トップページに戻る 配信日分類の総目次に戻る
カテゴリー分類の総目次に戻る タイトル50音分類の総目次へ
カテゴリー 当事者意識の欠如
配信日 08年5月12日 (10年6月21日,10年11月12日 記述を追加)
タイトル 言われたら子作り
ダメダメ人間は当事者意識がない。
自分自身で何か達成したいものがあるわけではない。
とにもかくにも、「人に合わせて」「ふ・つ・う」で生きている。
そんな人間ができることと言ったら、子作りくらい。

かと言って、そもそも当事者意識がないんだから、子作りやその後の子育てだって、当事者意識を持つわけではない。だから、親になるための覚悟を持った上で、そして、子育てについてのイメージを持った上で子供を持つという流れにはならない。とは言っても、子作りはダメダメ人間が唯一できること。それに会話不全のダメダメ人間が唯一相手をしてくれるのは、自分の子供くらい。
だから、子供がいることを望んだりする。

かと言って、自分で判断した上で、覚悟を持って、子供を求めることはしないわけ。
子作りの段になっても、ある種の被害に類する状況にしておきたいわけ。
他者の意向に沿った形で、受け身の立場で、子供を作った・・・そんなシチュエーションを望んでいるんですね。

それこそ、政府が少子化問題についてうるさいから、「しょうがないから」子供を作ってやった・・・そんな感じになってしまう。

あるいは、「夫が子供をほしがったから・・・」そんな理由で、子供を作ろうとするわけ。
もちろん、実家にいる親が「ワタシも、そろそろ、孫の顔を見てみたいよ!」なる言葉を言ってきたら、まさにその言葉を利用することになる。
また、周囲の人が「アンタも、もうそろそろ子供を持ったら?」「子供って、かわいいわよ!」そんな感じで言ってくるので、そのアドヴァイスに従って子供を作る・・・そんな流れになってしまう。

その人に対して色々と言ってくる周囲の人の意向は意向でいいとして、じゃあ、当人自身はどう考えるの?
自分自身は、本当に子供がほしいの?
自分自身に、親としての能力なり資格なり覚悟があるの?
子育てについての将来イメージがあるの?
あるいは、子供がほしいとしても、今の時点でほしいの?

しかし、当事者意識がなく、自分から逃避しているダメダメ人間は、そんなことは考えない。ただ、周囲が色々と言ってくるから・・・と言う名目を持ち出しポコポコと子供を作ってしまう。
そんな人間が親になっても、まともな子育てができるわけではないでしょ?
子供を作る前に覚悟がないんだから、責任感を持って子育てをするわけがありませんよ。

結局は、子供が問題行動を起こしたりして、トラブルになってしまう。
しかし、トラブルになっても、「そもそもワタシは子供がほしかったわけじゃないし・・・」,「あの人が、子供を作れって言うから、作ってやったのに・・・」「子供がいると、いいことがあるという話だったけど、もうっ!違うじゃないの?」
そうして、いつものお約束のグチ。
「どうしてこんなことに?!」「ワタシって、なんてかわいそうなの?!」

その被害を語るのは誰に対してなのか?
それって、生まれてしまった子供しかないでしょ?

政府の少子化対策の一環として、子供を「しょうがない」から作った親も、政府に抗議するわけでもありませんよね?
あるいは、夫がほしがったから、「しょうがない」から子供を作った妻は、数年後は、夫がチェンジしていますよ。

覚悟がないがゆえに、人から言われた「子供を作りなさいな!」という言葉は、しっかり覚えていて、その言葉を利用することになる。逆に言うと、その言葉を求めて誘導尋問風のやり取りをしたりする。
子供を持つことについて、人と相談したり、やり取りする際に、
「周囲の人は、子供はかわいいと言っていますが・・・」
「子供を持つのなら、今の年齢が最後のチャンスでしょうし・・・」
「周囲の人から、『少子化問題に貢献しろよ!』と責められた・・・」
「実家の母親が色々と言ってきて・・・」
なる物言いが並ぶことになる。
まあ、それぞれに事情はあるでしょう。

しかし、もっとも重要なことは、親となる当人自身の覚悟でしょ?
しかし、逆に言うと、当人に覚悟がないからこそ、人からの要求やアドヴァイスの言葉を使ってしまうわけ。うまくいかない場合の保険としてしまうんですね。
しかし、そんなに逃げ場を意識した状態で、子供を育てることなんてできないでしょ?

しかし、まさに、いざとなった場合の逃げ場がほしくて、何とかして「アナタも子供を持ってみなさいよ。」というアドヴァイスの言葉を、人から引き出そうとすることになる。
そんな誘導尋問風の流れは、このサイトの管理者たる私は何回も遭遇していますよ。
ダメダメ家庭の問題について、圧倒的によくわかっているこの私から「アナタも、子供を持ったら、きっといいことがあるよ!」と言われたら、まさに「葵の紋所」のようなものになると考えているのかな?

しかし、逆に言うと、この私からどんなことを言われるかには関係なく、石にかじりついても、生まれた子供を立派に育てるという覚悟が重要なのであって、その家庭の部外者たる私の言葉に頼っていてはダメでしょ?
だから、私はその手の誘導尋問を受けると、「アナタ自身は、そんなに子供がほしいの?」「アナタ自身は、その覚悟があるの?」「アナタと同じような一生を、子供に送ってほしいの?」「アナタは子供時代に、そんなに楽しかったの?」と回答することになります。
そんな回答をすると、まあ、返事が来ないものなんですよ。

まあ、この私はダメダメ家庭の問題に限らず洞察力がありますから、そんな誘導尋問風のやり取りには乗っからない。
しかし、多くの人は、そんな誘導尋問に乗っかってしまう。
だからこそ、「子供を持つといい。」という言葉を求めて、インターネットの相談サイトに、「ワタシとしては子供がほしいけど、皆さんはどう思うか?」などと『相談』を持ちかけることになる。

そんな不特定多数を対象とした場であれば、色々な回答があるわけですから、その中から自分に都合がいい回答の言葉をチョイスすればいいだけ。
しかし、ちょっと考えてみれば、それは実にヘンな相談でしょ?
それこそ、子供を持つということを、不特定多数を相手に相談すること自体が異常でしょ?
子供を育てるという覚悟があるのなら、たとえ相談するにせよ、特定の人に詳細を伝えた形で相談をすることになるでしょ?

条件や環境などを詰めた形での相談もできない状態で、子育てなんてできるわけがないじゃないの?
極端な話になりますが、イザとなったら、自分の腎臓を売ってでも、子供をサポートする覚悟があるのか?それとも、イザとなったら、子供を風俗業界に売り飛ばせばいいや!と考えているのか?

子供を持つことについての相談を、不特定多数を対象として持ちかけている段階で、その人の覚悟のなさが見えてくるわけ。
実際に、その手の相談の文言をみたことがありますが、まさに誘導尋問風なんですね。
それこそ、「今現在2人の子供がいるが、もう1人ほしい。ただ、経済的には苦しい状況だ。ただ、周囲の人は何とかなると言ってくれている。皆さんはどう思う?」と言った感じの相談の文言がありました。

まあ、そんな文言を受けたら、「きっと、なんとかなるわよ!がんばってね!」という回答をするボンクラな人も絶対にいますよ。

そして、その回答の言葉を大義名分にして、経済的に立ち行かなくても、子供を作ってしまうわけ。しかし、顔も知らない人の言葉を大義名分にしている段階で、その覚悟のなさはミエミエでしょ?
だから、責任感もなく、いい加減に子育てをして、結局は子供がトラブルを起こし、親の側は、「皆が3人の子供はいいよ!と言っていたからワタシは子供を作っただけだ。ワタシが判断したわけではないんだから、ワタシは悪くないわ!」と開き直るわけ。
そうして、それこそ子供に売春させたり、万引きさせて、上がりを受け取ることになってしまう。

インターネットの相談サイトも、時と場合と、そしてテーマ次第で利用すればいいだけ。
「子供を持った方がいいか?」という相談は不適ですよ。
回答する側も、まずはそのような違和感を持つことが必要なんですね。
それでも、もし、回答するとしたら、
「そのことについて相談できる人は、近くにいないの?」
「いるとしたら、どうしてその人に相談しないの?」
「いないとしたら、子育てでのトラブル時には誰に相談するつもりなの?」
「実家はどうなっているの?」
「困った時には実家は助けになるの?」
「ならないのなら、どうして子供を産もうとするの?」
「助けになるのなら、どうして実家に相談しないの?」
「経済的に豊かではないのはともかく、じゃあ、土地などの資産はあるの?」
そんな回答だったら、不特定多数からの回答としても意味があるでしょう。
つまり、当人が見過ごしている視点を提示するタイプの回答です。
しかし、「多くの子供がいると、楽しいよ!子育てなんてお金がなくてもなんとかなるよ!」と言った直接的な回答は、まさに、相談を持ちかけた人の誘導尋問に乗っているだけなんですね。

子供に関わるトラブルに際し、「そもそも、どうしてアナタは子供を作ってしまったの?」と質問をすると、当事者意識がないダメダメ人間は、このような「人から言われたらから、子作り」という説明をすることが多いんですよ。本人にしてみれば、「だからワタシは被害者なのよ!」と言うつもりなのでしょうが、周囲の人間にしてみれば、「コイツ・・・アホか?!」と思ってしまうでしょ?

そんな呆れた視線を感じると、そんな状況から逃げ出し、結局は、自分に同情してくれるダメダメ人間同士で群れるしかない。
そうして、「人から言われたから子作り」同士で、「あの○○さんの言うことを信用していたのにぃ・・・」と、グチで盛り上がり、「やっぱりワタシは子供による被害者なんだ!」と確信してしまう。だから加害者たる子供に報復することに。

マトモな人間にしてみれば、シュールなギャグのように思われるでしょうが、それが現実で起こっているわけ。
『どうして子供を作ったの?』
なんて質問に対し「政府による少子化対策」とか「夫がほしがった。」「実家の母親がほしがった。」「インターネットの仲間からアドヴァイスされた。」とかの自分自身とは別の人の意向から説明するような親は、いずれは、事件を起こしちゃうものなんですね。まあ、たまたまその親自身が起こさなくても、子供の方が起こしてしまうもの。

子供としては、そんな親に育てられたのなら、早めに自覚しないと、そんなことが連鎖するだけなんですね。

(終了)
***************************************************
発信後記

今回のお題とは関係ありませんが・・・
発行者の私にいただいたお便りには、基本的にはお返事を出すようにしています。
初めての方には、1日以内にはお返事を出します。お返事のテンプレートができていますから、それほど手間がかからないんですよ。

ただ、リピーターの方には、ちょっと遅れることもあります。
とはいえ、基本的には3日以内、遅くとも1週間以内ではお返事は出すようにしております。
メールマガジンの発行者は、基本的には発行者のサイドからお便りを出すものではなく、返事のスタイルしか存在しないので、返事にあまり時間をかけるわけにはいかない。

とは言え、バタバタしていたり、身体がガタガタしていると、サスガに返事の文章を書くことができないこともあります。皆さんは季節の変わり目でお体に気をつけてくださいな。
まあ、メールの文章をまとめるくらいは簡単ですが、いざ文章をまとめようとすると、個人宛のメールでも、やっぱりそれなりのクオリティにしたいので、体力的にも精神的に消耗したりします。
文章をまとめるって、体力を必要ではありませんが、体力を消耗するものなんですよ。

返事の文章くらいは「てきとう」に・・・でもいいのでしょうが、なんとなくね。
それにちゃんとした文章にしておくと、後でその表現を使いまわしができたりするもの。
文章の使いまわしも、食品衛生法で禁じられているわけではありませんからね。
R.10/11/12