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カテゴリー ダメダメ家庭はいつも否定形
配信日 06年10月24日 (10年9月21日 記述を追加)
タイトル 頼んだ覚えはない
ダメダメ家庭は否定形の物言いが多い。
このことはこのメールマガジンで、たびたび書いています。
「ない」とか「違う」とか・・・そんな言葉が多いわけ。
それこそ、以前にも書きましたが、「悪くはない!」なんて、意味不明の言葉が飛び交っているわけ。
「悪くはない」のはいいとして、じゃあ、アンタはどうしたいの?
そんな言葉を聞いても、そう思ってしまうでしょ?
たとえ、トラブルになったとしても、「ワタシはあの時点では、このように認識し、このように考え、このように行動しました。」と説明すればいいだけ。いきなり「悪くはない」と言われても、何もわからないでしょ?
だから、スグに「悪くはない」なんて言葉を言い出すような人は、ダメダメ家庭の人なんですね。

さて、今回も否定形の言葉を取り上げましょう。
「頼んだ覚えはない。」という言葉です。
まあ、もうちょっと細かく書くと「そのことは、コチラが頼んだわけでもなく、オマエたちが勝手にやったことじゃないか?!」そんなものでしょ?
最近、この言葉が頻繁に使われるのは、昨今話題になっている学校給食の給食費の支払い拒否問題において、親が主張する根拠がこの考え。
確かに、子供に給食を提供することを、その親が頼んだわけではないでしょう。
「コチラが頼んだわけでもないのに、学校側が勝手に給食を出しておいて、金を払えとは何事だ!だから、給食費なんて払わないぞ!」

論理は論理で存在するでしょう。
その親が子供に給食を出すことを学校に対して頼んだわけでもないことは、その親がおっしゃるとおり。
じゃあ、そんな親は何を頼むの?あるいは、子供の食事をどうしたいの?
「給食ではなく、お弁当を持たせたいんだ!」
そう主張するのなら、それはそれで親の見識ですよ。

しかし、「違う!違うんだ!」「頼んだ覚えはない!」
そんなことを言ったって・・・「じゃあ、いったいどうしたいの?」そっちの方が重要でしょ?

まあ、この給食費支払い拒否問題は、話題になっていますから、色々な意見を持たれる方も多いしょう。給食費の費用対効果を考えれば、給食費なんて安いもの。という効率に基づいた考えを持つ人の方が多いでしょ?

しかし、ダメダメ家庭というものは、常に被害者意識を持っている。あらゆることを自分が被った被害と捉えるわけ。だから、自分の子供に食事を提供されることすら被害と捉えてしまうわけ。
「ああ!頼んでもいないのに、子供に給食なんか出されてしまった!まあ、何てかわいそうなワタシたち!!」・・・ギャグではなく実際にそう思っているでしょ?費用対効果という経済的な問題ではないわけ。心理的に、自分に浴びせられた被害のひとつとして給食を捉えているわけ。自分が被った被害に対して、お金を払うわけがないでしょ?それに、ダメダメ家庭では、そもそも子育て自体も、親である自分が被った被害と捉えている。そんな親が子供に給食を提供されても感謝はしませんよ。

そもそも子供の教育は学校の仕事。親は無関係。
それどころか、親である自分は子育てと言う義務を押し付けられたかわいそうな被害者。
それがダメダメ家庭の常識なんですからね。

それに、ダメダメ家庭というものは、食事にいい思い出がない。
ただ無言でエサを食べている・・・そんな食事風景しか思い出せないわけ。食事を楽しいことだと思っていないんだから、子供に食事を提供されても、絶対に感謝はしないでしょ?

「子供に給食を出すなんて・・・また面倒なことをしやがって・・・コッチは頼んだ覚えはないからな!」
そう言い出すのは当然なんですね。

被害者意識が強いダメダメな人は、あらゆることを自分がこうむった被害と認識する。
給食費支払問題以外にも、そんな実例が出てくるのは、別のところで取り上げております韓国の歴史教科書です。それこそ、日本統治下での政策のすべてが「被害」とされている。
たとえば、当時の朝鮮半島では、貨幣は地域によってバラバラでした。
日本統治下で、それを統一したわけ。
そして、韓国の教科書では、その貨幣統一を、日本政府の悪辣な政策と弾劾している。
そして、当時の朝鮮の人は、その政策によって大きな被害を受けたと主張している。
まさに「頼んでもいないのに、やりやがって!」というわけ。

まあ、その貨幣統一を気に入らないのでしたら、そんな考えもあるでしょう。
じゃあ、韓国国民としてはどうしたかったの?
21世紀の今でも、地域によって、貨幣がバラバラのままでいることが理想なの?
もし、そうだったら、今からでもそうすればいいだけ。そのための、補償こそを日本政府に求めればいいだけ。

しかし、ダメダメ人間は、当人自身の希望が何も言えない。
目先のマイナスに食いついて、それを被害と認識し、「ああ!オレたちって、なんてかわいそうなんだ?!」と大仰に騒ぐだけ。
「オレたちは、こんなことを頼んだわけでもないのに、アイツらときたら、勝手にこんなことをしやがって!」
そんなスタイルは、給食費の支払いを拒否する親の心理と全く同じでしょ?

しかし、そんな親に育てられた子供が、将来どんなことを自分の親に対して言うようになるんでしょうか?
そんなことは簡単に予想が付くでしょ?
「ボクはアンタたちの子供になってよかったなんて思ったことはない!産んでくれと頼んだ覚えはない!」
至極全うな論理。
この親にして、この子あり。
子は親の鏡。

しかし、子育てを自分が被った被害と捉えているダメダメな親は、子供からの、実に的確な指摘に対して逆上するばかり!!
「貴様!親に向かって何てことを!!」

まあ、ダメダメな親がそんな逆上をするのは勝手ですし、今更どうしようもない。
そんな人間ができることは、子作りくらいですよ。
しかし、世の中に跋扈する説教オヤジや正論オバンが、そんな境遇にある子供の切実な叫びに対してどうするでしょうか?
まさにダメダメな親とまったく同じことしかしないでしょ?

「そんなことを親に対して言うものではありませんっ!」「まったく・・・親御さんがお気の毒だわ!!」
これでは、ダメダメ家庭で困っている子供も、周囲に相談できないでしょ?
逆に言うと、子供がそんな物言いをしているようだったら、子供を責めてもしょうがない。
子供がそんな物言いをするようになった背景となっている家庭について考えていかないとダメなんですね。と言っても、現実は、子供が何を言っても周囲の大人は問答無用で子供に説教するだけ。そんな環境なので問題を子供だけで抱え込んで、やがてドッカーンとなってしまう。

給食費の支払い拒否なんて、そんなわかりやすい対応を取ってくれているんだから、むしろ親に対しては感謝しないとね。
早いうちに対処すれば、ドッカーンになることはないわけです。

そもそも、被害者意識が強い人は、誰かから説明されたり、説得されることからして被害と認識する。だから、誰かから「もっと、子供に関心を持ちなさいよ!」と言われたりすると、被害者意識が爆発して、逆上するだけ。
そして、「鬱陶しいなあ!もう、放っておいてくれよ!」と言い出す。
そんな親は、明確なネグレクトなんだから、さっさと去勢手術をして、子供の親権を取り上げるのが現実的であり、対処としては、そんな方法しか存在しないわけ。

とは言え、現実では、そんな「現実的な効果」につながる対応をとらずに、「対処したという形」を現実的に設定しやすい子供の側に説教するばかり。しかし、子供がどうやって親の問題に対処するの?現実的に不可能でしょ?だから、結局は、そのひずみが子供に集約して、ドッカーンとなってしまう。そして、周囲の人たちは、子供がドッカーンとなってから、「どうして、こんなことに?!」と真顔でコメントするんだから、それこそがギャグですよ。

「頼んだ覚えはない!」なんて否定形で言い訳するよりも、「自分はこれを頼みたい!」って、肯定的に、そして具体的に言った方がマトモなんて、子供でもわかること。
だから、そんな家庭に育ってしまったのなら、そのことを早めに自覚して、親に対して、「ワタシを育ててくれ!とアンタに頼んだ覚えはない。」・・・なんて言うより、「アンタたちとは縁を切りたい!」と「頼む」方が建設的なんですね。

(終了)
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発信後記

京都府で、自分の子供に食事を与えずに餓死された親がニュースになっていましたが・・・
そのような問題も、「親である自分は子供を育てる義務を背負わされた被害者。」というダメダメ家庭の心情を理解していると、理解することは簡単です。

そんな人は、言葉で説得してもムダ。
そもそも会話の能力がないわけだし、そんな説得自体も被害と捉えてしまうだけ。
そして、「ああ!鬱陶しい!もう、放っておいてよ!」となる・・・
韓国の拉致家庭がそうでしたよね?
これは以前にも配信しております。

自分の子供の養育すら被害と捉えてしまうような人間が、唯一できることは、子作りくらい。そして、そんな人が、グチを言える唯一の相手は、自分の子供。
本来は、周囲が強制力を持って介入するしかないわけですが、現実的にそれが困難なら、せめてそんな家庭にいる子供は、自分の親はダメダメであることを早急に自覚するしかないわけ。

しかし、「善意に満ちた」ボランティアが現れて、「あなたたちは、全然悪くはないわ!」などとおだてて、ダメダメな親は、「自分がかわいそうな被害者だ!」と、より強く確信を持ってしまう。
そんなボランティアによって、苦境から抜け出せないのは、一番弱い立場である子供・・・
これは日本のダメダメ家庭だけでなく、イスラムなどの世界のダメダメ地域でも同じことですよね?
R.10/9/21