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カテゴリー 会話のスタイル(聞き手側)
配信日 05年11月18日 (10年11月27日 記述を追加)
タイトル 無意味な茶々
このメールマガジンで何回も書いていますが、ダメダメ家庭の人間は会話ができない。相手の話を真摯に聞いて、自分の考えをわかりやすく伝えるという発想がない。
それに、そもそも「自分自身がどんな人間なのか?」「何が欲しいのか?」「どんなことを知りたいのか?」そんなことを自分でもわかっていない。

だって、自分自身について考えることから逃げ続けてきたわけですからね。
込み入った話題から逃げることが習性になっている・・・そんな自己逃避的なダメダメ人間とやり取りをしていると頻発するのが、無意味な茶々。

これによく似た事例は、以前に「クイック・レスポンス」ということで配信しております。
自分にとって都合が悪い点を指摘されると、どうでもいい些細なことにはスグにレスポンスをして、本質的で、込み入った話題には何も答えないわけ。その事例は、基本的にはメールでのやり取りにおいて発生いたします。

無意味な茶々は、顔を合わせての実際の会話の際に発生するものです。
相手の側が自分の考えを話している最中に、不必要な合いの手や茶々を入れたりするんですね。

「この件については、今までとは別の観点で考えてみましょう。そして○○のような事情と、△△のような事情を考え合わせて、後は当人の希望を入れて・・・そして・・・」
なんて話の途中で、
『けど・・・コッチのこともあるし・・・』
なんて即座に茶々を入れるわけ。

何も相手の話を全部聞いた後で、自分の考えをじっくり言えばいいじゃないの?
相手だって、1時間以上話し続けているわけではないでしょうからね。
無理に茶々なんて入れなくても、自分自身が相手の話をちゃんと聞けば、相手だって、自分の話をちゃんと聞いてくれますよ。そっちの方がマトモでしょ?

どうして、そんなに無理に茶々を入れよとするの?
それって、結局は、自分自身の込み入った話題にしたくないわけ。まあ、話題を外にそらしたいという思いもあるんですね。
勿論のこと、ダメダメ家庭出身者にとってみれば、そんな程度の会話しか、子供の頃からやっていないということもあるわけです。

そもそもダメダメ家庭は当事者意識がなく、達成したいものそれ自体が存在しない。
だから、解決しなければならない課題もない。だから、真剣に議論する必要もないわけ。
むしろ、真剣なやり取りになってしまうと、やり取りの雰囲気が悪くなってしまう可能性があり、それが怖い。あるいは、やり取りが自分のアンタッチャブルなマターに移ってしまう可能性があるので、その点を警戒することになる。
だから、とりあえず、その場の雰囲気が「熱く」ならないようにしたり、アンタッチャブルなマターに行かないような、「中途半端な仕切り」をすることになる。
その仕切りは、「雰囲気が悪くならないように」「自分にとってマズイ話題に向かわないように」という減点法的な仕切りであって、「議論によって成果を得る」「合意に至る」という肯定的な仕切りではないんですね。

そんな人は、議論において、率先して仕切る能力も意欲もないわけですが、いわば、警戒心を持って、やり取りを見守り、中途半端に関与する立ち位置を持とうとするわけ。
自動車の運転で例えますと、ハンドルを持つのではなく、ブレーキだけで運転しようとするわけ。
そんな中途半端に仕切られても、その場の雰囲気としては、確かに「悪くはない」というか「事故にはならない」とも言えるわけですが、そんなやり取りが楽しいわけがないし、どこかに到達するわけもなく、有意義になるわけもない。
結局は、「コイツとは話をしたくないなぁ・・・」と思うだけ。
そんなことは当たり前のことですよね?

となると、どうなっちゃうのでしょうか?当然のこととしてマトモな人はそんな人から去って行き、そんな茶々を入れられて何とも思わない人同士で集まることになる。
そして結婚。
会話ができない人間同士の結婚の結果なんて、火を見るより明らかでしょ?

皆様の周囲でも、妙に不必要な茶々を入れる人っていたりするでしょ?
そんな人との会話なんて、決して楽しいものではないでしょ?
そんな人とは無理に話を合わせる必要はないわけ。腐ったミカンと無理に一緒にいても、自分が腐るだけ。相手の話を最後まで聞くということに、お金が掛かるわけでもないでしょ?だから本来なら誰でもできることですよね?
たとえ、ダメダメ家庭の出身者でも、せめてそれくらいはできないと、何も改善できませんよ。

外見上は、マトモな職業の人でも、そんな無意味な茶々を入れるような人は、ダメダメ家庭の出身者と見て間違いがないわけ。最初のうちは外見上はそれなりにマトモに見えても、深く付き合うようになると、ダメダメな本性が出てきたりするわけです。
この手の人って、ボランティアの場などに結構いたりするでしょ?
そのような場を観察してみると、結構面白いものですよ。
そもそも、ボランティアというものは、活動における「茶々」のようなもの。
自分なりに一つのことにじっくり取り組むのが怖いので、誰かの一生に「合いの手」の入れているだけとも言えるでしょ?

そんな茶々を入れられて、大人だって不快になるわけですから、子供だったら、尚のこと不快になるでしょ?それに子供だったらその不快さの意味もわからないわけ。だから、子供の側が「自分自身が悪いのかな?」なんて思ってしまう。

そんな状態になったら、もう子供の側が遠慮をして、親には話をできないでしょ?
しかし、子育てを被害と考えるダメダメな親は、そんな状態こそ望んでいるわけ。だから後になって大きな事件が起こったりするんですね。

(終了)
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発信後記

最近になって急に寒くなってきました。
私としては、寒いなら寒いなりに温度が安定していた方がラクです。
気温が変動すると、体調も変動したりする人間なんですよ。自分は変温どーぶつなのか?と思ってしまうほど。

最近寒いなりに温度が安定してきましたので、どっかーんと、多くのメルマガ用の文章を書きました。
世の中の方も、ダメダメ家庭の事件が相変わらず起こっていて、むなしくなります。だって、ほとんどの事件が、メルマガで取り上げた項目で説明できてしまいますからね。

とはいえ、私が指摘しているようなことを、言ったりすると、正論オバンが茶々を入れて来たりするんでしょうね。そんな正論オバンこそ、まさにダメダメ家庭を作っていたりするものなんですね。
R.10/11/27