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カテゴリー 会話のスタイル(発言側)
配信日 07年1月23日 (11年1月25日 記述を追加)
タイトル 被害型の物言い
ダメダメ家庭の人間は、言葉使いにおいて否定型の物言いが多い。
このことは以前に配信しております。
「そうでない。」とか「悪い」とか、「違う」とか、それこそ「ダメ」とか・・・それらを合わせて「悪くない」なんて意味不明なことを言ったりすることもある。
「何かを否定する」という形でしか、物事を語れない。
そもそも当事者意識がないので、自分が言いたいこと、やりたいことなんて自分でも分かっていない。ただ、目先のものを否定しているだけ。これでは否定型で言うしかありませんよ。

そして、ダメダメ家庭の人間は、被害者意識が強い。
何か上手く行かないことがあると、それを自分が受けた被害と捉え、「まあ!ワタシって、なんてかわいそうなの?!」と嘆くばかり。嘆くのはいいとして、当事者意識がないので、改善のために自分で何かするということはしない。
「被害者であるワタシが何かをする義務があるの?そんなことは『加害者』の側がやってよ!」
と言うことで、被害者意識に安心して浸ってしまって、当人自身としては何もしない。

当事者意識がないがゆえに、否定型の物言いが多くなるように、被害者意識が強いがゆえに、その物言いも、いわば「被害形」の物言いが多くなってくる。
被害形って、別にそんな文法用語があるわけではありませんが、何事も「被害」として表現する。

たとえば、男女関係においても、一般的には「別れた」という言葉で済むようなケースでも、被害形の言い回しだと、「捨てられた」「弄ばれた」「裏切られた」・・・そんな言い方をするわけです。
このような被害形の物言いだと、色々とラクでしょ?
たとえば、「あの人とは・・・もう、別れた・・・」そんな話をしたら、『いったい、どうして別れたの?』なんて聞かれることもある。そのように聞かれると、答えにくいのは確かですが、「こうこうの事情があって・・・」とか、「長くやっていけそうにないと思ったから・・・」とか、説明しなくてはならない。

しかし、被害形の言い回し・・・たとえば「捨てられた」なんて言い方をしていれば、そんな問い掛けはありませんよね?
「ワタシ・・・あの人に・・・捨てられちゃったの・・・」
そのように言っておけば、『まあ、なんてかわいそうなの!アイツはなんてヒドイ人なの!』と同情の言葉が返ってくる。
「捨てられた」はともかく、「弄(もてあそ)ばれた」なんて言葉を使うと、もっと強烈な反応がもらえたりするもの。

そんな同情の言葉がうれしいのなら、別にいいんですけど・・・
「じゃあ、アンタはどうしたいの?これからはどうするの?」
やっぱりそのように思わざるを得なくなってしまう。

しかし、そのような被害形で語ることにより、「自分はどうしたいのか?」と言う点について考えることを回避できてしまう。だって、自分は「心ならずも」捨てられちゃったわけでしょ?だから自分の問題ではない・・・そのように考えられますよね?おまけに周囲の人間は同情してくれる。
「あの人とは別れた。」と言っても、同情はしてくれないでしょ?ヘタをすると、『選り好みしやがって!』なんて文句を言われるのがオチ。それどころか、『アンタに捨てられちゃって・・・あの人もかわいそう!』という言葉で、やり取りの相手側から加害者扱いされてしまうだけ。

しかし、会話というものは、「失敗した」とか「あの人とは別れた」という言葉から発展できるでしょ?それこそ、『どうして?』なんて聞けますからね。そんな会話の中から相互理解が深まるでしょ?「捨てられた」→『お気の毒ね!』という流れだったら、それでオシマイですよ。オシマイだから、逆に言うと、また繰り返すことになってしまう。

「弄ばれた」なんて・・・「今時、そんな時代掛かった言い回しをする人がいるの?」なんて思われる方もいらっしゃるでしょうが、ダメダメ家庭の世界では、意外とあったりするんですね。被害者意識が強い人は、それにふさわしい言葉を使うもの。おまけにダメダメ家庭の人間は妄想への親和性が高い。どうしてもドラマの主人公の気分になっている。それに、ダメダメな人間は周囲からしてダメダメになっていることが多く、そんな被害形の物言いだと周囲にとおりがよかったりする。だからますますそんな物言いを使うようになってしまい、そんな物言いが習慣化してしまう。
常に、被害感情が入った物言いになってしまうわけです。

誰からか頼まれごとをされたら、「ハイ、ハイ、わかりましたよ、アンタがそういうんだから、やればいいんでしょ?」と被害を伴った形で了承することになる。それが自分の育った家庭の流儀なんだから、そんな物言いもしょうがないわけですが、そんな物言いばかりしていたら、マトモな人は、そんな人を避けることになるでしょ?
そんな事態になると、まさに「捨てられた。」「裏切られた。」「逃げられた。」とやっぱり被害形。

自分自身というものを、被害を受けているという受動的な立場であると勝手に認定しているから、逆に、相手に嫌がらせをしたり、ストーキングしたりと、そっちの面では能動的となる。

何も男女間での別れ話ばかりではなく、会社を退職する際にも似たことが起こったりするもの。
「退職した。」とか「辞職した。」という能動形の表記にするのか、それとも「首を切られた。」という受動形の表記にするのか?それぞれの表記によって、そのニュアンスは違ってくるでしょ?
そして、「首を切られた。」という言い回しを使う人は、元の会社に報復行為をしたりする事件もあったりするでしょ?

男女の付き合いで「別れた」ではなく、「捨てられた」という言い回しで表現する人は、会社からも「首を切られた」という言い回しになり、だからこそ、「裏切られた」と受け取り、結局は、「復讐してやる!」という方向に気合いが入ってしまう。

つまり、自分が受けた被害を「埋め合わせる」という報復のニュアンスを持っている際の行動だと、当人としても能動的になってしまう。常に被害に反応するので、相手の行為を勝手に被害として認識し、自分の行為を勝手に報復と認定することになる。
その人の物言いに被害形が多ければ、後々に、そんな面倒な事態になる可能性もあるわけです。

ちなみに、最近(06年)の事件で典型的な事件がありましたよね?
テレビでの納豆の報道を契機にしての大騒ぎです。結局は、あの番組内容は捏造だったということになりましたが・・・
「納豆を食べても痩せられなかった!ワタシはだまされた!」なんてコメントの報道もありました。
しかし・・・まあ、全財産を失ったというわけではないでしょ?たかが納豆を食べただけでしょ?「だまされた!」「信頼を裏切られた!」の何もないじゃないの?まあ、納豆業者さんにしてみれば大変な迷惑でしょうから、被害者と言えるでしょう。しかし、一般の消費者は被害とまでは言えないでしょ?
「痩せられると思ったのにぃ・・・世の中そんなに甘くはないわねぇ・・・」で笑っていれば済む話でしょ?

納豆を沢山食べた人もいたようですが、別にバカになんかされませんよ。「アンタ!ノリがいいねぇ・・・」でオシマイですよ。逆に「だまされた!」なんて言う人の方が周囲からバカ扱いでしょ?しかし、被害者意識が強い人は、被害者であることが一種のステータスとなる。だからどうしても「自分が被害者である。」ということを証明するような物言いになる。
「だまされた!」なんて言うような人は、別の面でも、そんな被害形の物言いをしているものでしょ?

あるいは、被害形というよりも、なんでもかんでも「被害を受けた。」と直接的に表現するパターンもあります。なんでも北朝鮮では11年において大寒波による死者が出ているという被害が発生しているとのことで、北朝鮮当局がそれを発表しました。しかし、一般的にはそれは「被害」とは言わないでしょう。
被害というのは加害と対になる言葉であって、「じゃあ、大寒波の襲来の加害者は何?」という話になると、意味不明となるでしょ?
自然に関わる問題だったら、「被害を受けた。」という言葉ではなく、「トラブルになった。」とか、「困難な事態になった。」とか「大きな損害を受けた。」等の表現にしますよ。
いきなり、「被害を受けた。」と記述すること自体が、その集団の当事者意識の欠如を示しているわけです。当事者意識がないからこそ、結局は繰り返すことになる。
だって「ワタシは悪くない!ワタシこそがかわいそうな被害者なんだ!」というスタンスの言葉なんですからね。
「悪くはない」んだから、何も対処せずに、結局は繰り返しますよ。

あるいは、以前に日本の福島県で出産の際にお亡くなりになった妊婦さんがいらっしゃいましたが、「被害者の父親」が、病院を相手取って、裁判を起こしていました。
裁判はともかく、出産中に死亡という事態の被害者って、何?
医師の怠慢だったり、ミスがあれば、それは被害と言えますが、そのミスがあったかどうかを決める裁判で、いきなり「被害者」と自称するのはおかしいでしょ?
逆に言うと、その点から色々と見えてくるわけです。

その父親は、何事も被害と捉える発想を持っていて、つまり、子供を育てることも被害と思っていて、その子供というか娘を嫁に出したことも被害とみなしているわけです。
そんな心理的なバックボーンがあるからこそ、「被害者の父親」と自称できてしまう。
逆に言うと、二言目には、「被害」という言葉を使うような人間は、危険人物なんですね。
自分を被害者だと勝手に認定しているということは、自分以外の人間を勝手に加害者だと認定するということ。そんな事例は実際に多いでしょ?

ちなみに、被害形という言い方は、この私の勝手な造語です。
一般的な文法の用語では受動型と言ったりしますよね?一般的には「〜された」なんて言い方です。何も被害云々というだけでなく「○○さんから挨拶をされた。」のようなありきたりな場面でも受動型を使うでしょ?
人間が生きていれば、能動型も受動型もあるでしょう。

「自分はこんなことをした。」なんて物言いが連発されるのもチョット不快となったりする。しかし、必要以上に受動型が多いとしたら、ダメダメの可能性があるわけです。それだけ当事者意識が低いことが想定できるでしょ?

なんでも、韓国語には、能動型の言い回しがほとんどないそうです。
「時間をムダにした。」なんていうのではなく「時間を取られてしまった・・・」なんて受動的な形で表現するそう。
時間を取られてしまったのだから・・・「トラブルになったのは自分のせいじゃない!」「悪いのは全部○○のせいだ!」となるんでしょうね。
まあ、そんな言い回しをするような人たちと何をやり取りしてもムダですよ。だって、言葉からしてダメダメなんですからね。

何も韓国人とやり取りをする必要はありませんが、日本のダメダメ人間も、被害形でしか物事を語れないもの。そのような被害形の物言いに、ヘタに同情したら・・・関わっているうちに、その人から犯人認定されて、コッチが被害を受けてしまう・・・現実って、そんなものでしょ?

(終了)
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発信後記

しっかし、納豆を食べて痩せるなんて・・・
ダイエットを考えていらっしゃる方は、何回も書いていますが、文章をまとめて、その文章を投稿していただけると確実に痩せられると思います。
確実に、胃腸が悪くなりますからね。

この私は今年に入って、まだお米粒を一粒も食べていませんよ。ヨーグルトとか、おうどんとか、胃に負担にならないものしか食べていません。
体重計に乗るのが怖い状態。
しかし、胃腸が壊れちゃうと、お腹もすかないので、意外とラク。
ただサスガに立ちくらみが頻発するようになってきてしまって・・・そろそろお米も食べないとね。

ということで、「痩せたい」アナタには、投稿ダイエットを是非にお勧め!
R.11/1/25