トップページに戻る | 配信日分類の総目次に戻る |
カテゴリー分類の総目次に戻る | タイトル50音分類の総目次へ |
カテゴリー | ダメダメ家庭における女の子 |
配信日 | 05年1月28日 (10年3月23日,10年9月26日 に記述を追加) |
タイトル | 男の子だけをかわいがる母親 |
ダメダメ家庭を作る母親は、往々にして女性として満たされていません。もちろん、すべての女性が「私はシ・ア・ワ・セ!」などと思っているわけがありません。だから、そのような不満も程度問題として、誰でも持っているとは言えるでしょう。 ただ、ダメダメ家庭ではそもそも会話が不全なので、そこで育った女性も会話が不得手。そんな会話不全の女性と結婚した男性も同類のダメダメ人間。だから当然のこととして会話不全の夫婦となる。このような結婚の後で、女性として満たされることなんて、そもそもありえないことですよね?だから、自分が作った家庭内でどうしても不満が溜まってしまうことになる。 女性として満たされていない母親は、子供の男女差に異常に拘ったりするわけ。 往々にして男の子だけをかわいがったりするわけです。 自分の子供の中で男の子だけをかわいがったりする。 あるいは、近所の子供でも男の子だけをかわいがったりするわけ。 あるいは、ボランティアをして、わざわざ男の子ばかりをかわいがる例もありますよね? まあ、男の子だけをとりわけかわいがるのはまだしも、そのうちに女の子を敵視したりする。 年端の行かない女の子を自分のライバル扱いなんですね。 近所の女の子を名指しして、「あの子は、男の子に媚びている・・・」とか何とかコメントすることになる。 しっかし、5歳の女の子が、男の子に媚びているも何もないでしょ? 結局は、自分の心理の反映なんですね。自分の欠点を、誰かに投影しているわけ。 オトコから構ってほしいという自分の心理を、他の女性に投影しているわけ。 ダメダメな女性が、その人の近所に住んでいる赤の他人の女の子を敵視しようが、大したことではありません。そんなヘンテコな女性は、周囲からは避けられてしまいますよ。 しかし、家庭内でもこの調子だったら、事件も起こるわけですよ。 おまけに以前にも書きましたが、ダメダメ家庭の親は「自分に似ている子供がキライ。」 当然のこととして自分と同じ性別の子供は嫌いになりやすいわけ。 児童虐待の事件で、父親による虐待は男の子にも女の子にも平等?に虐待する傾向がありますが、母親により虐待だと、往々にして女の子だけが被害にあったりしますよね? ダメダメ家庭の親は不満がいっぱい。そのくせ、自分自身で解決しようとは思わないわけ。 ダメダメ家庭の人間は、被害者意識が強く、「自分が一番かわいそうな人間なんだ!」と思っている。だから「被害者の側であるワタシが対処する必要がない!」そのように確信している。だから、対処を周囲に丸投げ。しかし、丸投げしても、事態が改善するわけもなく・・・そうやって、ますます不満が溜まって爆発してしまう。 当人自身に会話の能力がないし、会話の能力のない男性と「て・き・と・う」に結婚して、「あ〜あ、ウチの亭主はワタシと話をしようとしない!」とグチった挙句、結局は自分の娘に手を上げたりするわけ。 何も子供に手を上げる、上げないといレヴェルにならないまでも、以前に書きましたが、「女はいくら努力しても無駄だ!」と言ったお題目を持ち出し、女の子の可能性を伸ばそうとはしないわけ。 まさに「ライバルは早めに叩いておけ!」 そんな心境なのかな? 自分の子供に手を上げないまでも、周囲の女の子を敵視している自分の母親を見続けた女の子としては、そんな母親に対して恐怖心を持つでしょ? 「自分は母親から攻撃されないように、おとなしくしていなくっちゃ!」 そのように警戒心を持つのは確実ですよ。 だからどうしてもオドオドしてしまう。 そして、自分の娘がオドオドしている様子が、まさにその母親にしてみれば、かつての自分の姿と瓜二つ。だからますます、自分の娘に辛く当たる。 そんな状況だったら、女の子としては、もはや現実に希望なんて持ちようがないでしょ? 恋愛だって、妄想を中心とした「いびつ」なものになってしまいますよ。 妄想が先走ってしまうので、自分なりの考えが存在せず、だからこそ周囲に過剰に反応する自意識過剰状態。それこそ、ちょっとした陰謀史観風に周囲を見渡すことになる。 結局は、「あの子は、男の子に媚びている・・・」なんて、自分の母親と同じ言葉で、クラスメートの女の子を非難したりする。 まあ、そんな家庭環境だったら、マトモな結婚なんて無理でしょ? 自分の母親と同じような、ダメダメ家庭を作るだけでしょ? ご近所の会話などでも、子供の男女問題に異常に拘るような母親って、家庭内でかなり問題を抱えていると見て間違いがないでしょう。 そのような、ちょっとした会話の段階で、対処すれば最悪の事態は防ぐこともできたりするわけです。 そんな母親は、生物的には、あるいは法律的には母親であっても、精神的には「オンナ」のまま。別に「オンナ」でもいいわけですが、その「オンナ」には「母親としてのメンタリティ」がないわけ。だからこそ「オトコ」を求め、「別のオンナ」を排斥してしまう。 このように、女の子をライバル視して、男の子だけをかわいがる母親は、では、その家庭の男の子にとってはありがたい存在なの? まさかね。 このケースについては、以前に「子供を自分の理想の男性にしたがる。」というお題で書いたことがあります。 「恋に恋する」傾向の強いダメダメ家庭出身の女性が、「自分の王子様」としてふさわしいように、自分の息子を育てようとするわけ。 しかし、男の子にしてみれば、鬱陶しいだけでしょ? そもそも、その母親は会話不全で、それも「恋に恋する」ような妄想癖を持っている。 血は繋がっていても、やり取りもうまく行きませんよ。 しかし、夫と上手く行っていない母親にとって、自分の息子は唯一の男性だから、母親の期待も大きくなる。 単に過保護で済むのならともかく、子供の自立を妨害しようとするわけです。 だって、子供が自立してしまったら、自分には何もないでしょ? それこそ、息子が成長して母親に女性を紹介するような段になったら、修羅場となること確実ですよね? そもそも、自分の結婚相手の選択だって、上手にできなかった人が、自分の息子を立派に育てられるの? それこそ、電車などで見ることができる親子の姿で、母親の隣に女の子と男の子がいる場合もありますよね? その際に、女の子に対してと、男の子に対してのしぐさや表情にかなりの差がある場合もあります。母親が何かをするにせよ、まずは男の子の側からしている。 当然のこととして、女の子は、不満のあるしぐさをしたり、オドオドしたりしている。 このようなことは、いわゆる封建的な男尊女卑というよりも、母親の不満の表れなんですね。 マトモ家庭では、娘と母親はフランクにやり取り。 しかし、ダメダメ家庭においては、ある種のライバル関係になってしまう。 することは足の引っ張り合いくらい。 そして、ひっぱりあって、だからこそ、同じような境遇になり、結局は、仲良く一緒にグチるようになってしまう。 子供が女の子でも、男の子でも両方とも同じですが、子供を成長させる前に、親自身が成長しないと、ダメダメの連鎖となることは避けられないわけです。 逆に言うと、子供が問題行動を起こして、その親が嘆いていたりしますが、そんな嘆きは、その親の親がよくやっていた嘆きでしょ? そして、そんな嘆きが、どんどんと連鎖することになる。 ダメダメ家庭の母娘関係は、まさに絵に描いたようなダメダメの連鎖になりやすいものなんですね。 母親なったらオンナを捨てろとは言いませんが、女性の楽しさだったら、オシャレとかの楽しみを追求すればいいじゃないの?それだったら、単に費用の問題でしょ? しかし、自意識過剰で、他者に期待するがゆえに、男性の目線を過剰に意識し、同じ女性をライバル視する。 それも、否定形の精神に満ちたダメダメ家庭ではライバルと競うというパターンではなく、ライバルをたたくというパターンになってしまう。 まあ、だからこそ、ダメダメ家庭が連鎖していくんですね。 (終了) *************************************************** 発信後記 六本木ヒルズの回転ドアの事故で、森ビルの社長さんは「事故の報告が上がっていなかったため、責任を問うことが出来ない。」とのことで、お咎めなしでした。 このようなことについては、以前にも書きました。欧米的には、組織のトップというものは、トラブルの報告が迅速に自分に報告されるようなシステムを構築することが仕事。 知らなかったから無罪ではなく、知らなかったから重罪なんですね。 「知らなかったから無罪」なら、「オレに面倒なことを持ち込むなよ!」というダメダメ家庭のスタイルこそが理想の家庭ということになってしまいます。 どのような問題も根本の考え方を見直す必要があるのでしょうね。 |
|
R.10/9/26 |