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カテゴリー | ダメダメ家庭の金銭感覚 |
配信日 | 09年3月11日 (10年7月5日 記述を追加) |
タイトル | 子供で一儲け (子役の問題) |
ダメダメ家庭の人間は被害者意識が強い。 このことは、まさに毎回のように書いています。 これも頻繁に書いていますが、そんな人間は、子育ても、親である自分がこうむった被害と考えている。 ダメダメ家庭の中においては「親=被害者,子供=加害者」そんな構図なんですね。 児童虐待も、そんな心理的な構図を理解していれば簡単に理解できるもの。 子供を虐待している親は、被害者である自分の当然の権利として、加害者である子供に「復讐」や「報復」しているだけ。 それを不合理と言っても始まらない。そんなダメダメな親ができるのは子作りだけ。これも紛れもない現実。 しかし、子供を虐待しても、「儲け」にはならない。 だから、子供を儲けの道具にする・・・そんな方向に発想が進むケースもあります。 いわば、加害者たる子供に対して、「謝罪」させるだけではなく、「補償」も求めるわけ。 それこそ、以前より頻繁に言及しておりますが、ボクシングで活躍?しておられる亀田親子ですが、まさに自分の子供を儲けの道具に使っているでしょ? 中学校すらマトモに行かせないで、ボクシング三昧だったら、それなりに強くなるでしょ?それを上手にプロモートすれば商売になるでしょう。 しかし、現役の選手だって、いつまでも続けられるわけではないでしょう。引退した後はどうなるの?もしかすると、自分でジムでも経営するつもりかもしれませんが、そうなったら、漢字くらいは読み書きできないとマズイでしょ? 体力増強のために子供時代にボクシングを練習させるくらいならともかく、子供の頃からプロとして商売にするのはちょっとぉ・・・と思いませんか? しかし、子育ては親がこうむった被害という心理を理解していると、亀田父親の行動も簡単に理解できるわけ。 子供を売り物にする場所のひとつとして、そんなスポーツの分野があるでしょう。ボクシングだけでなく、最近ではゴルフの選手にして儲ける例もあるようです。ゴルフだと、ボクシングと違って初期の投資金額もバカにならない。だから競争者が少なくて商売になりやすい。 スポーツならまだ合法的ですが、犯罪の共犯者にする親もいる。それこそ子供に万引きをさせて、その「あがり」を親が受け取る・・・そんな親子もあったりするでしょ? ここで子供が女の子だったら、もう少し、「働き先」が広い。 それこそ、自分の娘に売春をさせた母親の話が報道されていたこともありますよね? あるいは、今話題の児童ポルノの問題もあります。 その児童ポルノに関連して単純な保持の罰則の対象にしよう・・・なんて議論もありますが、そもそもそんな児童ポルノのモデルとして、自分の子供を「売り込む」親がいるわけでしょ? そんな親は、児童ポルノのモデルがダメなら、それこそ売春させるくらいはやりますよ。 その根本にある親の被害者意識・・・子育ては親である自分がこうむった被害という発想の問題に目が行かなくては、解決にはならないわけ。ダメダメな親は子供に勉強させて、社会で生きているのに必要な教養を付けてあげようなんて全然思っていない。子供にすばらしい人生を送ってほしいとは考えていないし、親として子供をサポートする発想もない。ダメダメな親は、当事者意識がないので、現在の状況を、親が自分で何とかする発想はない。そして会話の能力がないので、自分の子供しか相手になってくれない。 だから、子供を儲けの道具にすることも平気だし、それくらいしか稼ぐ方法がないわけ。 そして、そのように「子育ては親である自分が背負わされた被害」と認識しているダメダメな親は、被害者意識が強く、様々なことについての被害を声高に語ることになる。 だから、その声高に語られた被害に対処してしまうと、そのついでに「子育ては、親であるアンタが被った被害」と認定してしまうことになる。 だから、ますます「加害者である自分の子供」に対して、「謝罪」や「補償」を求めることになる。 ちなみに、その児童ポルノの問題で、芸能人のアグネス・チャンさんが熱心に活動しているそう。 彼女の考えや主張はいいとして、実は、不思議な点があります。 芸能界には、「子役」が存在する。 アグネスさんは、「子役をやっている子供たちを、どのように考えているのかな?」 そんな点が私には疑問なんですね。 だって、身近に見ているわけですからね。 目の前にいる子役さんたちをどう思っているの? もちろん、子役をやっている子供本人や、自分の子供を芸能界に送り込んでいる親は、法律に違反があるわけではない。しかし、子役をやった子供って、あまり「いい将来」を送れないでしょ?と言うか「哀れな末路」のケースが多いでしょ? 自分の子供に子役をやらせている親は、児童ポルノのモデルに子供を送りこんでいる親とは違っているとは言え、子供を儲けの道具に使っている点は同じ。つまり、その親には「子育ては親である自分がこうむった被害」という考えがあることが想定できるわけ。 子供の体力増進くらいのニュアンスなのか?それを「売り物」にするのか?子供のスポーツの訓練においても、その違いがあるように、芸能レッスンするのだって、子供の頃から「商品」にする必要はないんじゃないの?単なる表現力向上くらいで留めておくのがスジなのでは? しかし、親の被害者意識が強いと、加害者たる子供から、自分への被害に対する「補償」を得ようとするわけ。 子役をやっている子供は、親から犯人認定されているので、大変なプレッシャーを感じている。「スグに成果を出さないといけない!」と心理的に切羽詰っている。だから周囲のマトモ家庭出身の子供とは気合や覚悟が違っている。おまけに、親は頼りにならないと思っているので、日頃から「自分で何とかしなきゃ!」と思いつめている。だから周囲へ訴える表現力が強い。 いわば退路を絶たれた状態で取り組むことになる。だから結果的にモノになってしまう。 しかし、子役としてモノになることが、その子供の幸福につながるの? 子役出身の芸能人で大成した人って、それこそアメリカのジョディ・フォスターくらいでしょ?最近ではレオナルド・デカプリオもいますね。フランスではジャン・ピエール・レオーがいますが、俳優としては成功しても、精神病院に入院するようだから、幸福とはいえないでしょう。まあ、子役をやった人のうちで、何かの間違いでたまたま成功して、大人になって潔く引退した人はともかく、芸能界にしがみついている人は、何かとトラブル続きでしょ? だって、「子育ては親がこうむった被害」と考えている親に育てられた人なんだから、大人になっても、マトモな人とやり取りはできませんし、当然のこととして、マトモ人と結婚もできませんよ。発想の基本ベースが違っているわけですし、モラトリアム的な子供体験もしていない。 結局は、同類同士で集まるしかなくなってしまう。だから、「どっちがより大きな被害を受けたか?」という被害競争でモメることになる。 あるいは、厳密な意味では子役ではありませんが、子供時代から芸能界で活躍した人となると、アメリカのマイケル・ジャクソンさんがいました。 彼も、子供の頃から、親によって働かされて、心身ともに磨り減ってしまって、ボロボロになって息絶えました。そして、マイケルの親は、マイケルが死んだ後も、マイケルの死によって、お金を得ようとすることになる。 本来は、マイケルが子供時代から芸能界で活躍している時点で、その親の問題まで目を向ければ、マイケルの最期のような事態は避けられたのでは? マイケルは児童ポルノの被害者ではないにせよ、親の心理構造は共通しているわけ。 アグネスさんは、そんな状況を、芸能界にいて、わかっているはずでしょ? そのような身近な問題について、もうちょっと発言してもいいのでは? アグネスさんとしては、芸能界にいて、そのような子役の問題を見て、心を痛めていて、その心の痛みを、「似て非なる」対象にぶつけているのでは? アグネスさんは、芸能界での子役の子供を見ながら、「子供に俳優をさせる前に、親として子供にさせることがあるんじゃないの?」とか、「こんな非常識な世界で育ってしまうと、どうなってしまうのかな?」とか、「このまま、こんなことをしていると、やがてダメになってしまう!」と心を痛めているのは?逆に言うと、そんな問題意識もないようなら、人間として失格ですよ。 子役出身の人は、実に離婚が多いでしょ?子役出身の人が、一人で離婚の連鎖をやる例はポピュラー。 そもそも、その親が離婚しているケースが多い。まさに世代間の離婚の連鎖を実際にやっている。 会話不全の状態で、お互いについて知らないまま、容姿を主眼で結婚して、結局は破局。あるいは、心に空虚感を抱えたもの同士で「入れ込んだり」「入れ込まれたり」して、結婚する例もありますよね? そして、産まれた子供を、「儲け」の道具としてしまう。 無自覚だったら、それを繰り返してしまうことに。 このようなことは、何も芸能界やスポーツ界の例ばかりではありません。 ちょっと前にアメリカの33歳のシングルマザー(ナディア・スールマンさん)が、体外受精で8つ子を出産した事件がありました。その母親は、もう既に6人の子供がいて、そして母親自身は働いていない状態。 それなのに、わざわざ体外受精して、8つ子を製造?して、出産したわけ。 そして、出産後には、WEBサイトを立ち上げ、そこから募金を集める手際のよさ。それに加えて、ダメダメにお約束とも言える「手記」も発表したとか。 そんな母親は、子供に楽しい未来を送ってほしいわけではないんですね。収入の道具として子供を見ているわけ。そんなことが平気でできるのは、その母親自体が、「子育ては親がこうむった被害」という常識を持つ環境で育っているから。ダメダメ人間は、「自分がかわいそうな被害者」という状況を、むしろ望んでいる・・・このことは、このメールマガジンで頻繁に書いています。その母親も、わざわざ「子育てによる被害者たる自分」という状況を作り出し「ねぇ!ねぇ!ワタシたちって、こんなにかわいそうなのよ!」と主張しているわけ。 そして募金を集める行為によって、「自分は被害者である」という認識を、自分で確認しているわけです。 逆に言うと、募金を集めるためには、その境遇が悲惨であればあるほど有効になるでしょ? そんな人に対して、ヘタに募金をしてしまうと、それが成功体験になってしまって、ますます子供を作ったり、子供の境遇をますます悲惨なものにしようとするわけ。 まさに以前に取り上げた、京都の病院で実際に起こった「代理ミュンヒハウゼン症候群」の女性のように、次々と子供を作り、その子供を自分で病気にして、死に至らしめてしまうことになってしまう。 その母親の場合は、「儲け」にはならないでしょう。 しかし、悲惨な子供を作ることによって、「周囲から構ってもらえる」という成功体験が、次なる悲惨な子供につながってしまう点においては、子供を儲けの道具とする親と流れ的には同じ。 あるいは、読者さんからの投稿の文章でもありましたが、自分の子供を「未必の故意」で身体障害者にしてしまい、その保障のお金によって親がラクをしようなんて事例も実際にあったりする。 まさに、自分の子供を「当たり屋」として使っているわけ。 あるいは、インドの最下層の人たちが、自分の子供を故意に障害者にしてしまい、乞食として働かせて、その「あがり」を得る・・・ということも、現実にあるようです。 本来は、そんなに貧しいのなら、子供なんて持ってはダメでしょ? 貧しいこと、それ自体より、そんな状況なのに、子供を作ることの方がダメダメなのでは? 結局は、子供を道具として扱っているわけ。 そして、そんなことをする親は、その親から道具として扱われたわけ。 法律的に合法的かどうかの問題よりも、子育てという被害に対する「補償」として、稼がされている・・・それがダメダメ家庭の子供の姿ですし、そんな状況に置かれてしまった子供としては自覚するしかないわけ。 ヘタに「アナタは、社会による被害者だ!」などと被害者認定してしまうと、ダメダメな親の問題が見過ごされ、結果的に、親と同じことを繰り返すことになる。 まさに上記のアメリカやインドの事例のように。 実際に、そんな例って多いでしょ? (終了) *************************************************** 発信後記 この文章は、かなり前にドラフトがあがっていましたし、本日配信するのは、先週に決めていました。 なんでも、先日に、日本で子役出身の俳優さんが、自殺されたとのこと。 伊藤隆大(たかひろ)さんという21歳の俳優さんとのこと。 ちなみに、このメールマガジンでは、名前に「大」の字がある場合には、名前をつけた人のコンプレックスが影響しているケースが多いという旨の文章を、以前に配信しております。 自分の人間的な小ささにコンプレックスを持っている人間は、それを直視することから逃避して、むやみに「大」の字を使いたがり、「オレは、オレたちは、本当は大きいんだ!」と言いたがるわけ。 この自殺された俳優さんの名前が本名なら、彼の親の持っているコンプレックスが想定されるわけ。 コンプレックスを持っている人は、その「触れられたくない」部分を持っていて、そこに話題が移ると逆上気味になってしまう。 そんな姿を見ていた子供は、親には相談しないような人間になるわけ。 そもそもダメダメ人間は、被害者意識が強く、「子育ては親である自分がこうむった被害」と認識しているんだから、そんな親に対して相談ができるわけもない。 コンプレックスと被害者意識が合わさった親を見ていると、その子供はどうしても、自分だけで問題を抱え込むようになってしまう。 今回のようなカタストロフを防ぐためには、残念ながら、親のダメダメさを認識するようにしないとダメなんですね。周囲の人の、中途半端なアドヴァイスなんて、所詮は時間稼ぎにすぎないわけ。このメールマガジンは厳しいことを書いていますが、真実というものは、もっと厳しいものなんですよ。 芸能人は、芸術家ほど自分自身を見つめる必要はないかもしれませんが、適宜自分自身との対話をしないと、何より自分自身が危険なもの。 そんな「危なさ」こそが、芸能人にとっての輝きとなってしまう・・・そんな面があることもわかってはいるんですが、そんな芸能人は若いうちで消えてしまうでしょ? |
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R.10/7/5 |