやるんだ!」と息巻き、過激な行動を取ったりするもの。 そんな過激な行動こそがカルトの証明でしょ? もし、その団体が本当にカルトではないのなら、周囲からカルトと言われても「アンタたちはアタマが悪いなぁ・・・」と失笑していれば済むだけだし、あるいは「ワタシたちは、こんな考えで行動しているんだよ。」と丁寧に説明すればいいだけ。そんな余裕ある態度をみせれば、周囲の人も「ちょっとヘンテコな人たち」とは思っても、カルトとは思いませんよ。過激な反論をするから、いかがわしく、そして危険に見えるわけ。 「相手の話をふまえた上で、相手にわかりやすく伝えようとしているのか?」 「相手からの反論を聞く用意があるのか?」 言葉そのものよりも、あるいは見解が一致する、しないといことよりも、会話や、やり取りの相手に向き合う姿勢が語るものの方が大きいわけ。 そして、相手からの反論を受け入れようとしないスタイルはスパイラル進行してしまう。 「自分がかわいそうな被害者である。」ということが大前提になって、それ以外の発想は、スグに拒否してしまうわけ。 それこそ、「あ〜あ、ワタシは人と話をすると、どうしてもケンカになっちゃう、どうしてなのかなぁ?」という質問を、周囲の人に投げかけるのはいいでしょう。 しかし、そんな質問に対して『アナタがどうしても言いたいことがあったとして、それを相手に分かりやすい形で言っているの?』なんて答えが返ってきたら、まさに逆上してしまう。 「キーっ!どうしてそんなことを言うのよ!」 そんな逆上が、その人が、いつもケンカになってしまう理由を的確に語っているものでしょ? そんな逆上に対して「まあ、まあ、そんなに熱くならないでも・・・」とか言ったりすると、『なんてことを言うのよ!ワタシは熱くなっていないわ!ホント、いつもいつもミンナはワタシのことを、そう言ったりするけど、ワタシはいつだって冷静よ!』と、更に熱い回答?が返って来たりする。 あるいは、メールのやり取りにおいて、私から「アナタの言葉は自分の身になっていないのでは?人様の既製品の言葉を使いまわすのではなく、もっと自分の目で見て、自分の頭で考えた言葉にするようにしたら?」などと指摘したことがありますが、即座に「熱い」反論が返ってきました。 「この○○先生は、こんなことを言っているんだから、ボクは正しいんだ!」 「アナタは権威ある○○さんの考えを否定するつもりなのか?!」 「聖書にも、こう書いてあるじゃないか?!」 まあ、それはそれでいいとして・・・その言葉は、反論なの? その手の人は、その内実としてはコンプレックスが強い。 だからこそ、相手に対して、弱みを見せないように、「上からの物言い」をすることが多いもの。 そんな「上からの物言い」を指摘したら、見事な反論が返ってきたりする。 「アナタは、このワタシが『上からの物言い』をしていると苦言を呈しておられますが、ワタシとしてはそんなつもりはありません。」なる反論でした。 しかし「苦言を呈する」という物言いが、まさに絵に描いたような「上からの物言い」でしょ? そんなことを書くと「またまた、この人はギャグを書いて・・・」と思われる方も多いでしょうが、幸か不幸か、この私が実際に体験したやり取りなんですよ。 会話というのは、その目的は相互理解でしょ? しかし、ダメダメ人間は「言いたいこと」はあっても、相手に「分かってほしいこと」はない。 だから、やり取りによって、相手が実際にわかったかどうかなんて、どうでもいいわけ。 往復のやり取りではなく、「言いたいこと」を言い放つだけの、常に一方通行なんですね。 そして、その「言いたいこと」とやらも、自分が肯定しているものを説明していく・・・というよりも、自分が否定しているものを、言い放つだけ。 それこそ、「自分は虐待をしていない。」と反論し、言い放つことはあっても、「自分は子供と、このように接している。」と説明できないわけ。 逆に言うと、否定しているだけなので、わかってほしいことがますますなくなってしまう。 相手に合意してほしいことがないので、説明をすることも、聞くことも苦手。 その手の人は、説明することも、説明を受けることにもぎこちないんですね。逆に言うと、説明に対するぎこちなさを見るだけで、その人の会話の不全が見えてくるわけ。 しかし、説明に対してぎこちないがゆえに、同類が集まってしまって、感覚がマヒしてしまう。そんな人たちは「説明に対するぎこちなさ」を説明されても、当然のこととして、理解できない。 結局は、「アイツはオレたちにヒドイことを言っている!」と被害者意識が爆発するだけ。 ダメダメな人は、格好のいい言葉だけに目が奪われて、会話のスタイルには目が行かないわけ。そんな「マトモ感覚」がない人が、ダメダメな人間と結婚し、ダメダメ家庭を作ってしまうわけです。 (終了) *************************************************** 発信後記 先日、フランスで観光バスの事故があって、日本人観光客がお亡くなりになったそうです。 テレビで、日の丸のついた日本語の観光ガイドが写っていました。 しかし、ヨーロッパを旅行された方はご存知でしょうが、日の丸のついた日本語の観光ガイドを持っているからといって、その持ち主が日本人とは限らないわけ。この連休で海外に行かれる方は、チェックしてみてくださいな。 日の丸のついた観光ガイドを目立つように持っている人間は、まずは韓国人なんですね。 「日本人向けのガイドを持っているから、あの人たちは日本人なんだろう・・・」と近づいていっても日本語を話していなかったりするわけ。 まあ、日本人はそんな日の丸がついた観光ガイドを目立つようには持たない。 日本人は「私は、旅慣れているから観光ガイドなんて必要ないのよ〜。」と見栄を張る。そしてそっと観光ガイドでチェックするわけ。 韓国人は「私は日本人なんだよ〜。」と見栄を張る。だから読めもしない日本語のガイドで日本人のふりをするわけ。 それだけ、韓国人がヨーロッパで認知されていないことがわかっているんでしょうね。しかし、そんなことするから、ますます「あいつらはダメだなぁ・・・」となるわけでしょ? 日本に対しては、「韓国人は偉大だ!」と言っておいて、ヨーロッパでは日本人のふりをする・・・何といったらいいのかなぁ。 まあ、韓国人がダメダメであることを、一番わかっているのも韓国人なのかもしれませんね。韓国人もそれが無意識的にわかっていても、意識的に認めたくないものだから、日本に感情的なクレームをつけてくるわけでしょうね。 |
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R.10/9/9 |