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カテゴリー | ダメダメ家庭が好きな言い回し |
配信日 | 05年8月19日 |
タイトル | アンタがうらやましい! |
ひぅ〜ドロドロドロ〜ん・・・「う〜ら〜め〜し〜や〜」なんて、夏になると怪談がやられているようです。 今時分はテレビなどでも、ヒゲをはやした稲川淳二さんなどが大活躍。まあ、彼も夏男の一種なんでしょうね。 こうなったら、同じ夏男のTUBEの前田さんとジョイントリサイタルでもすればいいのに・・・と、思ってしまうのは、シュールなコメディ好きの私の発想。 前にもちょっと書きましたが、幽霊とか妖怪とかの魑魅魍魎のようなものを受け入れる文化圏と、受け入れない文化圏があって、日本は受け入れる側の文化圏なんでしょう。受け入れない文化圏の代表例はフランスです。フランスのあの手の怪談なんて聞いたことありません。フランス人の恐怖って「継子いじめをする継母」のような現実的なものでしょ?大体において、フランスの文化で「郷愁」というものもない。イギリスやイタリアやドイツにも郷愁という感情があるのに、フランス人にはない。郷愁という漠というものは受け入れないわけ。これでは怪談どころではありませんよね? 私個人も、怪談のようなものは関心がないし、郷愁なんて、当然のこととして、ありません。日本人なのに、発想はフランス的。 だから「う〜ら〜め〜し〜や〜」なんて言葉を聞いても、「ふーん・・・」と思うだけ。 「う〜ら〜め〜し〜や〜」なんて、幽霊になってまでストーキングする人間?は言うまでもなくダメダメ家庭の出身でしょう。そもそも自分を殺すような人間に「入れ込んで」近づいてしまうことが問題。周囲の人間は何をやっていたの? しかし、いくらダメダメ家庭の人間でも、「う〜ら〜め〜し〜や〜」と、幽霊になるケースは、さすがにレアケースでしょう。というか、私は幽霊なんて見たことないし・・・ ダメダメ家庭の人間がよく言ったりするのは、「う〜ら〜め〜し〜や〜」とはちょっと違う言葉です。 「う〜ら〜や〜ま〜しぃ〜」と言った言葉です。そんな調子で相手をうらやましがるわけ。 「うらめしい」と「うらやましい」って、よく似ているでしょ?語源的にもつながっているのかな?このあたりの事項は私はよく知りません。 しかし、どっちの言葉も、下から見上げるようなまなざしで、影の薄い人が、語ったりするものでしょ? ダメダメ家庭の人間は、何かと他者をうらやましがるわけ。 だって、ダメダメ家庭の人間は被害者意識が強く、「自分は一番の被害者だ!」と常に思っている。だから自分より「被害が少ない」人間をうらやましがることになるわけ。 だから、話の最中でも、やたら「アンタがうらやましい。」なんて言ったりするわけ。 しかし、「うらやましがられてしまった」側はどうすればいいの? それこそ「アンタは顔がいいから、うらやましいわ〜」くらいなら、よくある話でしょう。 しかし、それだって限度があるでしょ?顔を合わせる度に言われていたら、言われる方だって不快になるでしょ? 「じゃあ、一体このワタシはどうすればいいの?」そう思うに決まっていますよね? 「アンタは大学に行けていいねぇ・・・オレはお金がなくて大学へいけなかったヨ。」そんな言葉だって顔を合わせる度に言われたら、言われた方だって怒っちゃいますよね?そんな恨み言は自分の親に言うのがスジでしょ?前にも書きましたが、たとえお金がなくても、その気があれば奨学金のシステムを使うことだってできたわけですからね。 しかし、その手の人間は自分の親に対しては、そんな「うらやましい」などと言ったりはしないもの。その手の家庭では、むしろ親の方が子供に対して「うらやましい」などと言ったりしているものなんですね。 それこそ「オマエはまだ若くて何でもできてうらやましい。」 そんな感じ。 「若いから色々と可能性がある。」これはある意味において真理でしょう。では、その子供の若さをうらやましがる親は、残された自分自身の可能性を考え、様々なチャレンジをしたりしているの?あるいは自分が若い頃に色々とチャレンジしたの? 何も結婚や就職におけるチャレンジばかりがチャレンジではないでしょ?新しい料理をチャレンジする・・・それも一種のチャレンジですよね? 他者をうらやましがる、このようなダメダメ人間は、自分自身では何もチャレンジなんてしないもの。他者の顔を見るとグチっているだけなんですね。 というよりも、他者をうらやましがることによって、自分を被害者の側に置き、被害者だからと言うことで、何もしないわけ。自分が何もしないための理由を作るために、うらやましがっているわけです。実際に、「アンタがうらやましい。」と言ったりする人は、自分で積極的に何かをすることはないでしょ? 親が発するそんな言葉ばかり聞いて育ってしまったので、その子供も何かと他者を「うらやましがる」だけの人間になってしまったというわけ。 現実的にも、顔を合わせる度に「アンタがうらやましい」なんて言い出す人っているでしょ?それで自分の現実が改善されるわけがないことは言うまでもないことですが、相手をうらやましがることによって、「自分自身が一番の被害者だ!」と確認しているわけです。 しかし、言われた方は当然のこととして不快になりますよね?だって、「うらやましがられても」どうしようもないでしょ?あるいは、その「うらやましい」という言葉は、当人の感情であって、相手に伝えたいことではないでしょ?つまり、独り言の一種なんですね。面と向かって独り言を言われたら、不快になるのは当然のことですよ。 だから、もうそんな人とは話をしたいと思わなくなるわけです。結局は、その手の「うらやましがる」ことしか能がない、ダメダメ人間だけが集まってしまって、「ああ!あの人がうらやましい。」と大共鳴となる。 そうやってますます被害者意識が膨らみ、当事者意識が欠落していくことになるわけです。 そんな人が子育てをするんだから、子供だってダメダメになるのは当然と言えば当然のこと。 その子供自身に罪はないわけですが、そんな環境で育っていることを自覚しないと、自分の親と同じことをやってしまうんですね。 そうやって、長じた後になって、周囲の人に対して「アンタはうらやましい」と言い出すわけ。 聞かされている側も、当初はイギリス人のようにジェントルで対応できていて、1回や2回くらいは我慢できていても、さすがに何回も続くと、そうは行かない。 ブチ切れてしまうと、まるでフランス人のように理路整然と、サディスティックに反論することになったりする。 「アンタがうらやましいヨ。」 『アナタをうらやましがらせてしまって、本当に申し訳ないねぇ・・・ワタシはアナタにどうやってお詫びすればいいの?』 「いや・・・その・・・」 『ワタシをうらやましがっていれば、問題は解決するの?』 「うーん・・・オレもついグチちゃって・・・」 『つい・・と言うけど、もう10回以上同じことを言っているでしょ?自分で何とかすればいいじゃないの?』 「いや・・・同居している親の問題があって・・・」 『そんな親など、さっさと始末したら?そんな親が死んで悲しむ人なんてこの世にいるの?』 「そんなことはできない。」 『じゃあ、アンタ自身が死んだら?アンタが死んで悲しむ人なんていないよ!』 「そんなことはできない。」 『それで、ワタシをうらやましがって、不快にさせて喜んでいるというわけなの?』 「・・・」 実際に、こんな会話をやったこともある人もいるでしょう・・・いや私だけかな? 「アンタがうらやましい。」などと言ったりする人とマトモに、ジェントルに相手をしても、どうせロクなことにはならないわけです。そんな人とは早めに距離を置いた方がいいわけ。そんな人はどうせグチしか言わないんですからね。いずれはキツク言うハメになるのですから、早めに言った方がいいわけ。 しかし、知人のような同格な人とは距離を置くことが可能でも、家族となるとそうは行きません。家庭の中で顔を合わせるたびに「アンタがうらやましい。」では、子供はマトモには育ちませんよ。子供としては「自分の親はサイテーのダメダメだ!」と自覚して、可能な限り距離取るようにして行くしかないわけです。 しかし、そんな人を避けようとすると、それこそ「う〜ら〜め〜し〜や〜」と追っかけてくるもの。それも、上目使いで、影が薄いまま。 ダメダメ家庭の周辺では、そんな背筋が凍るような怪談話が現実に起こっているものなんですよ。 (終了) *************************************************** 発信後記 最近日本では地震が多いですね。 しかし、なぜか地震で揺れる時には、私はちゃんと起きている。 深夜に地震があっても、その1時間前には何となく目を覚ましていたりします。 「どうしてこんな時間に目を覚ましちゃったのかな?」とか考えて1時間位経つと、グラグラっと来たりするわけ。 やっぱり「どーぶつ」にはそんなことがわかるんだねぇ・・・と、自分の「どーぶつ」ぶりに我ながら感心したりします。 まあ、私は「どーぶつ」の筋肉はありませんが、感覚の鋭敏さはあるんでしょうね。といっても幽霊みたいなオカルト系は、全く門外漢ですが。 ちなみに、最近は地震が多いので、スーツケースに色々と入れてあります。 水とか衣類とか・・・ 考えてみればスーツケースは、鍵もかかるし、それなりに頑丈なので、保管庫にはちょうどいいんですね。 |
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R.10/11/22 |