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カテゴリー ダメダメ家庭の人間の行動
配信日 07年10月19日
タイトル ごまかし
ダメダメ家庭の人間は、被害者意識が強い。
「ワタシはかわいそうな被害者なんだ!」そのような確信を元に生きている。と言うか、自分自身を説明するに際し、「ワタシは○○による被害者です。」そんな形でないと何も言えないわけ。

「ワタシは一番かわいそうな被害者なんだから」→「つまり、他の人間はワタシより恵まれている」→「だから、他の人間には何をやってもいいんだ!」となる。
むしろ、他者に迷惑をかける行為によって、「自分がかわいそうな被害者である」という、自分の唯一のアイデンティティを自己確認しているわけ。

積極的に迷惑をかける行為もあるわけですが、いわば間接的に迷惑をかける場合もあります。
何事も「ごまかし」が多くなるんですね。

以前に、私のもとに、とある会社からスパムメールがよく来ました。受信拒否の設定にしても、相変わらず、受信する。
「受信拒否が効いていないのかな?」と思って色々とチェックしたのですが、やっぱり来る。プロバイダに質問したら、メールの偽装をしているんだそう。確かにメールのプロパティを見てみたら、同じアドレスを使っていても、経由するサーバーを適宜変えることによって、受信拒否を回避しているようです。
サスガにIT関連の会社からのスパムだ!色々な方法があるんだねぇ・・・

しかし、そんなメールを送ってくる会社からのメールなんて、絶対に読みませんよ。一応は、上場されていると言っても、そもそも危ないじゃん。まあ、そんなことをするから、社長さんの奥さんも愛想をつかして離婚するんじゃないの?
まあ、その会社にも言い分はあるでしょう。「メールを受け入れる設定を、ユーザー側が、当初は、したじゃないか?」とか言うんでしょうね。しかし、『だとしても、わざわざ偽装しないでよ!』って思いますよね?

自分のやっていることに信念なり尊厳を持っているのなら、偽装はダメでしょ?文章の内容については、受け取り方も人それぞれでしょうが、スタイルについては、ある種の基準があるでしょ?自分が言いたいことがあるのなら、内容の如何にかかわらず、堂々と言えば言いわけでしょ?どうして、コソコソと偽装するの?

ダメダメ人間は、この手の偽装が多いんですね。そもそも自分自身の尊厳なんて、微塵も考えない。何か突っ込まれると、「ワタしは悪くない!」「悪いのは全部○○のせいだ!」と逆上するばかり。尊厳がないから、ごまかしも平気。

それこそ、ちょっと前に中国で、ディズニーランドのパチモンの遊園地が話題になりましたよね?その遊園地を作った中国人たちが、自国の中国文化に自信を持っているのなら、何もアメリカのパチモンを作るのではなく、三国志とか孫悟空のテーマパークでも作ればいいじゃないの?

あるいは、中国だと、私は「MAXCELL」なるメーカーの充電池を持っています。ちなみに、皆さんご存知の日本の会社は「MAXELL」。
そんな話が出てくると、「まぎらわしい!」とか『いや、そうではない!』とかで裁判になったりしますよね?
まあ、その中国の充電池のメーカーにも言い分はあるかもしれませんが、それなら、なおのこと堂々と主張すればいい話でしょ?それこそ中国国旗でも電池に表示したり、偉大なる?毛沢東の顔でも表記して、中国製ということをアピールすればいいじゃないの?
コソコソとやるから、なおのこと、その主張のいかがわしさもわかるわけでしょ?

あるいは、韓国人が外国で読めもしない日本語のパンフレットを持ち歩いて、「自分は日本人だ!」と偽装したり・・・
韓国人が日本をキライならキライでいいわけですが、だったら、そんな偽装をしてはダメでしょ?

当人の主義主張は、人それぞれでしょう。それぞれの考え方もあるでしょう。
じゃあ、どうやって、その主張をアピールしていくのか?
自分の主張に信念があるのなら、正々堂々と主張しないとダメでしょ?
コソコソとごまかしばかりやっている人間が、「ワタシは立派な人間だ!」と言っても説得力はありませんよね?

そんな人間に限って、「世の中が悪い!」とか「時代が悪い!」とか「あの○○のせいだ!」と他者を犯人認定したり、「ボクは悪くない!」と自己弁護に終始してばかり。

そんなことばかりだから、ますます人から相手にされなくなる。そうなると自分で反省するどころか、ますます、ごまかしに精を出すようになってしまう。
「ボクは君たちが気に入っている○○の関係者だよ!」

ダメダメ家庭の人間は、信頼と好意の区別がつかない。というか、信頼というものを、心理的に理解できない。ごまかしは、好意には効果がある場合もあるでしょうが、信頼とは無縁でしょ?それだけ、ダメダメとごまかしは結びついているわけです。

主義主張の違いなら、人というものは、会話の精神によって、分かり合えるものでしょ?しかし、偽装をするような人間は、そもそも会話の精神がなく、あるのは被害者意識だけ。
そんな人間が語る事情とやらに配慮していると、結局は、食い物にされるだけ。

何も難しいことではなく、自分の考えを堂々と語る人間だけを相手にすればいいというだけですよ。主義主張の違いは認めても、「ごまかし」を認める必要はないものなんですね。それが自分の安全にもつながるわけです。

(終了)
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発信後記

一般的には「ごまかし」ですが、それをスポーツの世界だと反則と言いますよね?
反則というとボクシングの亀田親子が話題になっていますが・・・
私はボクシングには全く関心がありませんが、彼らの言動から香り立つ、光彩陸離たるダメダメっぷりには、感嘆の声を上げています。

何もあの親子を非難したり、失笑しても、意味がない。
ダメダメについて考えるには、彼らの行動が参考になるんですね。
それこそ、先日配信いたしました、トルーマン・カポーティの「冷血」で描かれた人物と、実に似ているでしょ?ダメダメについて考えるには、実に見事な実例なんですね。

どうして彼らはあんなことをするのか?
どうして彼らはあんなことを言うのか?
あるいは、どうしてしないのか?
言わないのか?
どんな発想が基本にあるの?
そして、
どうやったら、あの青年たちを救うことができるの?
あるいは、近くにあんな人たちがいたら、どうしよう?

色々と考えることがあるでしょ?
笑って済む問題ではないわけ。

たとえば、彼らは謝罪をなかなかしようとはしませんでしたね?
どうして、試合の相手に対して謝罪を拒否しようとするのか?
一言、「申し訳ありませんでした。」といえば済む話。

なぜ、その謝罪ができないのか?
このようなこともダメダメの心理がわかっていると、すんなり理解できるものです。
ということで、ご興味がありましたら、その「お題」の文章でもまとめて投稿してみませんか?
「今文章をまとめているから、ちょっと待ってほしい。」という連絡だけでもOKです。
もし、その連絡がなければ、私の方で文章をまとめて配信したいと思っております。
R.10/12/8