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カテゴリー | ダメダメ家庭の顔 |
配信日 | 05年2月9日 |
タイトル | 貧乏くさい顔 |
前回は「ダメダメ家庭の顔」ということで、「意外に容姿端麗」という内容で配信いたしました。 しかし、当然のこととして、ダメダメ家庭が美人そろいというわけでありません。 やっぱり、ちょっとネガティヴが顔が多くいたりするわけ。 今回は、そのようなネガティヴなパターンの例として「貧乏くさい顔」を取り上げます。 ダメダメ家庭は会話が不全の家庭です。 ダメダメな親には会話の能力がないし、子供と会話する意欲もないわけ。 子供が「お母さん!ちょっと、ちょっと・・・」と言っても、「ウルサイ!あっちへ行け!いったい誰のためにこのワタシが苦労していると思っているんだ?!」と文句を言われるだけ。 そんな家庭で育った子供が、会話の能力が習得されるわけもなく・・・ やっぱり子供も会話が不全の人間になっちゃうわけです。 会話の能力がないと、社会で成功することは難しいですよね? だって、仕事というものは会話の積み重ねでしょ?それこそ何かの研究をするにしても、多くのスタッフとの共同作業があったり、研究の発表などでの会話が必要になるわけ。 一般の会社勤めなら言わずもがな。 ということで、ダメダメ家庭に育ってしまうと、経済的に貧乏になってしまう可能性が高いわけ。 色々とチャレンジした後で、結果として貧乏になってしまったケースはしょうがない。 本人も納得できますからね。 しかし、ダメダメ家庭では、スグに「費用対効果」などと言い出し、そんなチャレンジすら、させてもらえないことも多いわけ。 ダメダメな親としては、子供にかかった養育費をいち早く回収し、収益を上げたい・・・そう思っているわけ。 だからダメダメ家庭における貧乏の問題も、結果的に経済的に貧しくなってしまった場合とは別の様相になっているわけです。 このメールメガジンでよく書いていますが、「心が貧しい」場合ですね。 心が貧しいせいで、経済的に貧しくなり、そして、顔も貧乏くさくなってしまうわけ。 実際に、世の中で、いかにも「貧乏くさい」顔の人っていますよね? あのような貧乏臭い顔って、やっぱりダメダメな環境が背景にあるわけです。 例えば、皆様は、貧乏くさい顔の具体例として、どんな方を連想されますか? たとえば、かつてテレビによく登場した「中国在留孤児」の方々を思い出される人も多いでしょう。 ずらっと並んだ中国残留孤児の集団は、「貧乏くささ」について考えさせられましたよね? つまりそれだけ、中国が「心の貧しい」ところだということなんですね。 経済的にみてもっと貧しいはずの、パプアニューギニアなどのジャングルで暮らしている人たちはあんな貧乏くさい顔ではないでしょ?もうちょっと楽しそうな顔ですよね?「ノンキそうな顔だなぁ・・・」と思う人が多いでしょ? 大体において、住んだこともない、言葉もしゃべれない、知り合いが誰もいない国に『帰国』したい、というのもヘンですよ。 ブラジルに移住した人たちは、日本に「帰国」しようとはしないでしょ?たまに里帰りなどはするかもしれませんが・・・ 中国が心が貧しいために、理由をつけてそこから逃げ出したいと思っているだけなんですね。だから『帰国』したがるわけ。タイに移住した人も、日本には里帰りしても『帰国』はしないでしょ?心が豊かだったら、経済的な面は2の次なんですね。 あるいは、貧乏くさい顔というと、北朝鮮から帰還した方々もそうでした。 『帰国』当初は、同じ日本人とは思えないほど、貧乏くさい顔でしたね。 しかし、根っからの北朝鮮人ではないので、しばらく日本に住んでいると、元のちゃんとした顔に戻ってしまうわけ。まるで電子レンジで解凍したような感じ。 それだけ、北朝鮮の心の貧しさがわかるわけです。 そういえば、先日に北朝鮮のサッカーチームが来日しまいたが、やっぱり「貧乏くさい」顔をしていらっしゃいます。まあ、彼らは独特のセンスの服装をしていらっしゃいますので、顔の「貧乏くささ」と相まって、「うわぁ〜貧乏くさいなぁ・・・」と感じちゃうわけ。 多分「心も貧しい」んでしょうね。 日本人だって、第2次大戦中の人々の顔は貧乏臭い。あの顔は食糧事情が原因というより、「悪いのは全部アメリカ,イギリスのせいだ!」そんな心の貧しさが顔に出ちゃうわけでしょう。 中国残留孤児とか、北朝鮮からの帰還者はそうそうお目にかかれない。 しかし、貧乏くさい人がいつもいる場所があります。 駅前で、署名活動とか募金活動をしている方々です。 皆さん、貧乏くさい顔をしていらっしゃる。 勿論のこと、募金活動なので、ブランド物の服を着こなして街角に立っているわけには行かないでしょう。しかし、あれほど貧乏くさいと、募金してもらったお金を、自分たちの飲み食いに使ってしまうんだろうなぁ・・・と思ってしまいますよね? 違いますか? 大体、あの手の人は、単に顔や服装が貧乏くさいというだけではない。 署名依頼とかで鉛筆を持って近寄って来るにしても、「上目使い」でしょ?まあ、相手の機嫌を伺うといったオドオドして近寄ってくる。これって典型的なダメダメ家庭のスタイルですよね? 上目使いで、様子を伺いながら、貧乏くさい容姿で近寄って行く。 そんな行動は、自分の活動に誇りを持っている、心の豊かな人がやる行動ではないでしょ?つまりマトモ家庭の出身者ではなく、ダメダメ家庭の出身者だということがスグにわかるわけ。 だから、逆にその手の人の目をこちらから凝視すると、近寄って来ない。 結局は、人と目を合わせることができない人たちなんですね。 そんな人に、いつの間にか近寄って来られても、 「Pardon?」「What?」「Oh!Sorry!」と、こちらが言うと、逃げていってしまうわけ。 まあ、日本語がわからないふりをすれば、スグに避けてくれますよ。しかし、自分のやっていることに、プライドがあるのなら、ヘタな英語を使っても相手を説得するはずでしょ? 結局は、その募金活動だって、署名活動だって、信念を持って、そして尊厳をかけてやっているわけではないんですね。 自分自身の問題から目を逸らしたりするためにボランティア活動をする例が多いことはこのメールマガジンで何回も触れています。 それだけ「いい子ちゃんアピール」に必死になっているわけ。 そして、等身大の自分自身をみつめることから逃避してしまう。 自分自身の本当の問題意識から逃避して、いつでも逃げられるような案件に首を突っ込む。 ダメダメ家庭では信念というものを持つことが難しい。だから覚悟とも無縁になってしまう。そんな人は、ちょっと不都合な事態になると、スグにトンズラしてしまう。 あの手の人もそんな類なんでしょうね。そんな心の貧しさが、結局は顔に出てしまうわけです。 (終了) *************************************************** 発信後記 東京だと、たまたま顔をあわせた人間同士がまず考えるのが「この人って、どこの国の人なんだろう?」「日本語が通じるのかな?」ということです。 見知らぬ日本人同士が「この人ってどこの人かな?」と思いながら英語でやり取りをする珍妙な例もあったりします。 だから、話をしたくないような相手に話しかけられたら「私ニホンゴダメです〜」と逃げるのが一番簡単。 もっとも家族同伴だと使えない手ですが。 次回は、「作品の中で描かれたダメダメ家庭」として、とある作品を取り上げます。 「わりと決まったかなぁ・・・」と思ってはいるのですが・・・ |
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R.10/11/17 |