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カテゴリー | ダメダメ家庭における女の子 |
配信日 | 08年5月16日 (10年8月5日 記述を追加) |
タイトル | 若いおばあちゃん |
以前に「35歳になったら羊水が腐る。」とかの発言をした女性タレントがいましたよね? 私個人は、その手の芸能ネタには関心がありませんが、ずいぶんと大騒ぎになったようです。 あまり高齢になると、出産にも身体的なリスクはあるでしょう。 しかし、出産となると、『出産前』の妊娠中の問題だけでなく、『出産後』の問題もあるわけでしょ? 若ければ身体的なり体力的に出産には都合がいいとしても、出産後の子育てはどうなのか? この点は、若すぎると不都合なことも多いもの。 それこそ、「羊水云々」を放言する人が、そのまま母親になってしまったら、そんな母親は子供にどんな物言いをするの?何も考えずに、その時の感情に任せて、言いたいことを言っていたら、子供の精神はズタズタですよ。 子作りにおいては、本能と感情に身を任せればいい・・・のかもしれませんが、子育てにおいては、親として、自分の感情を制御する必要もあるでしょ? 母親云々でなくても、子供がいない専業主婦でさえ、ある種のマネージメント能力が必要になってくるもの。感情にまかせて、欲しいものをその都度買っているのではなく、将来設計を踏まえた計画的な行動をする必要があるでしょ? タタミと女房は新しい方がいい・・・なんて古典的なギャグがありますが、タタミはともかく、女房はそうはいかないでしょ?そんなに新しいのがいいのだったら、女房に隠れて若い愛人でも作ればいいじゃないの? 幼な妻ってかわいいなぁ・・・なんて言っているのは、フィクションの話だけでしょ? 現実は、そうはいかないもの。 とは言え、現実でも、若い母親がいたりするもの。 「あれっ?あの年齢で、子供を連れて歩いているよ?!」 なんて親子連れを見たこともあるでしょ? さて、では、女性が最初に出産する年齢は? 今の平均は25.8歳なんだそう。 たとえば、大学を出た女性だと、2年くらい働いて、結婚して、1年くらい様子を見て、妊娠,出産となると26歳ということになる。 短大を出た女性だと、3年くらい働いて、結婚して、1年くらい様子を見て・・・ということで、25歳で出産となる。 高校を出た女性となると、4年くらい働いて・・・と、結婚、様子を見て24歳で出産となる。 もちろん、これはスムーズ?に進んだケース。 実際は、もっと長く働いたり、色々と相手を探したり、もっと長く様子を見たり、中々妊娠をしなかったり・・・そんな要因もあります。短縮される要因としては、学生時代からの付き合いだから・・・という事情もあったりするもの。 結婚とか出産なんて、人生の大きな転機なんだから、いくら考えても、考えすぎということはないでしょ?本人だけの問題ではありませんからね。 とは言え、ダメダメ家庭の人間は自己逃避である。 このことは、頻繁に書いています。 考えることなり、判断することから逃避するわけ。自分では何も考えないものだから、結果的にうまくいかず、しかし、自分で考え判断したわけではないのだから、「ワタシは悪くないっ!」と自己弁護するだけ。 考えること、判断することから逃避しているわけだから、結婚相手を選択する・・・というシチュエーションも不快に思うことになる。自分が「選べる」状況がイヤなんですね。 結婚していない状態だと、「どんな人と結婚しようか?」「どんな時期に結婚しようか?」「自分としては将来をどうしたいのか?」そんなことを自分で考えることができますし、考える必要があるでしょ? しかし、そんなシチュエーション「そのもの」がイヤなんですね。選べること自体に心理的なプレッシャーを感じてしまう。 だから目の前にいる人とアッサリ結婚してしまう。それも「こんなワタシでいいの?じゃあ、結婚してアゲル!」そのように、自分の判断を放棄した形になる。そうなると、「どんな人と結婚するのか?」「どんな時期に結婚するのか?」という判断の場から解放されるわけ。 そんな人は、実にアッサリと子供を作ってしまうもの。だって「いつ子供を作ろうか?」「はたしてこの人と子供を作っても大丈夫なのか?」そんな判断はしたくないわけ。判断の場から解放されるためには、実際に子供を作ってしまえば、OKでしょ? と言うことで、何も考えない結果として、そして何も考えない状態を獲得するために、子供を作ってしまうことになる。 考えることから逃避するために結婚して、考えることから逃避するために出産する。 そうなってくると、実に若い母親が誕生してしまう。 ちなみに・・・当然のことですが、理由なり事情があって若い母親のケースもあるでしょう。前にも書きましたが、昔からの付き合いがあって、お互いの気心が分かりきっているケースも現実にありますしね。しかし、そうでないケースの場合には、自己逃避の結果である場合が多いものなんですよ。 ヘンな話になりますが、ほとばしる情熱によって、若くして母親になるというよりも、自分自身への抑圧の結果として若くして母親になる・・・そんな事例が多いわけ。実際に異常に若い母親って、なんとなくボンヤリとした雰囲気の人が多いでしょ? そんな自己逃避で抑圧的な人間が結果的に母親になってしまう。そうなると、そんな母親に育てられた子供はどうなってしまうの?まあ、親と同じような抑圧的な自己逃避人間になったりするわけです。 そうなると、親と同じように早くに結婚し、スグに妊娠してしまう。 と言うことで、結果的に「若いおばあちゃん」が誕生するわけ。 この「おばあちゃん」は祖母であって、当然のこととして老女ではありませんヨ。若い老女は、論理的にも存在しませんからね。 それはいいとして・・・40歳代前半のおばあちゃんなんて、早期の結婚、出産が2代続かないと不可能でしょ? 学生時代から付き合っていた人と結婚した・・・という事情も、2代は続きませんよ。それに、そんな仲良し夫婦の子供は、そんなにスグには結婚しないもの。 大学を出ればどうしても22歳にはなるわけだから、40歳代前半でのおばあちゃんなんて、ちょっとヘンでしょ?法律的にはともかく、22歳なんて、まだまだ社会的には子供ですよ。何もそんなに早くに親になることはないじゃないの? いったい、どんな考えで、そんなに早くに親になったの? そもそも、そんな若い女性と結婚して、子供を作るような男性も、はっきり言って要注意人物でしょ?自分たちの将来設計とかを、考えたりしたの?相手についてよく吟味したの?しかし、双方とも自己逃避同士で何も考えずに結婚して、何も考えずに親となってしまう。 自己逃避の結果であるがゆえに、その手の人間は、往々にして別の自己逃避手段をとったりするもの。それこそ都合が悪くなるとスグに逆上して、我を忘れる状態を獲得しようとしたりすることになる。 まあ、「若いおばあちゃん」の逆上に、実際に接したことがある方もいらっしゃるのでは? その手の人は、それだけ、思考停止が板についているわけ。 あるいは、目先のものを犯人認定して、「あの○○のせいで、うまくいかない!」「全部あの○○が悪いんだ!」となってしまって「ああ!ワタシって、なんてかわいそうなの?!」と自己憐憫するだけで、自分では何も対処しない。 子供が関係した事件があった時は、母親の年齢の異常な若さにビックリすることがあったりするでしょ?「えっ?この人・・・○○歳で母親になっちゃったの?」なんて驚かされたりする。そんな時には往々にして、その母親の母親・・・つまり祖母が祖母になった年齢にもビックリするものでしょ? 「へぇ・・・○○歳でお祖母ちゃんかぁ・・・」 「いったい・・・どういう事情で・・・」 「どんな感じで、子供を育てたのやら・・・」 もちろん、その他にも事情があって、若い母親が2代続くケースもあるでしょう。 そんな若いお母さんやおばあちゃんと話をすることがあったら、「どうしてその人と結婚したの?」「どうして、そんなに早くに子供を作ったの?」そんな質問をしてみてくださいな。 「いやぁ・・・中学校時代からのクサレ縁で・・・」と苦笑いするのならともかく、現実では、明確な回答はないことが多いものなんですよ。 「うーん・・・なぁ〜んとなく・・・」とか、むしろ「どうしてそんなことを聞くのよ!キーっ!」 そんなパターンが多いものなんですね。 当人がちゃんと考えた上で若い母親になったのなら、周囲にグチを言う必要はないでしょ?しかし、自己逃避の結果として若い母親なり若い祖母になっている人は、当然のこととしてグチばかり言っている。しかし、自己逃避であるがゆえに、現実を直視しない。「こんなものなんだ!」と自分を納得させている状態。だから、グチを言っていないとしても、人から突っ込まれるとスグに逆上するしかない。現状がうまく行っていないことを認めることから逃避していたり、うまく行っていない理由をとりあえず設定しているだけなので、その話題には触れたくない。だから、逆上することで、お得意の思考停止になるわけ。 前にも書いていますが、日頃から情熱の赴くままに生きているというよりも、日頃から自分を押さえつけて生きている・・・そんな人が、若い母親になったりするもの。 考えることを抑圧しているので、「なんとなく」母親になってしまう。 「何を考えて、そんなふうに、若くして子供を持ってしまったの?」 と疑問を持つのは当然ですけど、結局は「何も考えていないし」、「考えること」から逃避しているわけ。 まあ、そんな人と、話をしても面白い話をすることは滅多にありませんが、その時点で逃げておかないと厄介なことになるものなんですよ。 前にも書きましたが、この手の人は、何も考えていないし、何も考えたくないわけ。 逆に言うと、自分で判断した上で、現状になっているわけではない。 ただ、何も考えずに、流れのままで来たら、結果的にこうなってしまっているだけ。 自分で判断した上での結果ではないので、常に被害者意識を持ち、逆にいうと、加害者を探しているわけ。 まあ、身近にいる自分の子供を犯人認定して虐待する例がポピュラーといえるわけですが、そんな状況に気軽に近づいて行ってしまうと、近づいた人が犯人とされてしまうわけです。 ちなみに、何も、若い母親を白眼視しようと申し上げているわけではありませんよ。 「どうしてそうなったのか?」その理由から見えてくるものが多いというだけです。 早めに対処すれば、悲惨な事件だって、事前に防止できるわけです。 自己逃避のダメダメ人間の場合には、「このように子供を育てたい!」なんて構想を持っていて、その構想の上で若い母親になったわけではないわけ。 何も将来設計がない・・・がゆえに、若い母親になってしまう。 「理由がないことが、その理由」という消去法的な二重否定なんですね。 考えないという結果のゆえの若いお母さんだったら、何も考えたくないそんな母親は子供の話を聞くわけもないでしょ?そんな家庭の子供は結果的に自分を抑圧するようになってしまって、精神的抑圧が連鎖するわけ。 若いお祖母さんはともかく、抑圧が連鎖したダメダメ家庭は、皆様の周囲にもいたりするでしょ? (終了) *************************************************** 発信後記 前にも書きましたが、お便りをいただいた場合には、それが新規の方でしたら、1日以内にお返事は出します。 しかし、リピーターの方は、そんなに急いでは出しません。 とはいえ、基本的には4日以内には出すようにしております。 それより遅れているケースは、私の感情的な問題ではなく、もっぱら身体的な問題ですので、ご容赦いただけると幸いです。 文章をまとめることって、クレジット・カードで買い物をするようなもの。 気軽に、買うことができても、調子に乗って、買いすぎると、後でとんでもないことになる・・・ 同じように、文章をまとめた後で、体力の消耗にビックリすることもあるんですよ。 まあ、誰かに呪われているのかもしれませんが・・・ 心当たりは山ほどあるし・・・ |
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R.10/8/5 |