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カテゴリー ダメダメ家庭にないもの
配信日 05年12月21日 (10年6月24日に記述を追加)
タイトル パソコンを持っていない
このメールマガジンではダメダメ家庭の様相を具体的に書いていくと言ったスタイルを取っています。ずいぶんと多くの文章を書いていますので、購読されておられる方には、読んでいて「自分にドンピシャ!」となってしまって不快に思われたこともあったでしょう。

私は別に購読者を怒らせることが目的ではありませんが、購読者の全員が「喜んで納得する」ような文章は無意味だと思っています。
見たくもない現実を見せられれば、人は怒ったりするもの。
事実だからこそ、怒るのであって、全く無関係のことだったら、腹も立たないでしょ?
重要なことは、怒った後で自分で考えることでしょ?
逆に言うと「喜んで納得した」だけでは、自分で考えないことにもなってしまいます。

とはいえ、今回は、購読者の全員が該当しないお題です。だから気軽に読めるはずです。
今回は、ある種のダメダメ家庭の特徴の一つとして存在する、「パソコンを持っていない」という点について考えて見たいと思っているわけ。

このメールマガジンはパソコン向けのメールマガジンですから、購読されておられる方は、皆さんパソコンをお持ちでしょう。と言うか、やたら文章が長いし・・・携帯では読めませんよね?

パソコンを持っていたり、使いこなしていたりしても、その家庭がマトモ家庭とは言えません。現在ではパソコンなんてみんなが持っているものですからね。
しかし、逆に言うと、今時パソコンも持っていない人ってどんな人なんでしょう?
そのような疑問も出てきますよね?

まあ、棺おけに片足を突っ込んだ状態のジジババはしょうがない。今更、新しいことをする意欲も能力もないんでしょう。そのような人にはヘタに関わらなければいいだけ。
しかし、世の中には現役世代の方でもパソコンを持っていない人もいますよね?

よっぽど低所得者なの?まあ、そのような例だってあるでしょう。
しかし、就職したり、会社で仕事をするにも最低限パソコンくらいは使えないとダメでしょ?多少の出費をしても、自分で勉強しないとね。それに、そのような人は往々にして車は持っていたりするもの。だから、お金の問題とは言えないわけ。それにパソコンなんて中古品を買えば3万以内で全部そろってしまいますよ。それくらいの出費もできないのなら、今後どうするの?

まあ、皆さんも、周囲の人でパソコンを持っていない人をご存知だったりするでしょう?
そのような人ってどんな人でしょうか?
パソコンを持っていない人って、ほぼ例外なく「グチっぽい」人でしょ?

「あ〜あ、上手く行かないなぁ・・・」
「困った!困った!」
「何か、いいことないかなぁ・・・」
そんな調子。

上手く行かないのはいいとして、
「じゃあ、上手く行くためにアンタはどうしているの?」
そんなグチを聞かされると、そう思っちゃいますよね?

パソコンでも買って自分で色々とやってみたら?
なんて言ったりすると、
「うーん・・・でも・・・」
「ワタシは、お金ないし・・・」
「なんか、難しそう・・・」
大体が、そんな返事が返ってくるもの。

じゃあ、パソコンを買わないのはいいとして、アンタはどうしたいの?
なんて続けて聞くと、やっぱり「うーん・・・」と言うだけ。
あるいは、ダメダメにお約束の「ただ、ふつうの・・・」なる言葉になってしまう。
そんな人って結構いたりするでしょ?

何かを始めるのは、やっぱり覚悟が必要なもの。このことは以前に配信しております。当事者意識がないダメダメ人間は、覚悟を持って何かを始めるなんて縁がない。常に「て・き・と・う」に流れているだけ。

当事者意識がないので、情報を集めたり分析したりする意欲もない。
もちろん、パソコンを使っても、クレーマーをやったり、単にグチを並べているだけのホームページを立ち上げている人だっていますよね?パソコンが使えるからといって、マトモとは言えない。
しかし、もっとどうしようもないダメダメな人間は、そんなダメダメなことすら始める意欲もないわけ。

それこそドメスティック・ヴァイオレンスの問題などでグチを交換している女性たちもいます。まあ、グチの交換くらいで済んでしまっては、ほめられた話とは言えません。だって、次につながりませんものね。しかし、インターネットなどでのグチの交換すらしないで、ただボケーっと殴られているままの人だっているわけ。
そんな人ができる事と言ったら子供を作ることだけ。
そして、出来てしまった子供にグチを言うことだけ。

それこそ、似たようなことは農民にもあったりするでしょ?
自分では何もせずに、昔ながらのことをやるだけで、他にやることといえばグチを言うことだけ。
「オレたちは大変だ!」
「農民は苦しい!」
と、嘆き節。
『そんなに大変なら自分で新しいことを色々とやってみたら?』『農民なんて辞めればいいじゃないの?』などと言われても「そうは言っても・・・」「そんなことはできない!」と言うだけ。

だったら『アンタ自身はどうしたいの?』
と聞いても「うーん・・・」「政府が考えて欲しい!」

こんなモノでしょ?そんな人と誰が一緒にいたいと思うの?女性だってそんなグチしか言わない男性はイヤですよ。
そんな状況になっても、「オレたちの元には嫁が来ない!」とグチるだけ。
そんなに嫁がほしいのなら、自己紹介のホームページでも立ち上げればいいじゃないの?

情報を集めるツールとしてのパソコンというだけでなく、発信するツールとしてのパソコンの役割もあるでしょ?
誰かに対して、自分の考えを伝えようとしたら、その人に対して直接的に伝えるのが、一番誤解が少ないのは当然のこと。間に人が入ったら、その分だけ誤解が生まれやすく、誤解によって発生してしまったトラブル対するトラブルシューティングが発生してしまい、更に、ややこしくなるだけ。

だから、できるだけ間に人を入れないで済むようなコミュニケーション手段を持っていることが必要なんですね。
そうして、やり取りを積み重ねて、相互理解を達成し、それによって、信頼関係を構築していくことができる。
逆に言うと、信頼関係を構築するためには、最初はともかく、やり取りの最中には、間には第3者的な人間を入れない方がいいのは当然でしょ?

しかし、信頼というものを理解できず、好意という感情次元で、人間関係を捉えてしまうダメダメ人間は、相手から怒られたりするのが怖い。あるいは、都合が悪くなったらスグに逃げたり、言い訳ができるようにしたい。
そんな人は、やり取りにあたっても、「これだけはわかってもらうんだ!」と強い気持ちを持っているわけではない。ただ、ダラぁ〜とやり取りしているだけ。

そんな人が言っていることは、まさに「あーでもない、こーでもない」ということ。中身がないんだから、相手に対して直接的に言う必要はないでしょ?直接的に言ったら、相手から怒られるだけですよ。

ホームページを広報活動として認識している方もいらっしゃるでしょうが、間に人を入れない形での直接的なメッセージの発信という意味の方が本質的なんですね。
できるだけ誤解がないように伝えたい・・・そんな気持ちを持っていなかったり、そんな観点に対するセンシビリティがないということは、結局は、その人自身に伝えたいものそれ自身を持っていないわけ。
直接的に伝える必要を感じていないということは、それだけ中身がないということでしょ?

パソコンを持っていてもダメダメな人はダメダメですが、パソコンを持っていない人は、そもそも自分自身で何かをやるという当事者意識がないんですね。だから例外なくダメダメ。

たとえば、子沢山の大家族なども、そんな観点から見ることができます。
経済的に裕福な家庭で、子供と一緒にいるのが好きで、その結果として子供が多くいるような場合は、当然のこととしてパソコンくらいは持っているもの。
パソコンも持っていないのに子沢山だったら、そんな家庭の親は子供しか相手になってくれないし、何も考えずに子供を作ってしまって、結果的に子沢山になってしまったわけ。
パソコンも持っていないのに、子沢山なんて、もうシーンが目に見えるようでしょ?

それに、その人自身の問題だけではありません。当然のことに周囲の環境の問題だってありますよね?
その人の周囲の人の多くが、パソコンを使っていれば、当人だって何となくパソコンを始めたりするでしょう。
だから実家のレヴェルとか、地域環境の問題もあったりするわけ。

実家が知的レヴェルが低い家庭で、親がテレビばかりを見ている人だったら、自分でパソコンを使いこなすために勉強しようなんて中々思えないでしょ?お金の問題というよりも、自分で勉強することに心理的な抵抗があったりするわけ。その家庭の周囲の人たちが、勉強とは無縁な人たちの場合も同じ。そんな環境で安住していたら、もっとダメダメになっちゃうでしょ?

パソコンを使いこなすことは、歯並びの問題と似ています。歯並びがよいからといって、マトモ家庭の人間とは言えませんが、歯並びが悪い人はダメダメ家庭であることがわかるようなもの。まあ、ちょっとしたリトマス試験紙のようなものなんですね。

自分で何かをやろうとしたら、パソコンくらいは使いこなそうとするでしょ?
あるいは、これだけは分かってほしいという強い気持ちがあるのなら、直接的なコミュニケーションを重視するでしょ?
パソコンを持っていないということは、それだけ当事者意識がないわけですし、伝いたい気持ちも、中身もないわけ。分かってもらいたい、誤解されないように正確に伝えたいという意識そのものが希薄なんですね。そんな人たちの家庭が将来的にどうなるか、なんて言うまでもないことでしょ?

(終了)
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発信後記

まあ、パソコンも20世紀の時代?には、やっぱり20万円以上はかかりましたからね。かなり覚悟のいるものでした。
しかし、21世紀の今だったら、中古だったら安いものでしょ?

だから、今パソコンを買おうとしないのは、お金云々というより、新しいことを始める抵抗感なんですね。人間は誰しも新しいことを始めるのには抵抗があるもの。しかし、新しいことへのチャレンジを逃げていたらダメダメでしょ?
パソコン以外の新しいことへチャレンジするのなら、別に問題はないでしょうが、パソコンを習得するくらいのチャレンジが一番簡単でしょ?

パソコンを使っていてわからないことが出てきたらどうするのか?
心理的抵抗感の中には、そのような問題もあるわけ。周囲の人のレヴェルなり、周囲の人との交流。その点も関わってくるわけ。ダメダメ家庭は、何もパソコンの問題に限らず、自分たちの周囲にそのようなサポートしてくれる人間がいなかったりするわけ。だから、心理的抵抗も大きくなる。このパソコンの問題は、ダメダメについてのリトマス試験紙としては非常に有効なわけです。

勿論、たびたび書いていますが、パソコンを使いこなしているからといって、マトモであるなんてとても言えませんが。
R.10/6/24