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カテゴリー 弁解と謝罪
配信日 07年10月23日 (10年12月3日 記述を追加)
タイトル 謝罪への抵抗感
ダメダメ家庭は被害者意識が強い。「このワタシは、なんて、かわいそうなの?!」そのように自分を憐憫しながら生きている。だから、誰かから、自分を「かわいそうな被害者」と認定してもらえると、悶絶して喜ぶことになる。そして、人から「ごめんなさい。」と謝罪の言葉をかけてもらうと歓喜に打ち震えてしまう。

だから、ダメダメ家庭の中においては、この「ごめんなさい」という言葉が頻発しているわけ。
頻発していると言っても、その方向としては一方的なものです。子供の側が親に対して「ごめんなさい」と常に謝罪している。だってダメダメ家庭での基本的な常識は、「子育てというものは、親である自分が、かわいそうにも押しつけられた、被害だ。」そんなものなんですからね。
だから、「子育てという被害を、自分に負わせることになった子供が、親に対して謝罪する。」その行為をさせることによって、ダメダメな親は、自分の被害者意識を満足させているわけです。

そして、被害者意識が強いダメダメ家庭では、「よりかわいそうな被害者」であることはランクが高いことにつながる。
自分について語ることが、「自分は○○による被害者」という形での、被害との関連性に関わることだけなので、より大きな被害を受けていることが、自分の価値が高いことにつながるわけ。

シュールなギャグを書いていると思われる方も多いでしょうが、韓国人なんて、まさにそんな調子でしょ?日本のダメダメ家庭の中も、まさにこんな調子なんですね。

「ごめんなさい」という謝罪は、「どっちがより大きい被害を受けているのか?」ということを評価し、認定する儀式であって、その儀式を通じて、上下関係が確定していくわけ。
ダメダメ家庭にとって、謝罪というものは、「迷惑を掛けたから謝る」というものではなく、「どっちが被害者としてのランクが高いのか?」そんなことを認定し『表彰する』儀式になるわけ。

だから、確定した関係の中では、謝罪の言葉を発するのも簡単となる。
ダメダメ家庭における親子関係だと「親は子供による被害者」という基本認識なので、そのことを家族も認めている。逆に言うと子供にとっても親に対して「ごめんなさい」と言いやすい。だって、新たな上下関係が発生するわけではないんですからね。

しかし、これが今まで関係のない第3者だったら?
今まであまり付き合いのない第3者に迷惑を掛けた・・・と周囲から言われた。周囲の人から、謝罪するように求められる。
マトモな人だったら、「申し訳ありませんでした。」と謝罪するだけ。
謝罪された相手も、「もう2度とこんなことをするなよ!」と謝罪を受け入れてオシマイでしょ?本来は、謝罪ということは、「もう2度とこんなことはしない。」ということを伝えるのが本来の趣旨でしょ?

しかし、何度も書きますが、ダメダメ家庭における謝罪は、「どっちの側が上か?下か?」という序列を確定する儀式なのであって、その確定の儀式によって、その上下関係が後々まで響くことになる。
それに、その上下関係は、支配・被支配の構図を持つダメダメ家庭においては、被支配者の立場を認めることにつながってしまう。
そして、支配者からの命令に対しては、文句を言わずに従うことが要求されてしまう。
ダメダメ家庭の親は、子供にとっての支配者であって、保護者ではない。
あるいは、ダメダメな政治家も、国民にとっての、支配者であって、統治者ではない。
「下」の人間の意向などは、考えないわけ。

そんな人間に、うかつに謝罪し、「下」とされてしまうと、後々面倒なことになってしまう。
何度も書きますが、韓国人が日本に謝罪を要求しますが、謝罪の意味合いが違っているわけです。韓国人は「上下関係の確定」を目的に謝罪を要求するわけです。しかし、一般の日本人としては、「もう2度としない。」ことを約束することが重要・・・そう思っているでしょ?

さて、この謝罪に関して、最近(07年)、実に興味深い事例がありました。
ボクシングの亀田親子の謝罪の問題です。
私個人はボクシングというスポーツには関心はありませんが、ダメダメの専門家?として、亀田一家の発言には注目していました。

あの亀田親子も謝罪することに抵抗していますよね?
反則行為をしたのなら、いさぎよく謝罪すればいいじゃないの?
「もう2度とあんなことはしない。」と伝えることが必要だし、それで、たぶん、許してもらえるものなのでは?

・・・と、マトモな人は、そのように思うもの・・・でしょ?
スポーツの世界で、反則を認め、謝罪したからといって、刑務所に入れられるわけでもないでしょ?

何回も書きますが、マトモな人間における謝罪の中心的な意味は、「2度とあんなことはしません。」ということであるのに対し、ダメダメ家庭における謝罪は、「どっちが上か?下か?」という関係性を確定させるという意味になっている。序列意識が強いダメダメ人間は、そんな上下関係を、簡単には確定したくないわけ。
謝罪というものは、まさに、ラインキングを掛けたタイトルマッチとなっているわけ。

すでに序列が確定している関係の中においては、謝罪すること心理的な抵抗がない。
だから、亀田親子は、ボクシングの協会のような「自分より上の序列」と自分たちが認定しているものには、謝罪もしたでしょ?
今まで関係のない・・・まったくの第3者だからこそ抵抗があるわけ。

ダメダメ人間の謝罪への抵抗感は、このような上下関係の観点のみから、発生するわけではありません。

そもそもダメダメ家庭の人間は、「人の気持ちがわからない」ことが多い。
親から強い抑圧を受けてきたので、自分の感情を抑圧するようになっている。自分の感情を抑圧しているので、自分以外の人間の感情もサッパリわからない。
だから、人から「アンタによって傷ついた。」と言われても、「自分の行為や言葉のどこが悪かったのか?」自分でもわからないわけ。だから謝罪しようがない。

同じようなことは、強い被害者意識からも生じます。ダメダメ家庭の人間は、被害者意識が強く「自分が一番かわいそうな人間なんだ!」と確信している。自分こそが一番の被害者なんだから、他者の被害は眼中にないわけ。だから他者から被害なりクレームを語られても、重要視しない。

あるいは、ダメダメ家庭の人間は、一般常識がない。
そもそも出身家庭において、一般常識を親から習得することができないので、そんな家庭で育った子供も一般常識がない状態。
一般常識がないんだから、「アンタ!どうして、そんな常識外れのことをして、周囲に迷惑を掛けたのよ!」なんて言われてもピンと来ない。
何が悪いのか自分でもわからないんだから、謝罪のしようがないでしょ?

それにダメダメ家庭の人間は、根拠のない自負心を持っているもの。
自分自身に本当の意味での自信がないので、いわば「空威張り」で自分を大きく見せようとするわけ。
空威張りをしている人間が、人に謝罪するわけにもいかないでしょ?

「自分がやったことの何が悪いのか?」
それが自分でもわかっていないんだから、いったん、人に謝罪すると、今度は「のべつ幕なし」に謝罪するハメになるという恐怖心もあるわけ。

本来なら、そんな自分自身の問題を自覚して、アドヴァイスをしてくれるような人を自分の周囲に置けば、問題は大きくならないわけですが、そもそも、自分自身や親の問題から逃避しているのがダメダメ家庭の出身者というもの。自分自身の欠点を認めることは、親に迷惑を掛けることになり却下となってしまう。だから、うまくいかないことは全部他者のせいになってしまって、ますます被害者意識を燃え上がらせることになる。

スグに被害者意識が燃え上がり、「オレの方が、オマエなんかよりも、もっとかわいそうなんだ!」と内心では思うことになる。だから、ますます謝罪をしようとはしない。それどころか、「覚えてやがれっ!」なんて捨て台詞を投げ捨てトンズラする始末。

何もボクシングの亀田親子だけでなく、韓国人もまったく同じでしょ?
そしてレヴェルが違うといっても、日本のダメダメ家庭も、そんな面を持っているものなんですね。

逆に言うと、謝罪に対して過剰なまでの抵抗感を示す人は、被害者意識が強く、そして被害の大きさによって、お互いの序列を決定する発想を持っていることも見えてくるもの。
「オレの方が、オマエよりもかわいそうなんだから、オレに配慮しろよ!オレの言うことを聞けよ!」そんな発想を持っているわけです。

現在(10年12月)において、まさに典型的な事例が発生しました。
国会において、皇族の人に対して、民主党の大物議員が「暴言」を吐いたんだとか・・・
その「暴言」の内容も、「オレの方がもっとかわいそうなのに・・・」というものでしょ?
そして、その「暴言」について、周囲から非難されても、謝罪することを頑強に抵抗していますよね?
なにも、「あやまち」があったとしても、「その時は、身体の調子が悪かった・・・」とか、「ちょっとイライラしたことがあって・・・」とか言って、「誠に申し訳ない。」とか言っておけば済むだけ。刑務所に入られるわけではないでしょう。

長引かせても、解決するわけでもありませんし、騒ぎが大きくなれば、それによるダメージが効いてくるもの。
早めにさっさと処理するのが、大人というものですよ。
・・・なんですが、当人にしてみれば、そんな政治的な判断はできないわけです。
心理的な問題になっているわけですからね。

彼としては、発想の基本として、被害や不幸をアピールすることで、上の序列を獲得するというものになっているわけ。だから、相手側の被害を認め、謝罪してしまうと、自分が「下の序列」となってしまう。
それは、もはや当人にとってのアイデンティティの領域になっているんだから、心理的な抵抗も大きいわけです。
ちなみに、「被害や不幸をアピールすることで、上の序列を獲得する。」発想は、まあ、民主党の方には、少なからず見られる発想でしょ?それこそ、ダイビングの得意な女性議員もいらっしゃいますが、彼女のダイビングも、今回の暴言も、その心理としては同じなんですね。
「ああ!ワタシって、なんてかわいそうなの?!」という憐憫こそがアイデンティティなんだから、そんな人が謝罪をするわけがありませんよ。

同じ「ごめんなさい」という言葉でも、一般のマトモな人は「もう2度としません。」という意味なのに対し、被害者意識が強く、序列意識の強いダメダメ家庭の人間にしてみれば、「アンタの被害は立派だよ!もう降参だ!アンタはオレよりも上だよ!」という意味になっているわけ。
言葉が同じでも、意味は違っている。
逆に言うと、「もう2度としません!」という意味ではないんだから、相手が違えば、またやることになる。

そんな視点を取り入れると、あの亀田親子や韓国人の珍妙な振る舞いも、より理解できるようになるでしょ?

(終了)
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発信後記

前回配信のメールマガジンで、「できれば文章をまとめて投稿してほしい。」なんて書きましたが、どうも、来ませんでしたねぇ・・・期待していたんだけどなぁ・・・
ということで、この私自身がまとめてみました。

私としては、何も亀田親子を非難するつもりはありません。彼らの言動が参考になるというだけです。
ということで、次回も、亀田親子に関連した「お題」にする予定です。何も亀田親子だけでなく、結構ポピュラーな事例です。実際に経験なさった方も、いらっしゃいます。
R.10/12/3