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カテゴリー ダメダメ家庭の会話の雰囲気
配信日 05年9月28日
タイトル 相手を計る
ダメダメ家庭の人間は、会話の能力が低い。だから当然のこととして自分の意向が実現されにくい。だから、「自分は理解されていない!」と常に思っている。
というか、自分自身を抑圧していて、自分の意向そのものを持っていない。
だから、「理解されていない」という感情を持っていても、「何を理解してほしいのか?」という点については、何もわかっていない。「理解されていない」という不満だけが存在し、「理解してほしいこと」がないわけ。

会話の能力の問題においては、その能力の不足を自覚して、その能力の向上を図ることが本来の対処法なのは言うまでもありませんが、そもそも「わかってほしいこと」そのものが存在していないということを自覚していないので、「周囲の人はワタシをわかってくれない!」と被害者意識に浸ってしまうことの方が多いわけ。だから、「ワタシが考える○○を理解してもらうためにどうすればいいのか?どのように伝えていけばいいのか?」という会話の能力の向上などは考えない。ただ、「ああ!ワタシって、なんてかわいそうなの?!」と自己憐憫状態。

そんな会話能力もない人間に近づく人間もいるわけもなく・・・
ダメダメ家庭の人間は孤立を深めている状態。
そんな孤立感の中で自分の同類を見つけようとするわけ。

いくら会話能力がないと言っても、ダメダメ家庭の人間だって学校なり会社なりで、人と話をする機会くらいはあったりしますよね?しかし、ダメダメ家庭の人間は結局はグチしかネタがない。ダメダメ家庭の人間は自分の同類を見つけるために、多くのグチの中で、ちょっとマイナーなグチを使ったりするわけです。

「この人・・・もしかすると・・・ワタシと同類かも・・・」と、思った人間に対し、マイナーなグチを投げ掛けてみたりするわけ。
本当にダメダメ家庭の人間しかわからない・・・マトモ家庭の人間は素通りするようなグチを投げて相手の反応をチェックすることになる。
それこそ、
「ウチの食事風景って重くって・・・」とか、
「今日は『あの人』が、いないからラクチン!」とか・・・

マトモ家庭の人間には、ちょっと意味不明なグチ。
「現在の自民党の政治には問題があるのでは?」とか、
「全く、あの先生の数学の授業はつまらないわね!」とか、
あるいは家庭問題に関することでも、「お父さんはやかましい!」くらいなら誰でもノレる話。この程度の一般的なグチだったら、どんな人間も反応しますよね?

しかし、「家族での食事が重い。」などと言った、そんな家庭問題のレアでマイナーなグチに反応できるのは「同類」だけ。
言葉を投げかけ、その反応で同類を探しているわけ。
まるでお医者さんの聴診みたいなもの。手でポンポンと叩いて反応を見たりするんですね。

ダメダメ家庭の人間とやり取りをしていると、その手の「聴診」が最初に出てきたりします。
聴診をする側はその反応によって、「この人は自分の同類だ!」と納得して、より込み入った話をしだすんですね。
だって、それこそ説教オバンに対し、いきなり込み入った話をしても、逆に説教されるだけでしょ?解決にならないばかりか、面倒の元ですよ。

レアでマイナーなグチに対しては、一般の人間は「ふーん・・・」でおしまい。そんな、気のない返事が返って来たら、投げかけた側も素通りすることになる。あるいは、「その『家族での食事が重い。』って、どういう意味なの?ちょっと詳しく教えてよ!」などと返ってきたら、「ううん・・・何でもないの。」で収束させるわけ。

しかし、そんなレアでマイナーなグチに目を輝かせて、「そうそう!ウチもそうなのよぉ〜」なんて反応が返って来たりする場合もある。言葉を投げかけた側は、そんな反応を待っているんですね。
そして期待とおりの反応を返す人に、お約束ともいえる、入れ込みとなる。

そんな聴診をする人は、往々にして、自分がダメダメ家庭の人間であることを自覚してないもの。ただ漠然と「うまく行かないなぁ・・・」と思っているだけなんですね。
だからこそ、自分自身がやっている聴診の意味も自覚していない。この聴診作業だって無意識的にやっているだけ。
「だれかワタシのことをわかってくれる人はいないかなぁ・・・」
と、漠然と思っているだけ。そして漠然とした心理状態で他人を「聴診」するわけ。

自分自身のことがわかっていないし、自分のやっていることがわかっていない。
ただ「共感してくれた」相手を「自分の同類!」と強く認定するだけ。
こんな状態だったら、たとえ子供だって事件が起きるでしょうし、大人だって「失敗に終わる結婚」をするようなことになっちゃうでしょ?
相手を計ろうとする行為の意味を良く考えると、見えて来るものがあるわけです。まあ、相手を計る前に、まずは自分自身を計ることが必要というわけです。

(終了)
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発信後記

今回も実にポピュラーな事例ですね。
ダメダメ家庭の人はほとんどやっているものです。
ちょっと思い出してみたら、そんな光景が思い浮かんだりしませんか?
今回の文章を言葉ではなく、行動でやる事例となると 07年12月25日配信の「関係チェック」という文章でまとめてあります。
R.10/11/23