トップページに戻る 配信日分類の総目次に戻る
カテゴリー分類の総目次に戻る タイトル50音分類の総目次へ
カテゴリー ダメダメ家庭が好きな単語
配信日 06年12月19日  (10年12月8日,10年12月17日 記述を追加)
タイトル 怖い
ダメダメ家庭の人間は被害者意識が強い。そして当事者意識がない。何かトラブルになっても、自分自身で物事を解決していく意欲なり発想なんて、そもそもないわけ。
このことは、もう何回も書いています。
だから、そんなダメダメ人間に特徴的な言葉って、あったりするんですね。

今回は、その一つとして「怖い」という言葉を取り上げましょう。
ダメダメ人間は、よく「怖い!」という言葉を誰かに語ることになる。

しかし・・・たとえば、目の前で包丁を持った男が暴れている・・・そんな状態になったら「怖い」と思うものでしょ?「怖い」と言ったらダメダメなの?
・・・なんて疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう?

自分の目の前で包丁を持って男が暴れていたら、そりゃ怖いよ。誰だって怖いと思うのは当然でしょう。しかし、そんな状況になったら、まずもって、そこから逃げるのが先でしょ?
目の前で男が包丁持って暴れている姿を悠然と見ながら、「ああ!怖いねぇ・・・」なんてしみじみ思っていてもダメですよ。とりあえず、そんな状況から逃げ出して、「ああ!怖かった!」と過去形で語ればいい話。

往々にして、その「怖い」という言葉が、必要以上に頻発する人って、自分の被害者意識を語っているわけ。
「まあ、なんて、とんでもない状況だわ!」「ああ!ワタシって、なんてかわいそうなの?!」と、ダメダメ人間にお約束の嘆きとなっている。
だから「怖い」という言葉を頻発させるだけで、「その状況とどう対応するのか?」という当人なりの問題意識がないわけ。ただ「怖い」「怖い」って言っているだけ。そして、その言葉で自己憐憫しているだけ。
「怖い」という言葉を発することと、「その状況を、どうやって避けるのか?」という自分なりの判断とは全くつながっていないわけです。

つまり、その言葉が出てくる背景としては、いわば傍観者感覚があるわけです。
事態を自分の力で対処したり打開する発想がなく、「あ〜あ、上手く行っていないなぁ〜。あ〜あ、困ったものだなぁ〜」との不満を、ちょっと強めに表現すると、「怖い」という言葉になると見ることができるでしょ?

「マズイ事態にならないためにはどうすればいいのか?」
ということを真剣に考えている人は、「怖い、怖い」と言っているヒマはない。
まさに、包丁を持って暴れている人が目の前にいれば、「怖い」と「思う」ことは自然でも、「怖い」という言葉を「発する」のは不自然でしょ?

典型的だなぁ・・・と思わされたことがあります。
ちょっと前(06年)に、長野県で連続放火事件があって、その犯人である若い女性が自分のブログにそのことを書き込んでいました。私としては、あまり詳しくはウォッチしませんでしたが、そのブログに「怖いねぇ・・」なんて言葉がありました。近所で放火事件が多発していれば、怖いと思うのは当然のことでしょう。しかし、重要なことは、「では、そのような事件に巻き込まれないためにはどうするのか?」でしょ?

「怖い!怖い!」と言っていれば、解決するものではありませんよね?しかし、「怖い!怖い!」と言葉を頻発させることにより、「自分はかわいそうな被害者なんだ!」と自分に確信が持てるわけ。その被害者意識が心地いい・・・そんなものなんですね。その犯人の女性は、「怖い」とブログに書き込んでいながら、その放火を自身でやっていたわけですが、逆に言うと、「怖い」と書き込むために、放火をやっていたとみることもできるでしょ?
「怖い」という言葉を発することは、ダメダメ人間には気持がいいことなんですね。
まさに、被害者意識が満足されるわけです。
そして、「ワタシは被害者なんだから・・・」ということで、対応は誰かに丸投げすることになる。

この長野の事例以外にも、「怖い」という言葉とダメダメとの間の強い相関を示す事例があります。たとえば、以前にも書きましたが、「平気でウソをつく人たち」という本を、この私に紹介してくれた知人がいました。何でもその人の母親がまさにドンピシャ!な人とのこと。
「こんな風に平気でウソをつく人がいるなんて・・・怖いねぇ・・・」とのことでしたが、その人自身が、まさに平気でウソをつく人で・・・そのことを私が指摘するとお約束の逆上状態に突入。

「怖い、怖い!」なんて言っているより、その「怖い」とされる状況なり、自分自身を見つめることが先でしょうが、当事者意識がないダメダメ人間は、そんなことはしない。「自分は平気でウソをつく人間に育てられたかわいそうな被害者なんだ!」と言っているだけ。そして、「自分はウソを付く人による被害者で、かわいそうな人間なんだから、自分が人にウソをついて迷惑をかけるくらいいいじゃないの?」となってしまう。
ギャグのようですが、現実の例ですよ。

あるいは、以前にも書きましたが、電車の中で見かけた共産党員の予備校生も、「怖い、怖い」と連呼していました。
「このままでは日本はどうなってしまうんだ?!怖い!怖い!」と真剣な表情で、横にいる人に対して何回も言っている。
その危機感はそれでいいのですが、じゃあ、どこか別の国でやり直した方がましでしょ?まだ若いんだから、そんな危ない国に居座る必要なんてありませんよ。

当事者意識がないので、「自分はいったいどうしたいのか?」と言う点については何も考えない。「自分はかわいそうな被害者なんだ!」と思っているだけの人が、「怖い!怖い!」と周囲に連発する。
それこそ、長野県での放火犯のように、「怖い」と言いたいがために、その種の状況なり情報を求めるわけです。
「怖い」という言葉は、まさに「不幸自慢」につながっているわけです。
実際に、不幸自慢の一種と見ると、実に筋道がとおるでしょ?
そして、不幸自慢の常として、言われても、途方に暮れてしまうだけ。

「怖い」という言葉を頻発する人と有意義なやり取りになったことがありますか?
もし、その人に真剣な問題意識があるのなら、「怖い、怖い」と感情的に語るのではなく、「現状としてはこの点が不都合になっていて、それを放置すると、ここの部分がもっと大きなトラブルにつながる可能性が出てくる。だから、早急に対処する必要があると、自分では考えている。」という感じで、具体的で客観的に説明するのがスジというもの。
そうでないと、聞かされた側も、対処不能ですよ。

それに、その「怖い」という言葉を聞かされた側はどうすればいいの?
まあ、「アナタもタイヘンねぇ・・・」と答えればいいの?
ずいぶんとノンビリした回答になってしまいますが、じゃあ、それ以外の、どんな回答が適切なの?
あるいは、「怖い」という言葉を持ち出すことによって、持ち出した側は、相手に何をわかってほしいの?
それこそ、そんな人に対して、適切なツッコミを入れると、顔を真っ赤にして逆上するだけ。

「怖い」という言葉を「発する」ことは、被害者意識の発露であると伴に、「こんなタイヘンな状況なんだから、ワタシに構って!」という意味であると見ると、その言葉の心理的な意味も理解できるようになってくる。
しかし、実際に構ってしまったらタチの悪いことになってしまうのは、誰でもわかること。

「怖い」と連呼する人間は、そもそもやり取りをしても有意義な人ではないわけです。
いわゆる「百害あって一利なし。」の人と言える。
その人に当事者意識があれば情報交換もできるけど、被害者意識しかないんだから、グチの共鳴ができるくらいとなってしまう。グチの共鳴で済めばいいわけですが、ちょっとでもトラブルになると、スグに逆上することになる。そして「ワタシはこんなにかわいそうな人間なんだから、それくらいはいいじゃないの?!」と涙目になる。
「怖い」という言葉は、「構って」という意味だけでなく、「許して」という意味も含んでいるわけ。だから「何をしても許してもらえる」という前提で、ムチャクチャなちょっかいを掛けてくる。

それこそ、このメールマガジンのテーマといえるダメダメ家庭の問題に直接的に関係する「怖い」という言葉となると、こんな物言いがあったりします。
「ああ!ワタシはこのまま、グチばかり言っていて、子供の気持ちにまったく配慮しない自分の親のようなダメダメな親になってしまうんだろうか?ああ!怖い、怖い!」

そのような感想や恐怖を持つこと自体は自然なことでしょう。
しかし、相手に対して「怖い、怖い」と言っていれば、「そうならない」と言うものではないでしょ?
むしろ、当事者意識を持って、自分の現状をしっかり見つめることが必要でしょ?
ダメダメな親になることがそんなに怖いのなら、親にならなければいいだけですよ。
それくらいの判断は小学生でもできること。

しかし、「怖、怖い」と語った人は、連呼することによって、連呼されてしまった相手側に問題の対処を丸投げしてしまう。
自分自身に対する厳しい認識がないがゆえに、「怖い、怖い」と言っているのであって、だからこそ、ちょっとした指摘に逆上してしまう。
「ワタシは自分の親にようになるのが怖いんだ!」
「アンタは、このワタシがこんなに苦しんでいるのかわからないのか?」

しっかし、人の話を聞かず、対処を丸投げして、スグに逆上しながら、「このまま行くと、自分の親のような人間になってしまうんだろうか?怖い、怖い!」と言われても、『アンタは、もう、すでに、アンタの親と瓜二つだよ。』と思うだけ。

そんな「怖い!」という言葉を連発する人間が、実は、一番怖くて危ない人間。
世の中そんなものですよね?

(終了)
***************************************************
発信後記

なんとなく、文章の「落ち」がマンネリ化してしまっていて・・・
なんとかしなきゃ!って思っています。
どーもスイマセン。

ただ、「落ち」のための、「落ち」ではなく、現実にそんなものですよね?
奇妙奇天烈な人間に限って、真っ先に「怖い!」って言ったりするもの。その言葉を聞かされて、途方に暮れる・・・そんな経験をなさった方も多いでしょ?
R.10/12/17