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カテゴリー | ダメダメ家庭における女の子 |
配信日 | 03年12月10日 (10年9月5日,11年1月1日 記述を追加) |
タイトル | 適齢期には結婚しろよ! |
女の子にとって、結婚はその相手や時期の問題を含めて、重要な問題となることは言うまでもありませんよね。 その他の国はともかく、日本では適齢期についてまだ意識に残っていますので、親の方から、娘に対して、しつこく「結婚はまだか?」と聞くことも多いでしょう。 この場合、その娘が実際に、そこそこの年齢になっていれば、周囲から言われてもいたし方がない面もあります。35歳過ぎても遊びまわっているような女性だったらね。 言われてもしょうがないとは言え、勿論、あまり強く言ったりしてはいけないでしょう。ただ、このような遊びまわっている女性の家庭は別にダメダメ家庭とは違うようですね。 30歳代の後半ともなると、しょうがないわけですが、ダメダメ家庭では、娘が10歳になる前から「適齢期になったら結婚するよう。」言ったりするんですね。 まさに、「人に合わせて」「ふつう」に行動してほしいわけ。 実際に使われるのは「オマエも25歳くらいになるまでは結婚していないとダメだ!」と言うような言葉でしょうか?この言葉を言われたら、言われた娘も困惑するだけでしょ? その理由としては、 1つには、「適齢期以降の年齢になったら、もう親に手間をかけさせるな!」という意向が伝わること。 2つには、結婚に必要な人との出会いや恋愛を、スケジュール上の観点から当てはめるという考え方に無理があること。そもそも、結婚生活に何も実感がない状態だったら、そんな話もピンと来ないでしょ? 3つには、適齢期での結婚を主張する母親が、実際に幸福ならいざ知らず、日頃から不平不満を口にしていたら、言われた女の子としても何とも言いようがないこと。 ・・・でしょうね。 前にも書いていますが、ダメダメ家庭では、そのような言葉を、娘が大学を卒業した段階で言うのならまだしも、小学生の段階で娘に対して言い放つわけです。しかし、そんなことを言われても、小学生の女の子にしてみれば、まだ現実感はないに決まっているでしょ? ダメダメ家庭というものは、やたら「形」にこだわる家庭なんですね。 自分の娘が適齢期に、一応は社会的なステータスのある男性と結婚する。そのような形にこだわっているわけです。 親たるもの、自分の娘を適齢期までに結婚させたかったら、できるだけ人との出会いに機会を作って上げればいいだけなのでしょ?どこかのサークルに一緒に入るとか。 そのような活動をせずに、10歳の娘に対して、適齢期での結婚を要求する。 しかし、大体において、ダメダメ家庭というのは、外との交流がほとんどない。 親自身がこのような状態なので、子供としても出会いがどうしても少なくなるわけです。 それどころか、ダメダメな親は趣味も持たず、日頃からグチばかり。 子供と一緒に趣味を楽しむような家庭だったら、そんな環境の中にいる子供としても、コミュニケーションの訓練もできますし、相手となる人の幅も広がるでしょ? 気が合って、将来を供にする人も現れてきますよ。 しかし、ダメダメ家庭では違っているわけです。 進学などの出会いの機会も作ろうともせず、そして家庭内でコミュニケーションの訓練もせず、ただひたすら、「適齢期には結婚しろ!」と子供に対して言い渡すだけ。いわば「親に恥をかかせるな!」と言うわけですね。 このような要求そのものは法律に触れるものではありません。 しかし、このように「追い立てられて」結婚した後に、ドメスティック・ヴァイオレンスの被害者になるケースが多いわけです。 結婚相手について、じっくり考えることをせず、「まっ、いいかぁ・・・」「もう、しょうがいなぁ・・・」「これ以上、粘っていると、適齢期から外れてしまう・・・」「親に恥をかかせるわけにはいかない!」「もう、どうにでもなれっ!」と、さじを投げる感覚に近い。 そんな態度では、ロクな結婚にはなりませんよ。 「なるようになれ!」と投げやりに結婚するから、まさに相手から殴られる・・・それは、倫理的にはともかく、論理的には、実に自然なことでしょ? 本来は、自分の娘のそんななげやりな態度の問題点を指摘するのが親の役割と言えるわけですが、ダメダメな親はそんなまっとうなアドヴァイスはしない。それどころか、嫁入り道具の費用をできるだけ安く済むような「少々難あり」の相手を薦めたりする。外見上とか肩書的には、「ふつう」でも、その内面としては「難あり」なダメダメな人も、世の中には多いでしょ? それこそ、親戚に離婚した人が多いとか、養子縁組などで「凝った」スタイルになっている家庭だとか・・・ 周辺の人だけでなく、当人自身としても、誠実さに欠ける人のようだとか・・・ 形の上では、OKでも、中身的にNGの人も現実に多いでしょ? 本来は、そんな背景があれば、より一層注意するものですが、逆に言うと「脛に傷持つ」相手と結婚すれば、色々な費用は安くできますからね。 外見上はマトモでも、その中身として「難あり」の人を見分けるのが、親の本来の役割でしょ? しかし、ダメダメな親は、コスト重視の発想で娘の結婚を考える。まるで、格安アウトレット品とかスーパーマケットの閉店前の投げ売りに群がっているようなもの。 しかし、結婚費用については、色々と考慮して、娘に要求しても、幸福な結婚については何も考慮しない。 ダメダメ家庭の親は、被害者意識が強く、子育ても、親である自分が押し付けられた被害だと認識している。だから、加害者たる自分の子供の幸福なんて願っていないわけです。 むしろ、その子供が「ふつうではない」行動をして、それにより、周囲から非難を受けるという、親としての「被害」を警戒しているだけ。 だからこそ、周囲から指摘を受けないような「ふつう」で「目立たない」ように振舞うことを子供に求めるわけです。子育ての被害を最小化する方向には考えても、自分の子供の意向を実現させてあげたいなどとは何も考えない。 だからこそ、「ふつうに振舞え!」「人に合わせろ!」と執拗に要求することになる。 もちろん、結婚適齢期の問題だって、その流れの一貫となっている。 そんな要求を受け続けた子供としても、日頃見ている自分の親たちは結婚生活の楽しさなんて無縁そのものなんだから、結婚して何かいいことがあるなんて全然思えない。 その女の子は、ただ「適齢期になったら、親に恥をかかせないために結婚するだけ。」になってしまう。 まさに、ただ、「形を整えるだけ」の状態。 「結婚生活に入るもの、希望を捨てよ!」となり、もはや地獄の門にある銘と変わらない。 こうなると、年齢がきたら軍隊に徴兵される青年と全く同じ心境ですね。そのような心境で「新婚家庭」という戦地に赴くわけです。 と言うことで、本当に戦場のような新婚家庭になってしまう。 暴力と怒号と、死が隣り合わせの家庭。 そんな新婚生活に、自分の娘を送り出して、ダメダメな親は「あ〜あ、これで肩の荷が降りたわ!」と安堵の表情。 まあ、確かに「片が付いた」とは言えるでしょうね。 しかし、現実的には、その娘があっという間に戻ってきたり、それこそ、もっと根源的な形で「片付く」ことになってしまう。 まだ、「片付けば」いいわけですが、新たな家庭において、「何も考えない」状態で、「周囲に合わせて」子供を持ってしまったら、ダメダメが悪化するばかり。 「何も考えない」ままで、親になってしまったそんな女性は、子供に対して「ふつうになれ!」と要求し、そんな要求を受け続けた子供の側は、周囲を伺ってオドオドしてばかり。 まるで、かつての自分の姿そのもの。絵に描いたように「子は親の鏡」状態。 そんな現実に直面すると、パニック的になり、子供を虐待したり、目の前の現実から逃避してしまう。 形にこだわることにより、目の前の現実を見ることから逃避する・・・そして、形を整えることに必死になるばかりで、中身の面はどんどんと悪化していく・・・結婚の適齢期についての考えや行動においても、そんなダメダメ家庭を進行させるプロセスは、簡単に見えてくるものなんですね。 (終了) *************************************************** 発行後期 前回の「給食,制服」のお題に関し、おたよりを頂戴いたしました。 私としてもちょっと言葉足らずだったかとも思います。 まあ、給食そのものが悪いわけではありませんね。 それはさながら保険と同じ。 自動車保険に入っているからと言って、時速100kmで公道を走っちゃいけませんよね? 「いいじゃん!いいじゃん!いざとなったら保険があるんだし・・・」 勿論、いざとなったら保険を使えばいいのでしょうが、使わないで済むのなら尚いいこと。 私としては、こんな感じです。 |
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R.11/1/1 |