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カテゴリー ダメダメ家庭が持っている発想
配信日 05年10月24日 (10年10月25日 記述を追加)
タイトル 男女の分類にこだわる
「男と女の間には友情は存在するか?」そんな問い掛けはよくあったりしますよね?
「やっぱり男と女が好きになったら、友情などありようもなく恋愛感情になっちゃうんじゃないの?」そんな考えの人もいるでしょうし、「イヤ!友情だって存在する。ワタシは友情を持っている!」なんて、リキんで反論する人だっていますよね?

強い好意を持ったら、どうなっちゃうのか?そのような昔ながらの問い掛けは、それなりに考えるに値するもの。
しかし、現実には「男女の間」で、常に「強い好意」が存在しているわけではありませんよね?

相手が男だろうと、女だろうと、「ムシの好かない」人間と、「フィーリングが合う」人間はいるもの。フィーリングが合って、話が弾んで、それから初めて好意を持ったりするわけでしょ?
そうやって好意を持ったら「友情なのか?恋愛なのか?」などと考えればいいわけ。しかし、現実には「それ以前」の状態がほとんどなんですね。
ただ漠然と、「話が合う」人と、「合わない人」。そんなモンでしょ?

しかし、それって実際に話をしたから「合う」「合わない」ということがわかるわけですから、話もしないと、自分と「合う」人かどうか、わからないわけですよね?

ダメダメ家庭の人間は会話の能力が低い。このことはこのメールマガジンで何回も書いています。会話の能力が低いので、漠然と「自分と話が合う」人などは存在しないわけ。
ダメダメ家庭の人間にしてみれば、「あの人とは気楽に話ができる。」なんて人は、男女に関係なく存在しようがない。ダメダメ家庭の人間というものは、そもそもどんな人とだって気楽には会話はできないわけです。
会話ができないので、どうしても「恋に恋する」傾向が強い。妄想の中でどんどんロマンティックなストーリーが進行してしまうわけです。
人とのやり取りも、妄想が主であって、現実が従となってしまう。
妄想が主なんだから、同性とのやり取りは、そのようなシミュレーションの段階からやっていない。だから、ますます同性のやり取りがぎこちなくなり、その分だけ異性に対して期待してしまう。

一般の人にとっては、男女の間柄と言っても、ほとんどが、漠然と仲がいい人とか、会いたくない人と言った中間レヴェル。しかし、ダメダメ家庭出身者にしてみれば、その中間領域の大多数が存在しないことになるわけ。

このような人にとっては「男と女の間には友情は存在するか?」という問い掛けが非常に重要になってくることになる。しかし、会話もおしゃべりもできない人間なんだから、その問いに対する結論は見えていますよね?と言うか、そんな人は男同士であろうと、女同士であろうと友情というか、漠然とした親近感なんて存在していないもの。だからこそ恋愛というものに過剰な期待を抱いて、妄想に励んでしまうわけ。
逆説的な言い回しをすると、同性でのやり取りが不全であるがゆえに、異性とのやり取りに過剰に期待してしまう。異性を肯定しているのではなく、「異性の人しか、自分の相手になってくれない。」という異性の二重否定のようなもの。

異性とのやり取りとなると、言葉による会話は必要ないパターンも、いちおうは可能。
特に女性にしてみれば、その気になりさえすれば、関係を構築することは現実的にできることになる。まあ、一般的には、その気になることはなく、まさにインターネットの掲示板でグチっているだけになるわけですが、女性でも男女間の関係だったら、当人が覚悟を決めさえすれば、何とかなるわけ。
逆に、同性でのおしゃべりだったら、その人が覚悟を決めてもできませんよ。インターネットの掲示板のようなところならまだしも、対面での気楽なやり取りなんて実に敷居が高い。だって、もともとの会話の能力がないわけですからね。当人の覚悟だけの問題とは言えないわけ。

そして、同性とのやり取りによる敷居の高さは、それまで生きてきた中で頻繁に感じることになる。しかし、異性とのやり取りには、そのような敷居の高さは感じてはいない。
だって、実際のやり取りをしてきていないわけですからね。
だからこそ、異性に過剰に期待する。
そして、過剰な期待があったがゆえに、うまく行かなくなると「裏切られた!」と大騒ぎすることになる。そして、そのような被害者主張によって、同性同士のやり取りも、それなりに可能になる。そして、被害感情で共鳴し、結びつきができる。しかし、そんな結びつきは相互理解に基づいたものではなく、単なる感情次元の共鳴なんだから、その人の会話の能力はますます落ちていくだけ。

それに加えて、ダメダメ家庭の人間は、やたら人間をカテゴリーで分類したがる傾向があります。このことも以前に配信しております。それこそ左翼と右翼とかの分類を愛用するわけ。そんな分類大好き人間が男性と女性の分類にこだわらないわけがないでしょ?

まあ、「恋に恋する」くらいなら勝手でしょう。しかしこの手の人って、当然のこと、男女間で発生する問題を極端に見ちゃうんですね。
「悪いのは全部オトコのせいだ!」なんて調子。こうなると一種のテロリスト。
現実でも結構いたりするでしょ?
しかし、それって自分自身の会話の能力の不足の問題を、他に転嫁しているだけなんですね。

この手の男女の分類に異常にこだわるって、ダメダメ家庭だけでなく、もっと一般的にダメダメ組織ではよく見られるところです。
たとえば韓国などそうですし、もっと顕著なのはイスラム。
イスラム世界では暑いのに女性はあんな格好をさせられている。

つまりそれだけ、イスラムの男性が、女性を「性的」な対象としてしか見ていないということですよね?だから女性だって、あんな格好をする必要があるわけでしょ?自分の魅力を隠して自分の身を守らないといけないでしょ?しかし、マトモな社会だったら、性的な対象以前におしゃべりの対象ですよ。話そのものを楽しんだり、話をしている相手の表情を見たりするものでしょ?
恋愛感情を持ったり、性的な関心を持ったりするのは、そのおしゃべりの次の段階。
しかし、会話がなかったらそんな順番にはなりませんよね?

やたら恋愛の対象として考えたり、逆に諸悪の根源とみなしたり・・・
本人がそんな極端な発想をするのは勝手。
しかし、そんな人が選んだ結婚相手ってどんな人?

そもそもダメダメ家庭の人間は、信頼と好意の区別ができないことは、このサイトで頻繁に書いております。
結婚に当たっても、相互理解を踏まえた信頼関係に基づいたものではなく、好意という一時的な感情で結婚してしまう。そもそもフランクなやり取りをしてきていないのだから、一時的にも好意を持ってしまったら、「これこそが運命の恋だ!」と舞い上がってしまい、抑えが効かなくなってしまう。信頼というものを理解できない人間にしてみれば、そもそも友情なるものは存在しないわけだから、ちょっとでも好意を持ったら、突っ走ってしまうわけ。
しかし、相互理解がない関係だと、結局は修羅場になってしまうのは誰でもわかること。

逆に言うと、信頼関係の比重が高くなってしまえば、ヘンな話になりますが、その夫婦は、恋愛というよりも、友情に近いものに落ち着く場合もある。
完全な友情状態の夫婦も、また、微妙なところがありますが、少なくとも、好意があっても信頼がない状態が陥るような修羅場にはなりませんよ。
何か問題があったら、会話によって、意思疎通を図りながら調整していけるわけですからね。

そもそも、会話どころか、おしゃべりもできない人と結婚するなんて、マトモな人ではありませんよ。そうなると、その結婚生活もうまくいくわけもなく、そうなるとまさに「悪いのは全部オトコのせいだ!」と敵意を膨らませるわけ。
結婚で失敗するのは大人同士の問題ですが、そんな人は、当然のこととして子育てだってうまくいきませんよ。そんな人が母親になってしまったら、以前にも書きましたが、「男の子だけをかわいがる」ようになったりするわけ。

しかし、会話もできない母親に、そして、何かというとカテゴリー分類をするしか能がない母親に「入れ込まれる」男の子だって迷惑ですよ。
そうして、その息子さんがトラブルを起こし、母親の側は「こんなに、息子に対して期待していたのに、裏切られた!」とやっぱり大騒ぎすることになる。
文章で書くとギャグそのものですが、現実でも結構よくある事例でしょ?

男女の分類にこだわる姿勢は、他愛のないおしゃべりも、そして、中身が伴った会話もできないということの別の言い方である・・・そのように見ると、その手の人について理解しやすいものでしょ?

(終了)
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発信後記

昨日(10月23日)の神奈川県の補欠選挙では3人の女性候補の争いになりました。
結果的には自民党の人が当選となりました。
誰が当選しようと構わないのですが、私が一番注目したのは共産党からの候補者。
共産党の問題は、そのうちこのメールマガジンで取り上げて考えて見たいと思っています。
イデオロギー云々は別に、ダメダメ家庭の問題から考えて行くと、色々なことが見えてきたりするんですね。

その神奈川県の補選の共産党の候補者の演説がニュースでやっていましたが、内容はともかく、その口調が印象的。
妙に丁寧で、念を押しながら話を進めていくわけ。そして妙に人工的な笑顔。これは多くの共産党の候補者に共通していますよね?
どこかで聞いたなぁ・・と思い出してみるとピョンヤン放送の女性アナウンサーの口調とよく似ているんですね。

まあ、あの口調を聞いて、好感を持つ人ってどんな人なんだろう?
そして、どうしてあんな口調になっちゃったんだろう?
普段もあんな口調なのかな?

色々と考えさせてくれますよね?
R.10/10/25