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カテゴリー | 子供にすがるダメダメな親 |
配信日 | 05年10月7日 |
タイトル | いつまでも親と同居 |
田舎などでは、今でも、親子3代同居などの事例も珍しくはないようです。祖父母、父母、子供たち・・・ 昔の日本はこんなパターンが一般的だったのでしょうね。 しかし、今の日本で・・・特に都会でわりとよく起こっている事例は、三世代同居ではなく、二世代同居の「いつまでも親と同居」のケースです。この場合の子供はそれこそ40歳代くらいでも独身だったりするわけ。 まあ、パラサイトなる言葉もありますので、それなりにポピュラーな存在と言えるんでしょう。そんなパラサイトさんは、多くの場合で経済的には独立していても、精神的に独立していないわけ。 「一般的なスタイルとは、ちょっと言えないかもしれないけど、別に本人たちがそれで満足なら、いいじゃないの?」 という意見があるでしょう。 実際そうですし、私個人もそう思います。 しかし、その手の事例を生み出している親の方と話をしたことがある方はお分かりでしょうが、その手の親は往々にして説教臭いわけ。 自分の子供が「いい歳」をしていても、結婚もせずに、まだ親と同居している・・・自分たちの家庭はそんな家庭なのに、他人様の子育てに対して、上の立場から説教したりするんですね。 説教臭いのは、ダメダメ家庭を作る親のよくあるパターン。 他人様の問題に首を突っ込むことで、自分自身の問題から逃げているわけ。 そんな人とは、はっきり言って、話をしたくはないでしょ?そんなスグに説教するような人間などと誰が話をしたいと思うの? ということで、そんな人の相手をしてくれる人は、自分の子供だけとなってしまう。 「もし、その子供がいなくなってしまったら、誰が自分の相手をしてくれるのだろう?」 と、内心では思うことになる。 結局は、子供がいつまでも独身で、自分と同居しているのは、親の側の、本音における望みなんですね。 そんな説教臭い親は、「この子はいつまでたっても、甘えん坊で・・」などと喜んで周囲に話したりすることになるわけ。 そして、この手の家庭の母親は、自分の亭主の話はしないもの。だって亭主はそんな説教臭い妻の相手はしませんよ。 社会も知らないような人間から、説教されてもねぇ・・・ 人間たるもの、それなりの年齢になったら、結婚し、子供を作らないといけない・・・というものではありませんが、そうでないのなら、「自分の子供が、どうしてそのような一般的なスタイルを取ろうとしないのか?」ちゃんと自覚することが必要でしょ? それは親と同居している子供の側にも求められることですし、「いい歳」をしていつまでも自分と同居している自分の子供を見ながら、親たるものは考えなくてはね。 往々にして、その家庭に何か問題があるものなんですね。 大体において、経済力のある人間が、いい歳をして親と一緒にいたいとい思うこと自体が、ちょっとヘンでしょ? 自分たちの家庭をしっかり見つめなおした結果として、子供が独立しないこともあるでしょう。自分たちの問題を自覚できればいいわけ。「オレは家庭を持つにふさわしい人間ではないから。」とかね。 しかし、自分たちの問題を自覚できないままだと、その説教臭さが別の方向に行ってしまうわけ。 たとえばボランティア活動に参加したりする。 そうやって、組織的に他人様の問題に口を挟むようになるわけ。 実は、この手の「いつまでも子供が同居」のケースの親は、それなりの経済力があって、それなりの知識もある人が多いわけ。勿論のこと、それなりの時間もある。 その時間でボランティアをするのは勝手ですが、自分自身の問題を見つめることができないような人間が、人様の問題に介入してもややこしくなるだけでしょ? 一般的な形が重要というわけではありませんが、一般的でないのなら、その理由を自覚することは重要なんですね。 しかし、この手の人が最初に語る、その理由とやらも、「形の上」での理由の場合も多いわけ。 「親の面倒を見なくてはならないから、お嫁に行けない。」 まあ、確かにそんな理由もあるでしょうが、だからと言ってその歳で独身を守る必要もないでしょ?第一、その理由について、肝心の親はどう思っているの? 自分の娘が、自分たちの面倒を見るために、結婚をあきらめている状態を、「ああ、満足だ!」「そんなことは子供として当然のことだ!」なんて思っているのかな? そんな家庭も実際にあるでしょう。しかし、それって歴然たるダメダメでしょ? いつまでも親と同居なら、その理由を・・・単に形の上の理由ではなく、もっと本質的な理由を自覚すること・・・それは、パラサイトさんにとっても重要なこと。 だって、出身家庭のダメダメさというものは、多くのダメダメさの土壌となっている。 だから、「いい歳をして結婚しない」という問題以外にも、様々な問題があることが予想できる者なんですよ。 自分たちの自身や自分たちの家庭について、少しは考えてもいいのでは? ダメダメ家庭は会話が不全の家庭であり、あるいは、当事者意識がないので現状認識や自分で考えることから逃避している。 だから「形の上」での理由で、納得してしまっているわけ。それ以上真剣に考えると、みんなが傷ついてしまう。だから、なあなあでごまかす。 「この子は、いつまで経っても甘えん坊で・・・」 なんて理由は理由でいいとして、40歳になっても、そんな甘えん坊でいる人間に育てた親はダメダメでしょ? そんな親に限って、周囲の人に説教をしてばかり。 そんなパターンは、結構ポピュラーな事例でしょ? (終了) *************************************************** 発信後記 今回の事例って、わりと公務員とか教員の家庭に多かったりします。 公務員とか教員って、結構ダメダメ家庭が頻発することはたびたび書いてします。仕事で会話の必要がありませんからね。命令を言い渡すだけ。家庭内でもこの調子だったら、ダメダメ家庭になっちゃいますよ。 立教大学の教授が、同居している38歳(だったかな?)の自分の息子に殺されたそうです。その息子は心神耗弱のようですが、問題はどうしてそのような心神の問題を抱えるようになってしまったのか?ということ。 ハデな事件を見てワイワイ騒ぐだけでなく、そうなる前の地味な事実の積み重ねこそが、この手の問題の真実を明らかにしているものなんですね。 |
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R.10/11/23 |