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カテゴリー ダメダメ家庭の金銭感覚
配信日 05年1月10日  (11年2月6日 記述を追加)
タイトル 亭主の稼ぎの低さを嘆く
ダメダメな家庭においては、経済的な問題が家庭内で話題に上ることも多い。
そもそもダメダメ家庭の人間は会話の能力がない。だから、会社などにおいて仕事の成果も上げにくい。そもそも、ダメダメ家庭を作る親の出身家庭からしてダメダメなので、自分の子供が幸福な一生を送ることができるように、教育などに配慮することもない。
だから、当人の資質としての可能性は持っていても、それが伸ばされないままになっている。
だから、そんな人が家庭を作ると、どうしても収入の面でハンディキャップとなってしまう。自分たちの家庭の収入が周囲の家庭よりも低ければ、妻としても嘆きたくも当然とも言えるでしょう。

ということで、自分の夫の稼ぎの少なさに、嘆きの一つでも出てしまうこともあるでしょう。まあ、それがご近所の井戸端会議でのグチならいざ知らず、子供の前でグチるのがダメダメ家庭というもの。
実際に言っていませんか?

「お父さんの給料が少なくて困った。」
「お父さんの給料が少ないので、旅行にも行けない。」
「給料が少ないので、おいしいものも食べられない。」
「あ〜あ、給料がもっと多い人と結婚すればよかった!失敗した!」

このような嘆きは子供に多くの影響があるのは当然ですよね?

1つは、子供に対し、今現在会社で働いている人間が、不在中の家庭で酷評されている様を目の当たりにさせることができること。

2つは、妻が家計の問題について、自助努力をしない様を見せられること。

3つは、「給料が少ない家庭なので、子供は親に対し『おねだり』をするな!」という意味も伝えられること。

4つは、家庭内で何か問題が発生しても、それはすべて「亭主の稼ぎの低さ」のなせる業となり、手っ取り早く犯人認定が完成されてしまい、真摯に現状を認識することをしなくなってしまうこと。

このように多くの効果が現れてくるわけです。

会社で働いている人間が、家庭で酷評されている様を見せられれば、そんな嘆きを聞かされた子供は、将来働いて家庭を維持することに魅力や意義を感じることはなくなります。これって、当然ですよね?自分への悪口に花を咲かせている人間のために、必死で働くの?そんなわけないでしょ?まあ、フリーターどころかニートになってしまうのも当然でしょ?

また、妻の家計への貢献・・・例えばパート等での収入を図る・・・ことを放棄し、ひたすら夫の収入の低さを嘆く様は、子供が将来持つであろう夫婦関係への希望に、決定的にダメージを与えるのに十分でしょう?
こんな妻を持って、何かいいことがあるの?
こんな夫婦を作って何が楽しいの?
宿主を食い荒らす寄生虫を、好き好んで飼う必要はありませんよ。

また、グチを聞かされる子供が女の子だった場合には、夫婦関係における妻の役割の例として、「いい見本?」となるわけです。自分のダメダメな両親を雛形として、同じような夫婦関係を築くことになっちゃうわけです。グチっていれば、それでオシマイという家庭を、子供としても、また、作るわけです。

また、早めに「家計の問題」を子供に伝えることにより、子供は「事情を理解して」親の経済的なサポートなどは、当てにしなくなります。
まさか、日頃から経済的な話題でのグチを聞かされ続ければ、「お母さん!あのゲーム機を買ってよ!」とは言えないでしょ?
たとえ、子供がねだったとしても、言われることは決まってしますしね。子供だって最初から諦めてしまう。

つまり、色々な意味で子供に手がかからなくなるわけです。

しかし、手がかからないということは、別の言い方をすると、子供が家庭内で気を使っているということ。そんなことだから、子供のストレスは溜まる一方。
子供としては、このようなストレスの発散は、外でするしかなくなるわけです。
そもそも家の中にいても、親からのグチを聞かされるだけでしょ?マトモな神経が少しでも残っていたら、それこそ外に遊びに行っちゃうでしょ?
それに親からの金銭的サポートを当てにできない子供としては、自分自身で「稼ぐ」必要があるわけですしね。
ということで、様々な少年犯罪が簡単に誕生してしまうわけですね。
子供としては当然の判断なんですね。他にどうすればいいの?

そんな事件があってから、親の側は「夫もダメなのに、子供までこんなことに?!」、「どうしてこんなことに・・・」、「全く私は貧乏クジを引いたわ!」、「やっぱり夫がちゃんとしてくれないから、こんなことになってしまったんだ!」と、ダメダメ家庭お得意のグチが更に加速することになってしまう。

そもそも、結婚後に収入が低いその亭主は、結婚前には収入が高かったと言うの?
もし、結婚前には亭主の収入が高かったのなら、グチを言いたいのは亭主の方でしょ?
だって、結婚したら収入が低くなったということになりますからね。
もし、結婚前も収入が低かったのなら、このような妻のグチって、一体何?

しかし、逆に考えることもできるわけです。
収入が低いということは、逆に言うと、お金の使い方について考えなくもいい。
つまり、その分だけ、選択の場が少なくなる。
自分なりに選択ができてしまうことは、自分で判断することに対して心理的な恐怖心を持っているダメダメ人間にしてみれば、好ましいものではない。
ただ、グチっていればいい・・・そんなシチュエーションこそ、判断の場を恐怖する抑圧的なダメダメ人間にしてみれば、本音においては望んでいること。
グチというか、嘆きこそが、ダメダメ人間が真に求めているものなんですね。

ダメダメ家庭の人間が「不幸への憧れ」を持っていることは、別のところでまとめております。たまたま不幸な状況に陥ってしまったから、その状況を嘆くのではなく、嘆きたいがために、不幸な状況を作ってしまうわけです。
つまり、その手の人は、夫の収入の低さを嘆くためにこそ、収入の低い男性と結婚しているわけです。もし、そうでないのなら、妻なりにサポートしますよ。
嘆きたいがために、嘆くのにフィットした男性を一緒になっているわけです。
ということで、このような「夫の収入の低さ」についてのグチって、典型的なダメダメな嘆きなんですね。
収入の問題で嘆くことができたという成功体験をふまえ、ますます嘆くことができる状況を作っていってしまう。

その道具として、自分の子供は最適なものでしょ?
まさに、子供を使って、嘆くことができる不幸な状況をますます作っていくことになる。
収入の低い男性と、わざわざ結婚する女性の問題を放置すると、そのツケは子供に集約することになってしまい、結果としてカタストロフに至ることになってしまう。
しかし、そんなカタストロフこそが、嘆きを並べたい人間にしてみれば、本音では望んでいること。

何も、突拍子もないことを書いているわけではありません。
皆様の周囲にも、実際にいたりするものですし、そんな人が作っている家庭をご存じの方もいらっしゃるのでは?

この手の人は、日頃から嘆いてばかりなので、周囲の人間も、嘆きに同調するダメダメ人間ばかりになってしまう。だからこそ、「どっちが、よりかわいそうなのか?」という被害者競争の心理があり、その競争心からますます不幸な状況を求めてしまう。
わざわざ収入の低い男性と結婚し、嘆くという行為の背景には、周囲のダメダメ仲間や当人の出身家庭の問題も見えてくるものなんですね。

(終了)
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発信後記

先日の奈良県の事件・・・最近奈良県では、いっぱいあるようですが、新聞販売員の事件です・・・ですが、いつものように「識者?」のコメントなるものが登場したりしています。
女性弁護士なる人の
「このようなことは男尊女卑の社会が背景にある・・・」とか何とかありました。

まあ、ダメダメ家庭に典型的な物言いとして「悪いのは社会のせい!」と言いたがることが多いのは、このメールマガジンで何回も書いています。
そんなに社会が悪いのなら、そんな社会に子供を産みだした、今回の被害者の親が悪いことになりますね?少なくても社会が「改善」されるまで出産は待つべきでしょ?
まあ、その女性弁護士も、そこまで頭が回る人ではないのでしょう。

一般的には弁護士は、頭が切れる優秀な人という認識となっていると思います。しかし、実際に弁護士と話をされた方はお分かりでしょうが、やっぱり弁護士にも「当たり」と「ハズレ」がいるわけです。

「当たり」の弁護士は、往々にして企業の顧問弁護士になるわけ。何も特定企業と癒着する、ということではありません。一つの企業ということではなく、様々な企業の顧問弁護士になったりするんですね。
優秀な弁護士は、顧客である企業が、法律的事件を起こさないように、あるいは起きたとしても、事件が小さいうちに収まるように、活動するものです。

顧客に事前にアドヴァイスを送ったり、大問題になる前にトラブルの相手との折衝をするわけ。自分の法律的能力を生かして、顧客が法律的事件に巻き込まれないように活動するわけ。
だから、優秀な弁護士は、一般の人には目立たないものなんですね。

テレビで目立つような活動をしている弁護士って、所詮は大事件になってからワイワイ騒ぐだけの弁護士なんですね。マトモな社会人からは相手にされていないわけ。
だからテレビに出たりするヒマもある。
そして、テレビに出て、説教くさい「べき論」を言ったりするわけ。だってそのような弁護士は、事前に人から相談なんか持ちかけられたりされるような人ではないから、現実離れした理想論が言えちゃうわけです。

弁護士になるには、それ相応の勉強が必要になります。だから「ハズレ」の弁護士は、全く人間的な思考が出来ない人も多くいます。すべてを捨てて法律の勉強だけに打ち込んだわけですので、法律以外の面は全くのダメダメの場合があったりするわけ。だからハズレの弁護士は、本当に「煮ても焼いても食えない連中」なんですね。

「当たり」の弁護士を探すのは大変ですが、「ハズレ」だったら、テレビにいっぱい出ていますよ。
「当たり」の弁護士は、日頃から顧客とコミュニケーションを密に取って、顧客が問題を起こさないように、また起こしても事件が拡大しないように、活動しているもの。
ダメダメな弁護士は、日頃のコミュニケーションなど全くなく、大きな事件が起こったらワイワイ大騒ぎ。そしてテレビに登場するわけ。

ダメダメな弁護士も、ダメダメ家庭も全く同じなんですね。
R.11/2/6