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カテゴリー | ダメダメ家庭が子供に与えない体験境遇 |
配信日 | 04年8月9日 (10年10月3日 記述を追加) |
タイトル | 進学へのサポート |
前回の配信では、ダメダメ家庭では、子供に学歴を付けさせようとは考えていない親も多いという内容で配信いたしました。 今回の文章は、前回とよく似た内容になりますが、子供の進学について考えていないダメダメ家庭について考えてみたいと思います。 記述的に、前回の内容と重なる点も多くあります。 親としては、法律上は子供には義務教育である中学を卒業させればいい。それ以上の教育は親のオプショナルなサポートと言えるわけです。 自分の子供を高校に進学させるのも親の意向次第。大学に進学させるのも親の意向次第。大学院も親の意向次第。専門学校も親の意向次第。留学も親の意向次第。 もちろん、その高校なり大学においても、その中身や費用負担において色々ありますよね? 子供が強い学習意欲があって、学力も高い状態であれば、その家庭に経済的にハンディキャップがあったとしても奨学金を利用したりする方法もあります。 公共の奨学金だけでなく、民間でも銀行の教育ローンもありますよね? お金なんて後で返せばいいだけですからね。しかし、若い頃の教育の欠損は後では埋められないでしょ? ダメダメ家庭では親の側も奨学金のシステムや教育ローンのシステムそのものを知らない場合があるわけ。もともと、子供の教育については関心がないので、そのような進学に対する各種サポートなどは知らない場合が多くあるわけです。 また、ダメダメ家庭だったら親の方から「スグにお金を稼げ!」と言われたりする場合もあります。こうなったら制度としての奨学金も無力でしょう。 たとえ、国や自治体が、教育に対する補助のシステムを用意しても、そもそも子供の教育に関心のない親だったら、意味ないんですね。 だから、ダメダメ家庭はそのような進学への補助のシステムがあることも知らないし、調べようとしない。ただ、「お金持ちはいいなぁ・・・」と恨んだり、「国のやり方には困ったもんだ!」とグチを言うだけ。そんな親のグチや被害話を聞いているものだから、子供も周囲への敵愾心を膨らませることになってしまう。 そりゃ、学校を襲撃するような凶悪事件も起こるわけですよ。 だって、もともと教育を受けることができなかっただけでなく、周囲への敵愾心を持つような環境なんですからね。事件も起こって当然と言えます。 何も国のシステムが問題のないものだとは申しません。しかし、例えば国が用意している進学への補助のシステムを調べようともしないで、「国が悪い!」と言っているだけでは、悪いのは家庭の方でしょ? 進学することは、知識を得たり、いわゆる学歴を得ると言うことだけではありませんよね?学校に通っている間で、友人との交流もできるわけです。やはりそれなりの学校では、それ相応の友人を得ることになる。 人間の成長、そして社会との関りにおいて、様々な人間・・・とりわけ尊敬できるような人間との出会いが不可欠でしょう。できる限りレヴェルの高い学校への進学は、将来を豊かにする出会いの可能性へとつながっていきますよね? 何回も書いていますが、社会に出るまで、一回も尊敬できる人間と出会わなかったような人間が将来どうなるか?このことはあまりに明白です。 しかし、ダメダメ家庭では子供の将来について考えたりはしない。「将来は、ウチの子供に、自分の老後の面倒を見させよう!」まあ、そんなことしか考えていないんですね。 だから、オシメを取り換えるくらいの能力が取得できればいい・・と思っていたりする。 子供の進学についても、自分たちの老後の面倒を見させるためという観点だけであって、子供本人のことは何も考えていないわけ。いわば、奴隷と変わらない。 優秀な奴隷と、能力のない奴隷の違いがあるだけ。 そして、優秀な奴隷にするために、「ある程度」の費用はかけてもいいというだけ。 そもそも、ダメダメ家庭は被害者意識が強く、その親は、「親である自分は子育てという面倒を背負わされたかわいそうな被害者」と自分自身を認識している。 「ワタシこそが一番かわいそう」と思っているんだから、子供への配慮なんてしませんよ。 だから、子供自身の将来に役に立つようなことには興味はないわけです。 まあ、「周囲の人たちがやっている程度に合わせておけばいいや!」と言った感じ。まさに、ダメダメ家庭ご用達の「ふ・つ・う」となる。 別の言い方をすると、親が子供の進学に関して、親として周囲から後ろ指を指されなければそれでいいわけ。 後ろ指を指されるような事態となると、それは、いわば被害でしょ? 自分に降りかかる被害には反応しても、子供の将来には何も関心がないわけ。 そもそも、子供を作る際にも、進学というファクターを考慮しないで、「て・き・と・う」に子供を作ってしまう。親として子供の進学に対してサポートする発想があったら、子供の数とか、子供を持つ時期とかについて、当人なりに考えた上で、子供を持つことになるでしょ? まあ、留学くらいになると、ちょっと難しい面もあるでしょうが、大学進学くらいは、気兼ねなくできるようにしておかないとダメでしょ? そんなことも想定していないで子供を持つ親がマトモなの? 現時点で経済的にハンディがあるのなら、奨学金などのサポートのシステムを調べ上げた上で、子供を持つ必要があるのでは? しかし、ダメダメな親は何も考えないで子供を持ってしまう。 そうして、いざ子供の進学となって、「お金がない!」とかで騒ぎ出すことになる。 そうして、子供に対して「進学はあきらめろ!」と言い渡したり、少しはマシな親となると、あわてて、サポートを申請することになる。 奨学金のような比較的ポピュラーな制度だけでなく、学校などの学費減免も躊躇なく利用しようとする。 学費減免も、必要になる場合もあるでしょう。 しかし、本来は、そんなものが必要になる状況だったら、子供を持つこと自体が間違いでしょ?交通事故や火事などの予想外のトラブルがあって、予想外の出費が発生して、結果として学費減免を申請したというのならわかりますよ。しかし、そのような予想外のトラブルもないのに、学費減免を利用するのは、最初の段階で無計画であり、無責任と言えるでしょ? まず何よりも、子供もいたたまれませんよ。 下手をすれば、今回の学費減免の合格者?として学校の掲示板として名前が貼り出されたりするわけですからね。 しかし、ダメダメな親は、子供の心情などには関心がない。 子育てを、親である自分が背負わされた被害と疑わない人間にしてみれば、子供の心情が傷つくことは何の関心もないわけ。 子育てを被害だと考えている親に育てられた子供は、常に、切羽詰った心情を持つことになる。ダメダメな親は、子育てに対して被害感情を持っているので、子供に対し、ある種の「見返り」を求めるわけ。 子供としては、常に成果を出さないといけないと、気持ちが張り詰めている状態。 しかし、そんなことだからこそ、トラブルになってしまうのは当然のことでしょ? 見返りを求める発想があるので、「大学に行かせてやった!」とかの恩着せがましい物言いになる。 ヘタをすれば、このご時勢に、「ワタシは、自分の子供を、わざわざ高校に行かせてやった!」くらいに恩を着せようとする。 事故とか病気とかの事情があって、進学が難しくなったのではなく、最初から進学などは想定外で子供を作るわけ。だから、そのような突発的な事情がなくても、進学させることは、とんでもないレヴェルでの親からのサポートとなり、だからこそ、その分の持ち出し・・・別の言い方をすると被害を意識することになる。 そうして、「自分の子供を大学までやったワタシたちはなんて立派な親なんだ?!」と自画自賛することになる。 それが昭和の初期とかの時代でしたら、時代的に確かにそうなんでしょうが、その気になれば誰でも大学にいける時代においても、そんなことを、まだ言っている・・・それがダメダメな親なんですね。 ダメダメな親は子供からの被害には反応しても、子供の才能を伸ばしてあげようとは考えない。子供からの被害ということで、世間体は結構気にするわけです。それこそ、親の方から「進学はあきらめろ!」ということで子供を早くから働かせた後で、今度は他の家庭の子供より自分の子供の学歴が劣っていることを責めたりする。 信じられないかもしれませんが、実際にあったりするんですね。 自分の世間体の悪さを子供からの被害と認識し、怒ったりするわけ。 「親戚の○○君は立派な学校に行って、論文も書いているのにオマエは一体何やっているんだ!」「ご近所の△△さんはちゃんと大学に行って立派な会社に就職しているじゃないか!オマエは何やっていたんだ!」と言ったりするわけです。 このように指摘され、「そもそもアナタが進学はダメって、許可しなかったんじゃないの・・・」と親に対して抗弁できる気力が残っている人は皆無でしょう。 進学という交友関係を広げる絶好のチャンスからも遠ざけられる。 そして当然のこととして、就職先の可能性も狭くなり、ますます人との接触が狭くなる。 だから本人の可能性が伸ばせない。 そして、そのことで親から責められる。 まあ、ダメダメ家庭はこのように出口がないわけですね。 (終了) *************************************************** 発信後記 中国でのサッカーの大会での中国人・・・まさに絵に描いたようなダメダメ振りで・・・ あのようなシーンがあると、もっともらしく「過去の日本と中国の関係云々」とおっしゃる方が日本にもいらっしゃいますが・・・ 中国人の方も自分たちの代表の中国チームがまだゲームをしているのに、さっさと帰っちゃうし、曲がりなりにも準優勝したのだから、その表彰式まで付き合うとか・・・せめて最後まで中国チームを応援し、健闘を讃えればいいのに・・・ 日本との過去の問題云々ではなく、結局「心が貧しい」ということなんですね。 あそこまで「心が貧しい」と、マトモになるまで1世紀以上はかかるでしょう。壊れた心を戻すにには大変な時間がかかりますからね。そんなことより、ゼロから作り上げて行った方がラク。 ということで、中国のお金持ちはさっさと、自分の子供を海外に移住させていくんでしょうね。 |
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R.10/10/3 |