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カテゴリー | ダメダメ家庭出身者の行動 |
配信日 | 04年9月20日 |
タイトル | 方向違いの不満をぶつける |
「親を大切にしなさい!」って、お説教の王道ですね。 しかし、今現在、親を心から大切にしている人は、そのようなお説教があったから、親を大切にしているの? 違いますよね? そもそも一緒にいて楽しかったから、今現在、親を大切にしているわけでしょ? だから、たとえ、お説教の言葉が「親なんか蹴飛ばしてしまえ!」と変更されても、実際に蹴飛ばしたりはしないでしょ?お説教の言葉なんて、本当は意味なんてないわけです。 周囲から、あえて「親を大切にしなさい!」と言われないと、積極的には大切にしたくない・・・ダメダメ家庭では、その程度なんですね。 しかし、自称「善意の人」は「親を大切にしろ!親を大切にしろ!親を大切にしろ!・・・」とカルト宗教のマインドコントロールのように繰り返すばかり。 そして、「大切にされるに値しない」・・・つまりダメダメな親ほど子育ての苦労をよくグチる。 「オマエを育てるのに、私の人生を棒に振った。」 こうなると「親の人生を棒に振らせてしまった」子供も、親に対して「罪の意識」を持つようになってしまう。 その子育てによる被害に配慮して、結果的に形の上では「親を大切にする」わけ。 しかし、所詮はダメダメな親でしょ?子供に「罪の意識」を持たせて子育てをするなんて・・・ そんな環境だったら、子供だってマトモには育ちませんよね? だから子供は何事にもうまく行かずに、色々と不満を持つようになる。それに親の側だって子供の将来に対してサポートするわけでない。親は子供に「子育てのグチ」を繰り返すばかり。子供が持っていた可能性は伸ばされることはないわけです。 結局は、子供の不満が臨界点に達して事件が起こることになる。 しかし、「親を大切にしろ!」という社会からのありがたい正論と、「親の人生を棒に振らせた。」という罪の意識で、不満の本当に原因たる自分の親はアンタッチャブル状態。 だから本来は関係ないはずの、別の対象に不満を爆発させることになる。 それこそ、以前に起こった大阪教育大学付属小学校の事件も典型です。 犯人の親も「アイツは本当はオレを殺したかったんだろう・・・アハハ!」と、よくわかっていらっしゃる。 関係ない小学生を襲うより、サイテーのダメダメな親を殺した方が、本人にとっても社会にとっても有益でしょ? 何故に大元の原因の人間を殺さないの? あるいはちょっと前に韓国で大量殺人事件がありました。 あの手の事件というものは、結局は犯人の出身家庭がダメダメなんですね。その不満を本来の原因である親に対して直接的にぶつければ何の問題もないわけですが、「妙な正論」と「親への罪の意識」がジャマをしてしまうわけ。 だから、自分の不満を関係ない人間にぶつける。 まさに「誰でもいいから殺したかった!」と言いながら殺戮を行う。 しかし、「誰でもいい」と言葉の上ではなっていても、「自分の親以外」という無言の枕詞が付いている。 しかし、そんな状況にしたのは、結局は、その親。 実際に殺人事件に至るような例は特殊な例として、やたら周囲に不満をぶつける人っていますよね?どうしてそんなに周囲に不満をぶつけるのでしょうか? それって不満の一番の原因を見たくないので、別の理由を探して不満をぶつけているわけです。そして一番の原因というのが自分の出身家庭のことが通例です。 しかし、自分の親はアンタッチャブルとなっている。自分の親へ不満は自覚もできない。ということでできるだけ多くの・・・親以外の・・・不満の種を見つけてブツブツと糾弾することになる。 実際にその手の「いつも不満をぶつける人」って、決して自分の親への不満は言わないものでしょ? 言うとすれば「政治が悪い。」「オレは社会から認められていない。」等々の言葉になってしまう。 しかし、自分の子供を、そんな不満ばかりの人間に育ててしまった人がいるわけでしょ? そんな不満ばかり語る人間と話していて楽しいわけもなく、当然のこととしてそのような不満ばかりの人間は、周囲から相手にされなくなる。となると益々不満が高まることになる。 ここでこそ大元たる自分の親に不満の矛先を向ければ解決に向かうのでしょうが、やっぱりダメ。ということで、結局は大量殺人事件に至ってしまうんですね。 最近の典型的なダメダメ集団と言えるイラクも同じ。 本来はサダム・フセインなんかが大統領になってしまった自分たちの問題でしょ?「アメリカ打倒!」もヘチマもないじゃないの? しかし、自分たちの大元の問題から目をそらすためには、「アメリカ打倒!」と叫んでテロをすることも必要になってくるわけです。 イスラムの大義とか、「子供は親を大切にしろ!」とかのもっともらしい正論も、周囲からただ問答無用に押し付けるだけでは、大量殺人につながってしまうだけなんですね。 そんな一般論的な正論によって、物事を具体的に考えることを抑圧してしまう。 だって、その人にとって一番重要な問題を考える方法論こそが、それ以外の問題を考える方法論に直結するでしょ? 親の問題を、具体的に考えることができなければ、他の分野においても具体的に考えることは難しくなりますよ。 そうやって、どんどんと、視点が明後日の方向に向かってしまう。 むしろ、自分を騙す方向に議論を持っていってしまう。 それこそ、よくある「時代が悪い。」とかの言葉ですが、そんな言葉を言う人に限って、「じゃあ、別の時代ではどんな様相だったのか?」について何も説明できないものでしょ? というか、知ろうとも調べようともしないものでしょ? 自己逃避の人間にしてみれば、その議論の方向が明後日の方向である方が心理的にラクになる。そして、そのラクさに引っ張られて、その行動も明後日の方向に向かってしまう。 そんな人に対して、「色々と不満を持つのはいいとして、じゃあ、アナタ自身としては、結局はどうしたいの?」などと聞いても、回答がないか、逆上するだけ。 逆上ということは、その感情も明後日の方向に行っていることでしょ? しかし、それこそが自己逃避人間にはラクなことなんですね。 だからこそ、そんな方向違いを繰り返すわけ。 (終了) *************************************************** 発信後記 先週の金曜日の午後より、以前このメールマガジンの連絡用に設定していましたアドレスが開けなくなりました。 ホットメールなので、どのみち使い捨てアドレスなのでいいのですが・・・ということで、アドレスを変えました。 ちなみに、ブラウザをIEだけでなく、OPERAやNETSCAPEでも開けないところをみると、ウィルスを送られたのでしょう。 まあ、「心当たりがない」などとはとても言えませんし、そのようなことは想定していますからいいのですが・・・ しかし、WEBメールをクラッシュさせるウィルスがあるんですねぇ・・・ まあ、私の文章を気に入らない方がいらっしゃっても当然だと思いますが、反論は言葉で行えばいいんじゃないの?ちゃんとした日本語を・・・英語でもいいですが・・・使って緻密な論理を組み上げた文章で反論をぶつけた方が、私にダメージを与えられるでしょうに・・・ 言葉では私に全く敵わないからといって、そんなことするって自分がミジメになるだけでしょうに・・・そんなダメダメで居直ってどうするの? 思考を鍛錬し、文章表現を磨く練習は自分自身を高めてくれますよ。 私としては、その人に対して腹が立つどころか、お気の毒に思うだけなんですねぇ。 まあ、その人も、そのうちにどこかの小学校を襲撃したりするのかな? |
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R.10/11/15 |