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カテゴリー ダメダメ家庭が好きな言い回し
配信日 06年7月4日
タイトル 放っておいてくれ!
このメールマガジンでは、たびたび韓国の問題に言及しております。
ダメダメの問題を具体的な事例から考えるにあたって、多くの実例を提供してくれているんですね。
会話不全と被害者意識という、ダメダメの問題の中心をなす、この2つの要素が韓国なり北朝鮮には強く見られるでしょ?

それこそ、北朝鮮の発言を考えるにあたって「オレたちは一番かわいそうな被害者なんだ・・・・だから、他には何をやってもいいんだ!」と言うダメダメ家庭の発想を理解していると、国全体についても実に理解しやすいでしょ?

そのダメダメの超大国と言える、韓国と北朝鮮の間では、ちょっと前にイヴェントがありました。
日本で拉致された、横田めぐみさんの「夫とされる」金さんと、その母親と姉が再会しましたよね?
あの金さん本人は、本人の弁はともかく、強制的に北朝鮮に拉致されたのでしょうから、まあ、被害者と言えるでしょう。

その金さんが語った話として、母親や姉が言うには、「オレたちのことは、もう、放っておいてほしい!」なんだそうです。
いや〜、見事なまでにダメダメですよね?

「もう!放ってほしい!」なんて言われても・・・コッチだって好きで関わっているだけでもないんだし・・・
そもそも、アンタたちが、拉致した日本人を返せば済むだけじゃないの?
というか、コッチが悪いのとでも言いたいわけなの?
それに、曲がりなりにも家族が再会できたのは、日本政府の努力でしょ?人様に「放っておいて!!」と言える立場なのかな?放って置かれなかったからこそ、再会できたわけでしょ?そんなことは小学生でもわかること。

そんな感想を持たれた方も多いでは?
まあ、拉致された金さんだって、自由にモノが言えるわけもないでしょうし、息子や弟を「人質」に取られているわけですから、母親や姉だって、自由にモノが言えるわけもないでしょう。
しかし、そんなことは、「会う」前からわかっていたこと。それに、言い様だって他にあるでしょ?

「自分たちは再会できたので、その他の拉致被害者のことは、知りませ〜んっ!エヘっ!!
だからさあ・・・もう、放っておいてよねっ!キャハ!!」
な〜んて、アタマの軽いアイドルタレントだって、そこまでのバカは言いませんよ。

まあ、北朝鮮だって、そんな「アタマの軽い」人間にターゲットを絞って、再会のイヴェントを設定したんでしょうね。

しっかし、「もう、放っておいて!!」なんて・・・そんな言い方を聞かされて、日本にいるワタシたちも、何とも不快になったけど、この不快感を上手く言葉にできない!この不快感をどうやって文章化、そして意識化することができるかなぁ・・・そう思われませんでした?

そう言えば、このような時は、あのメールマガジンの発行者だと、『妙に納得する』文章にしちゃうんだよなぁ・・・
もしかすると、メールマガジンで取り上げるのでは?
なんて、思った方もいらっしゃるかもしれません。

えっ?思わなかった?
じゃあ、やめようかな?
けど、ここまで引っ張っちゃったし・・・

と言うことで、今回は、「もう、放っておいて!」という言葉を取り上げましょう。
まあ、ダメダメの世界では実にポピュラーな言葉でしょ?

一般論は別として、この「放っておいて!」という言葉が使われる別のシチュエーションを考えてみましょう。
児童虐待のケースです。

児童虐待の疑いが持たれ、その問題の関係者が、その家庭を訪問する。
チャイムを鳴らすと、ムスっとしたオヤジが出てくる。

「なんなんだ?オマエ?いったい、何の用だ?」
『あの〜、アナタのお子さんが虐待されているという連絡がありまして、こうして訪問させていただいた次第です。』
「オレは虐待なんてしていない!!とんだ言いがかりだ!誰なんだ?そんなことを言ったヤツは?」
『では、ちょっと部屋の中に入れていただけませんか?お子さんと2人だけで話がしたいんですが・・・』
「子供はオマエなんかと会わない!もう帰ってくれ!」
『そう言われましても・・・ちょっとお話するだけですから・・・』
「もうっ!いいんだ!もうっ!オレたちを放っておいてくれ!」

そんなやり取りは現実にあったりするのでは?
「放っておいてくれ!」も何も、アンタがちゃんとしたマトモな親だったら、何も「構い」ませんよね?まるで、好きで「構っている」ように言われてしまって・・・「おいおい・・・コイツのアタマの構造はどうなっているのかな?」って、皆様だって、そう思ってしまうでしょ?

このように児童虐待のケースだけでなく、このメールマガジンでよく取り上げる夫婦間のドメスティック・ヴァイオレンスでも、全く同じでしょ?
「オレたちのことは、オレたちで決めるんだ!アンタたちは、もういいから、もう、オレたちのことを放っておいてくれ!」と、夫の側が怒り出す。
しっかし、「放っておいてくれ!」の何も・・・アンタがちゃんとしていれば、コッチだって構いたくありませんよ。

今回の北朝鮮での「再会」のシーンと、この児童虐待の調査のシーンって、全く同じでしょ?
そのような児童虐待の調査でモメていたら、「ウチの子は、自分の子供を虐待するような人間じゃない!」なんて叫ぶババやアネが登場してきて「アンタたちは、もう帰ってくれ!もうっ!放っておいてくれ!」と、しゃしゃり出てくる始末。まあ、こんなオマケも、この手のダメダメ家庭の周囲で発生する事件では、結構ポピュラーですよね?
まあ、そんなシーンを見て思わされるのは、「この親にして、この子あり。」と言うこと。

そして、この「放っておいてくれ!」という言葉からは、「周囲の人間は頼りにならない!」という心情が読み取れるわけ。
「周囲のマトモな人間たちは、オレたちのような『ハズレもん』の心情なんて理解できないんだ!頼りにならない人間に余計なことをしゃべって、余計に面倒なことになるのはイヤだ!」と、いわば疎外感を持った状態。

だから「放っておいてくれ!」という言葉は、今回のように北朝鮮なり、あるいは児童虐待なり、ドメスティック・ヴァイオレンスのようなダメダメ問題の周囲に見られるわけ。
日頃からの疎外感と、説明能力の不足があるんですね。
自分に説明能力が不足しているから、「どうせ、言ってもわかってくれない!」と思ってしまう。説明してわかってくれない人間に囲まれているから、疎外感を持つ。疎外感を持っているから、ますます会話の意欲もなくなり・・・そのようにスパイラル進行しているわけ。
そして、被害者意識に浸ってしまう。

「放っておいてくれ!」も何も、「自分たちはこのような考えで、このように行動している。」「疑問があるのなら、自分たちの家庭を存分に見てくれよ!さあ!どうぞ!どうぞ!」「子供と話がしたければ、存分にどうぞ!」と言えば済む話でしょ?
「放っておいて!」ではなく、「ご自由にお調べくださいな!」の方がマトモですよ。
手間だってかからないわけですしね。
違いますか?

ダメダメ人間は被害者意識が強く、何かあると、真っ先に自分の被害を考える。
「被害者であるワタシと、加害者である周囲。」という単純な構図でしか、物事を理解できないんですね。
「加害者の襲撃から、自分の身を守りたい!」かといって、自分のことは上手に説明できるわけもなく・・・・
結局は「放っておいて!」と言うしかないわけ。

しかし、被害者意識が強く、説明能力が不足し、周囲を敵視し、スグに逆上するような人間だからこそ、周囲とトラブルになるわけでしょ?
放っておいてほしいのは、周囲の人間の方ですよ。
しかし、ダメダメ人間は、「自分が一番かわいそうな被害者なんだ!だから、周囲に対しては何をやってもいいんだ!」と、確信を持っている。だから周囲に与える迷惑に頓着しない。
そしてトラブルになると、真っ先に自分の被害を考え、周囲の人に「もうっ!放っておいて!」と、言い放つ始末。

金さんのババやアネに、少しでもマトモな心情があれば、あんなことは言わないでしょうね。あんな親や姉を持つ人間が、どんな人間なのか?
そんな男性と結婚させられためぐみさんは本当にお気の毒ですよ。
まあ、脱走兵のジェンキンスさんの方が100倍マシですよ。

そもそも、妻の自殺の話をヘラヘラと話す時点で、人間失格でしょ?もし、自殺が本当ならね。人間の心が少しでもあれば、夫だったら「妻がこうなる前に、自分が何とかできなかったのか?」って思うものでしょ?
そんな当然の疑問も出てこない、あの社会は・・・北も南も・・・ねぇ?

ちなみに、政治的にはイラクなどのイスラムでも全く同じでしょ?アメリカに対し「放っておいて!」なんて言うのは勝手ですが、じゃあ、それこそクウェートに侵攻なんてしなきゃいいじゃないの?周囲に迷惑を掛け散らかすから、介入されるわけでしょ?

まあ、「放っておいて!」なんて言葉が出てくるような人間は、そもそも説明能力がない。そんな人とはやり取りをしていても面白いわけもない。だから、言われなくても、本当は「放っておきたい。」もの。しかし、そんな「放っておいて!」とスグに言うような人間だからこそ、周囲に迷惑を掛け、周囲の介入を呼び込むことになる。
そんな状況になって、当事者たるダメダメ人間が、周囲に言うことは・・・言うまでもないでしょ?

(終了)
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発信後記

日ごろ感じたりする言葉にならない不快感を、できるだけ、言葉にして、客観化する・・・そして考えてみる。
このメールマガジンでは、そのようなことをやっています。
今回のお題だって、別に韓国人固有の問題として議論しているわけではありません。

「放っておいて!」なんて言い方は、やっぱり日本でも見られるでしょ?まあ、本当にしょーもないお節介のケースに対しての場合もあるでしょうが、大部分のケースは、そんな言葉を言われると「こっちだって好きで言っているんじゃないよ!」と言いたくなるものでしょ?

そのようなケースで感じる違和感なり不快感を、言葉に出来るかどうか?は、人それぞれでしょう。しかし、違和感なり不快感を感じるメンタリティーがあればいいわけ。
真っ先に自分の被害を考えるような人間と、やり取りなんてしたくはない・・・かといって、そんな人間が真っ先に「放っておいて!」と言ったりする。
悲劇なのか?喜劇なのか?それとも不条理劇なのか?
まあ、ダメダメであることは確実ですよね?
R.10/12/4