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カテゴリー ダメダメ家庭出身者の行動
配信日 05年9月30日 (10年10月16日 記述を追加)
タイトル 招かざる客
「オイオイ!ちょっとは、空気を読めよ!」なんて言葉があったりしますよね?
しかし、以前から書いていますが、ダメダメ家庭出身者は「人の気持ちがわからない」。
だって、自分の感情を鋭敏にしていたら、ダメダメ家庭では生きていけないでしょ?いつも不快な気分の日々ですよ。
その不快さから逃れるためには、子供としては人間らしい感情全体を絶つ必要がある。
自分自身の感情を絶っている状態だったら、他人の感情なんてわかりませんよ。
これでは「場の空気を読む」なんて芸当はできるわけがないでしょ?

あと、ダメダメ家庭でのやり取りでは「社交辞令が欠落」しています。これも以前に配信いたしました。どうしても「ぶっきらぼう」な物言いになっているわけ。だって、ダメダメな親が普段からそんな調子なんだから、そんな家庭で育った人間としては、いたし方がないわけです。それに、ダメダメ家庭の人間は、社交の機会そのものが少ない。だから、社交辞令に接する機会もなく、社交辞令を習得する場面もないわけ。
当人自身に社交辞令がないわけですので、他人の社交辞令もわからない。
「その言葉が社交辞令にすぎないのか?」
「それとも本心から言っているものなのか?」

だからダメダメ家庭出身者は、「時間があったら、いつでもおいでよ!歓迎するから!」なんて言われちゃうと、本当にホイホイと行ったりすることになる。
訪ねられた方は、「えっ!ホントに来ちゃったの?」と絶句。
こんな事例って結構あったりするでしょ?

まあ、知人の新婚夫婦を訪問するくらいならまたしも、もっと別のケースもあったりするものです。気軽なグループでの飲み会に「アンタもおいでよ!」と、「いちおう」誘ったら、あまりそのグループとはやり取りがないのに本当に来ちゃったとか・・・
まあ、これくらいでも、「あの人・・・ちょっと変わっているね?」で済むものです。
しかし、もっと極端なケースになると、知人のクラス会に参加するなどと言ったケースもあったりするわけ。

その学校の出身者でもない人に対して、冗談半分で「クラス会があるから、アナタも来る?歓迎するよ!」なんて誘ったら、本当に来ちゃった・・・クラス会の参加者からは「こんな席に部外者を誘っているんじゃないよ!」と、しらーと見られたりするのは当然のこと。
だからと言って、冗談でも自分が誘ったわけだから、今更になって「帰ってくれ。」とは言えないしなぁ・・・
「しっかし、ホントに来るかよ!」

そんな「招かざる客」になるような人は、当然のことに当事者意識がなく、被害者意識が強いものです。だから、そんな状況になって、周囲から怪訝な表情をされると、そんな「招かざる客」になるような人の頭の中で、そんな席に誘った側が加害者、誘われて出席した当人が被害者と認定してしまうわけ。
挙句の果てに、「あの人ってヒドイのよ!誘ってくれたのに、露骨に迷惑そうな顔をしてワタシの相手もしてくれない!」と周囲にグチるハメに・・・

さすがに、このレヴェルのダメダメとなるとレアケースですが、現実にあったりするものです。インターネットの掲示板のような世界でも、こんな「招かざる客」って、いたりするでしょ?まあ、インターネットの掲示板なんてダメダメ家庭出身者の巣窟なので、「招かざる客」の方がデフォルトなのかもしれませんが・・・

掲示板に揶揄するような書き込みで参戦するような人もいますが、そんなパターンは、当人としても意識的な敵対行為でしょう。だから、招かざる客とはいえない。
しかし、そのようなあからさまな敵対行為ではなく、当人なりに掲示板の参加者とやり取りをしているつもりなんだろうけど、テーマの流れがズレてしまっている人もいたりするでしょ?意識的に悪さをしている人なら、その人を排除すればいいだけ。
しかし、単に、流れとズレているということなら、排除するわけにもいかない。
それに、婉曲的に指摘しても、その指摘の意味がわかってくれない。
まさに「歓迎していない」人だけど、排除に相当するとまでは行かないという「招かれざる客」そのもの。

インターネットの掲示板だけでなく、最近(10年)では、インターネットのニュースサイトに、コメント欄があったりして、そこに閲覧者のコメントが書き込めるようになっていたりしますが、そんなコメントなんて、ほとんどが「招かれざる客」によるものでしょ?
そのコメントを読む人とって何の意味もないしょーもないことを、得意気に書き込んでいますよね?

そんなところに一生懸命に書き込むよりも、まさに自分なりにちゃんとした場を作って、そこで発言していけばいいじゃないの?
しかし、その手の人は、「主人」となる覚悟もない。いつだって、「客」でとどまっている。
しかし、主人になる意欲や覚悟のない人は、よい客には絶対になりませんよ。

そもそも「招く」ということは、その会合の「主目的」というか、「お題」があるもの。
内容があってこそ、会合という形がある。
しかし、抑圧的なダメダメ人間は、「何をしたいのか?」という点についてまったく頓着しないので、会合という形だけを認識することになる。
だから、形だけでも誘われると、まさに「形」を作る目的と理解し、それに参加する。

そもそもダメダメ家庭は、支配・被支配の構図であり、コミュニケーションが命令と服従の関係だけの状態。だから、人からの依頼なり招待という感覚自体がわからないわけ。
人からの依頼も、いわば命令に近いものと認識してしまう。
だから、「お気軽な招待」も、相手からの命令と認識し、いわば義務感を持って参加することになる。

そのような流れを理解していると、インターネットのニュースサイトにおけるコメントでたまにあったりする「コメントできない。」「意味がよくわからない。」なるコメントの意味も理解できるようになるでしょ?
そんなコメントを残す人間にしてみれば、そのコメント欄に参加を義務つけられている感覚になっているわけ。
参加を義務つけられていると心理的にみなしてしまっていれば、「招かざる客」になってしまうのも当然でしょ?

この手の「招かざる客」だって、最初から重症の「部外者」であるわけではないのですから、軽度のうちにそのキャラクターを判断して、そんな人から早めに距離を取るようにしないと面倒なことになるわけ。
この手の人は例外なく「皮肉が通じない」人ですから、むしろはっきり言う必要があるわけです。その機会を逃すと、本当に面倒な事態になっちゃうものなんですね。

他人のところへ招かざる客として訪問している姿は、笑って見られるものですが、自分のところへ「招かざる客」となって来られると困ったことになってしまう。笑って済んでいるうちに早めに対処。これはこの問題に限らず、ダメダメ家庭と関わらざるを得ない人間にとっての鉄則なんですね。

まあ、そんなトンチンカンな人も、距離があれば周囲の人間としても何とか対応できる。
しかし、招かれざる客という行為を頻繁にやっているダメダメ人間は、じゃあ、どんな人間と結婚するの?
もう、同類しかありえないでしょ?
そして、その間で生まれてしまった子供はどんな扱いになるの?
「招かれざる客」になる人は、そもそも、その会合の「お題」とか「位置づけ」について何も考えない人間なんだから、子供の位置づけなども何も考えないままで子供を持ってしまう。
結果的に、その親にとっては、自分の子供は、歓迎しているわけでもないけど、排除はできない存在となってしまう。
それって、その家庭における「招かれざる客」そのものでしょ?

そうして、親となったかつての「招かれざる客」は、自分の子供に対して「オイオイ!ちょっとは、空気を読めよ!」と冷たい視線を向けるわけです。
ダメダメというのは、被害者と加害者の区別にこだわりますが、逆に言うと、それだけ被害者と加害者が同じということ。
「招かれざる客」というトンチンカンなダメダメにおいても、被害者と加害者の違いはあっても、そんなシーンそのものは連鎖していくものなんですね。

(終了)
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発信後記

プロ野球で阪神タイガースが優勝しましたね。
まあ、それはそれでおめでたいこと。
テレビのニュースで球場に早くから並んでいた熱狂的ファンを映していましたが、歯並びの悪い人が多い。まあ、関西なんだから・・・という事情もあるでしょうが・・・

歯並びの悪さは、ダメダメ家庭を判断するに当たって有効なチェックポイントとなります。
歯並びの悪い人たちが多いところとなると、たとえば新聞販売員とか、携帯電話販売員とか、深夜テレビの芸人さんとか・・・そして今回の阪神ファン。

それらの人たちって、歯並びの悪いところ以外にも何となく似ているでしょ?
下から見上げるような感じで寄ってきて、へりくだった言い方をしたかと思うと、突然に逆上したり・・・

まあ、とにもかくにも、おめでとうございます。
R.10/10/16