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カテゴリー | ダメダメ家庭が持っていない発想 |
配信日 | 08年4月4日 (10年4月15日 大幅に改訂) |
タイトル | 自分自身を笑う (冗談が通じない) |
ダメダメ家庭の人間は、自信がない。このことは頻繁に書いています。 そもそも子供時代に親から認めてられていなかったから、自信なんて持ちようがない。それに親からのサポートもなかったわけですから、何かに取り組む際には自分ひとりで取り組む必要がある。だから自分で何かを達成するなんて成功体験もほとんどない。 これでは自信なんて持ちようがないでしょ? もちろん、すべての分野に自信満々なんて人は、いるわけもないでしょう。得意な分野には自信を持って、そして、ちょっと苦手だなぁ・・・という分野には、当然のこととして自信がないのが一般の人間というもの。しかし、ダメダメ家庭の人間は、すべての分野に自信がないもの。つまり特定の分野云々ではなく、自信そのものと縁がないわけです。 自分に自信がないだけでなく、ある種のコンプレックスを持っている。そのコンプレックスを指摘されると、お約束の逆上状態に! これが単に自分の不得意分野について指摘されただけだったら、「ワタシもその面は苦手なんですよぉ〜」で済む話。しかし、そもそも得意分野がなく、コンプレックスの塊状態だったら、そんな余裕ある態度にはならないわけ。 基本的に自分に自信があって、ある種の余裕を持っている人のみができることと言うと、「自分で自分を笑う」こと。 「ワタシって、バカねぇ・・・」とか、 「あ〜あ、また間違っちゃった!わはは・・・」とか・・・ まあ、そんなシーンも実際にあったりするでしょ? そのように、自分で自分を笑える雰囲気の人だと、周囲も安心できますよね? 逆に言うと、そんな雰囲気だからこそ、マトモな人が寄ってきて、物事が順調に進むようになるわけでしょ? 結婚するのも上手く行きますよ。 それこそ、 「アンタの旦那さん・・・いい人ねぇ・・・」 『あらそう?けど、あの人、性格はいいんだけど、目が悪いからワタシのような不細工と結婚しちゃったのよ!目が良ければもっと美人と結婚できたのに・・・わはは・・・』 なんて会話があったら、逆に言うと、そのいい旦那さんが、その女性と結婚した理由もわかるものでしょ? これが、 「キミは不細工だなぁ・・・」 『何なの?その言い方?女性に対して失礼よっ!』 なんて会話だったら、周囲の人間だって、息が詰まりますよ。 そうなってくると、一緒にグチる人間くらいしか寄ってこなくなるわけでしょ?これではその後の結婚生活だって、悲惨ですよ。 自信があれば、余裕で受け答え。 コンプレックスがあると、過剰反応。 芸能人で典型的に見られたのは、野村サッチーさん。そういえば、彼女は、今はどうしているのかな? 彼女はコンプレックスから来る過剰反応の権化のような人だったでしょ?あんな人の近くにいたいなんて思う人はいませんよ。そして過剰反応してばかりいるから、顔だって悲惨な状態になってしまう。 本来なら、自分の不得意分野にこだわるよりも、自分の得意分野を伸ばしていけばいいだけでしょ? しかし、発想として減点法で、自分から目を逸らすダメダメ人間は、どうしてもコンプレックスを持ってしまい、だからこそ過剰に反応し、自分で自分を笑うことができない。 そんな人は、自分で自分を笑うことができないだけでなく、ちょっとした冗談が通じないことが多いもの。 コンプレックスがあるので、自分が笑われてしまうことをいつも警戒している。 値踏みされている意識を持っていて、自分で自分を笑う心の余裕がない。 いわば、精神的に張り詰めた状態。 自分の問題から目を逸らしたいので、自分の領域の話題になったら、必死で話をそらそうとして、ますます気が張り詰めてしまう。 だから、ちょっとした冗談にも笑っているどころではないわけ。 それどころか、そのコンプレックスから、自分とは無関係の人間を必死で笑い飛ばそうとする。誰かを笑うことで、「そいつは自分よりも下なんだ!」と自分で確認したいわけ。常に心の中にコンプレックスがあるんですね。 そんな人は、そもそも人の気持ちがわからないことが多い。 人に合わせすぎる人間なので、笑う行為も、人に合わせて笑おうとして、無理をしてしまう。自分で自分を笑うことができない人って、自分以外のマターの冗談についても、自然な笑いとは行かないでしょ? 人に合わせて、笑った表情を作ることができても、どこがおもしろいのか、実は分かっていなかったりする。 だから、大勢でのやり取りならまだしも、一対一の体面でのやり取りだったら、相手の冗談もわからないわけ。 たとえば、日本の首相をされた安倍さんも、自分で自分が笑える人ではありませんでした。 彼もコンプレックスが強い人ですよね?まあ、強い学歴コンプレックスがあることは歴然としている。 彼の立場だったら、いたし方がない面もあるでしょう。 しかし、彼の立場だったら、自分より優秀な人間を、上手に使えばいいだけでしょ?それには自分自身をよく理解し、周囲の問題を認識し、それを説明できればいいだけ。 しかし、そこから逃げているので、コンプレックスがますます強くなってしまう。 まあ、彼としては自分で自分を笑うことは難しいでしょう。 「あ〜あ、またしくじっちゃった!オレってバカだなぁ・・・」 なんて安倍さんが言ったら? 周囲の人間は凍りついちゃいますよ。 「安倍さんが・・・オレってバカだなぁ・・・かぁ・・・ここで笑っていいのかな?笑ったら後でヤバそう・・・」 絶対にそう思って、周囲は黙っちゃいますよ。 まさに天使が通り過ぎる状態。 これが安倍さんが、政治の面で多くの業績を実際に上げた後だったら、周囲の人間も、そんな物言いに対して一緒に笑ったりできる。業績が何もないからこそ、周囲も余計に気を使ってしまう。 当人に余裕があれば、周囲にも余裕が生まれるわけ。 アメリカの大統領をされたレーガンさんは、学歴的にはたいしたことはありませんでしたが、自分より優秀な人間を上手に使えた人でした。 それこそ、 「オマエたちよりもオレはアタマが悪いのだから、もっと文章をまとめて分かりやすい形で持ってきてくれ!最終的な判断はオレがするし、責任もオレが取るから・・・」 こんな感じだったそう。 「オマエたちよりも、オレはアタマが悪い。」なんて、なかなか言えませんよ。しかし、だからこそ実績を上げられるわけでしょ? 安倍さんは、そんな「オマエたちよりも、オレはアタマが悪い。」なんて言えないだろうなぁ・・・しかし、だからこそ自分より優秀な人を使うことができないんですね。 本当の自信がない限り、なかなか「自分で自分を笑う」ことなんてできないわけ。 ダメダメ家庭の人間にとっては、なかなか到達できない境地というわけです (終了) *************************************************** 発信後記 冬の寒さもやわらいできて、最近は暖かくなってきました。 皮下脂肪が少なく、首が長い私は、まだ色々と防寒具が必要ですが、多くの人は春めいた服装をなさっておられます。 先日も、ホテルの喫茶店でお茶をしていたら、春めいた服装の女性がやってきました。 タンクトップで、ミニスカート。 そのミニスカートも、ひざ上10cmとかの話ではなく、お尻の下ゼロcmくらいの短さ。 幸か不幸か、座席を挟んで、私と向かい合うような座席に案内されてしまって、私と目が合う状態。 まあ、春になって開放的な気分にもなるんでしょう。 見たところ40歳代後半の年齢のようでしたが、そんな春めいた装いをしたいんでしょうね。お店を出ると、桜の花が、咲き乱れていました。季節の移り変わりを実感させてくれた、そんな春の一日でした。 |
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R.10/4/15 |