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カテゴリー | ダメダメ家庭が子供に与えない発想,精神 | |
配信日 | 05年12月26日 (10年5月13日,10年7月24日に記述追加) | |
タイトル | 科学的思考 | |
ダメダメ家庭は、当事者意識がない。自分の問題を、自分自身で認識し、考え、対処していくという発想自体を持っていない。 だからこそ、現実を直視する必要もない。むしろ、「恋に恋する」ような妄想癖があって、妙な妄想がどんどん膨らんでしまう。だからオカルト趣味に走ってしまう。 これについては、先日配信いたしました。 まあ、オカルト趣味は趣味でいいとして、前世なり守護霊なんて、一般の人間には検証できないでしょ?だから、「どのように考えるのか?」という発想ではなく、「信じるか?信じないか?」というスタイルになってしまう。 オカルト的なマターに興味があるのならそれでいいのですが、現実の問題を解決するためには、そのようなオカルト的な関心は、とりあえず横において、まずは自分自身で認識し、考えて、そして検証できるマターから手がけることが重要でしょ? 別の言い方をすると、自分以外の人間と認識を共有できるものを重視することが必要になってくるでしょ? 「現実の問題をどのように考えていくか?」といった形の、ある種の科学的思考も必要になってくる。 科学的思考といっても、何も物理学的思考という意味ではありません。別の言い方で言うと客観的な思考と言えるでしょう だって、いわゆる自然科学の分野だけでなく、歴史や経済の分野だって、科学的思考は必要でしょ?会社を経営するに当たっても必須ですよね?つまり「データーをどのように扱うのか?」という問題です。 物事を進めるに当たっては、 「自分の目の前には、どのような問題があるのか?」 「その問題を考えるにあたって、どのようなデーターが必要なのか?」 「どうやってそのデーターを集めるのか?」 「集めたデーターをどのように分析するのか?」 「そして、さらに集めなくてはならないデーターは何か?」 そんなことを考えながら、進めていく必要があるでしょ? ここで言うデーターというのは、何も数値的なものだけではありません。事実の積み重ねと言った意味です。 そうやってデーターを基に考えながら、スパイラルのように思考が発展してくわけでしょ? それにデーターというものは、自分で考えるのに必要だけでなく、自分の考えを相手に説明するのにも必要なものでしょ? つまりデーターとの接し方を見るだけで、その人の当事者意識と説明の能力も見えてくる。 当事者意識がなく、説明の能力がない人間は、データーを収集する意欲もないし、データーを基に考えたり、データーを基に説明するなんてこともしない。 それが典型的に見られたのが、以前に取り上げた韓国の歴史教科書でした。 あの歴史教科書は、歴史の本でありながら、出典史料名が出てこないという、世にも珍妙な歴史書でした。 ただ「オレたちはすごいんだ!」「オレたちは何てかわいそうなんだ!」と連呼しているだけ。オウム真理教もビックリ。そんな本が教科書なんだから、なんと言ったらいいのかなぁ? そんな韓国では、先日、クローン細胞か何かの偽造事件がありましたよね? あの手の偽造なり、盗作は、どこの国にでもあるもの。と言っても、あんな分野だったら、いずれバレちゃうでしょうに・・・もっとTPOを考えて偽造すればいいのにね。それにアメリカの雑誌で世界中に大々的に発表してはダメでしょう?もっと「こそっと」やらないとね。 まあ、一個人の問題はどこにもあるもの。 興味深いのは、韓国国内の対応です。 何でも、その教授を熱烈に支持する人たちもいるとか。 あるいは一般の方で、最初から偽造じゃないかと疑っていた人もいたそう。 教授を支持する、支持しないと言っても・・・ちょっと違うんじゃないの? そもそも自然科学の分野なんだから、人が支持しようがしまいが、真理は真理。 それこそ教会がどう言おうと、「それでも地球は回っている!」そういうものでしょ? 韓国国民が反対しても、「1たす1は2」ですよ。韓国国民がどうがんばっても「1たす1は3」にはならないでしょ?スポーツの応援とはわけが違うんだから。 そもそも周囲の応援があろうとなかろうと、その細胞が偽造でないことを証明することなんて簡単なこと。衆目が監視した状態で、もう一回、その細胞を作ればいいわけでしょ?そんなことは、バカでもわかりますよ。データーの再現性の重要性なんて科学的思考の基本中の基本なんですからね。 前にも書きましたが、データーを重視する態度こそが、科学的思考の基本といえるでしょう。 勿論のこと、心情的にその教授を応援したい人だっているでしょう。それはそれで結構なこと。 しかし、だったら、そんな人たちは、その教授の論文が掲載されている雑誌の「サイエンス」でも読んでみたの? 「サイエンス」だったら、学会の論文誌ではなく、科学雑誌なんだから、一般の人でも読めるレヴェルでしょ?それに生物学の一種なんだから、難しい数式は出てこないでしょ?韓国語にも翻訳されているんじゃないの? 少なくとも高校の理科の教員レヴェルだったら、理解できるものでしょ?そんな人に聞いて見ればいいじゃないの? そんなこともしないで、「熱烈に支持する!」とか言われてもねぇ・・・ もし、その「サイエンス」の論文を読んでもいないのに、支持を表明しているのなら、アタマがヘンですよ。論文を読んで納得すれば、その時にその教授を支持すればいいわけでしょ? それこそ日本人でノーベル物理学賞などを受賞された方もいらっしゃいますが、私としては「おめでとう!」とは思いますが、支持はしませんよ。だってワカラナイもの。そんな論文なんて読んでもチンプンカンプンですよ。まあ、他の日本人の方にしても似たようなものでしょ?わけも分からないものを支持しようがありませんよね? だって、自分で考えようがないもの、ねぇ? しかし、データーを取って、自分で考える発想がない人間にしてみれば、ただ盲目的に「支持する!」なんて絶叫するのは朝飯前となってしまう。だってその手の人は「どう考えるか?」ではなく、「信じるか?信じないか?」という発想だけで生きているわけです。 まあ、韓国国民はしょうがない。だって、そもそも教科書からして、そんな調子なんですからね。 しかし、そんな発想で、現実の問題が解決できるの? 直前の現実も無視する盲目的な発想で生きていて、現実の問題がますます行き詰まってくると、次に来るのはお約束の被害者意識。そして「悪いのは全部○○のせいだ!」 このメールマガジンで度々書いていますが、韓国はまさに肥大化したダメダメ家庭といえるようなもの。韓国人の発想は、日本のダメダメ家庭にも顕著に見られたりするものです。 彼らは当事者意識が欠落している。だからデーターをとって考えるという発想がない。 彼らは会話の意欲が欠落している。だから客観的資料を基に説明するという発想がない。 そして最後には被害者意識にすがってしまう。 韓国は自然科学のノーベル賞受賞者が出ていないことを焦っていたそうですが、科学的業績を上げるためには、その基本として、科学的思考が必要なんですね。 また韓国は未だかつて戦争に勝ったことがないそうですが、戦争に勝つには軍事的思考が必要でしょ?難しい戦術的な話はともかく、2千年前の中国の孫子が言っているじゃないですか? 「敵を知り、己を知れば百戦危うからず。」 自分をよく理解して、相手についてもよく理解する。これは科学の分野にも共通しているでしょ? 「戦争がいいか悪いか?」という倫理的なり理念的な問題は当然のこととしてあるでしょう。しかし、「どうやってこの戦争に勝つか?」という現実的な問題だって、やっぱりありますよ。自分自身を知っていれば、少なくとも無謀な戦争はしないでしょ?第2次大戦の日本の指導者は、まずもってその点が失格ですよね?これについては、思想信条とは全く別問題ですよ。 情報との接し方なり、データーとの接し方のスタイルからは、その人の当事者意識や会話の能力を如実に示しているといえます。 当事者意識が欠落したダメダメ家庭の人間は、その点が壊れちゃっている。そんなことだからダメダメがスパイラル進行するのも当然なんですね。 自分で考え、そして周囲の人に対して説明していくには、科学的な思考を基にする必要があります。しかし、現実逃避で、自己逃避のダメダメ人間には、そのようなことはできない。だから、科学的思考に対して、むやみにコンプレックスを持ってしまう。 そんな科学的思考の欠けた人ほど、「科学」という言葉を、いわばブランドとして使ったりするんですね。 「科学という言葉が入っていれば、ありがたいそうだ!」「アイツらに対しては、科学と言葉を入れておくと、何も反論してこないだろう!」そんな感じになってしまう。 たとえば、10年5月時点で日本の首相をされておられる鳩山さんは、政治家になる際のキャッチコピーとして「政治を科学する。」というキャッチコピーだったそう。 その言葉そのものはともかく、首相になってからの鳩山さんの、いったいどこが科学的なの? 何回も書きますが、科学的な態度とは、客観的なスタイルでデーターを収集し、その客観的なデーターを基に、客観的な論理構築を行う・・・そんなものでしょ? ところが、鳩山さんは、「思いを伝える。」とかは言っても、現実から客観的なデーターを抽出し、それを客観的に論理構築することはしていませんよね? まあ、鳩山さんは、科学の学力があったかもしれませんが、科学的な思考力はまったく持っていないといえるでしょう。 科学関係の学力は「学べ」ば習得できるでしょう。 しかし、科学的な思考については、ただ教科書の記述を記憶しただけでは習得できませんよ。 たとえば、以前に、生データーの重要性について書いておりますが、生データーに価値があるのは、それが「疑いようもない確かなもの」だからでしょ? 一番疑いようのないものから、思考なり議論を出発させていかないと、どんなに立派な結論でも砂上の楼閣になってしまうだけ。 そして、一番「疑いようがない」ものとしては、一般的には「生データー」となります。しかし、昔のデカルトは「疑いをもって考えている自分自身」を出発点としたわけでしょ? 物事に疑問をいただく自分自身を疑いようがない・・・それでもいいわけです。 その人にとって「ゆるぎないもの」は何なのか? それについて明確に説明できればいいわけです。 明確な原点と、そこからの合理的で客観的な論理構築・・・それこそが科学的な態度であり、そのような態度は、何事にも必要なことなんですね。 科学とはブランドではなく、客観を重んじる態度ですよ。 現実逃避のダメダメ人間は、客観というものが理解できないがゆえに、逆に「科学という言葉」を無闇にありがたがってしまう。 科学的態度を持っていないがゆえに、「科学」という言葉とか、それに類する言葉を使いたがる。 しかし、そんな人が語る説明は、現実逃避で、客観的なデーターもなく、論理構築も一人よがりでいい加減・・・つまり科学的思考に裏付けられていない。 だからこそ、ますます「科学というブランド」「科学的な雰囲気」にすがってしまう。 逆に言うと、必要以上に「科学」とか「それに類する言葉」が出てくるような人なり集団は、その内実として、非科学的であり、その言動に客観性を欠いていることが多いものでしょ? ちなみに、このメールマガジンは、データーを提供しているわけではありません。何回も書いていますが、視点の提示です。 だって、自分の家庭に関するデーター収集なんて、各々が虚心坦懐に自分の家族と接することしかないでしょ?そんな会話の中から自分たちの家庭のデーターが得られるわけでしょ? 自分たちの家庭を改善するための情報なんて、目の前にいっぱいある。しかし、妙な先入観がジャマして見えなくなっている。 このメールマガジンをお読みになって、皆様がそのような家族のデーターを取る意欲が増せば、私としては発行した甲斐があったというものです。また虚心に家族と接するのに障害になっている先入観を除去できれば、私にとっての喜びというものです。 私としては、皆様がご自分の家庭から情報を得るのに役に立つ視点を提示していきたい。ただそれだけなんですね。 (終了) *************************************************** 発信後記 あの韓国の細胞偽造事件ですが、偽造事件そのものは、それこそ日本でもあったりしますからね。だってダメダメ家庭は世界中にあるわけですから。 やっぱり興味深いのは周囲の対応。それは地域によって顕著な差が出てくるわけ。 本文中にも書いていますが、科学的真理というものは、周囲の応援とは全く無関係。そんなにその教授を応援したいのなら、素人が単にエールを送るよりも経済的な支援の方が意味がありますよ。そんな経済的な支援もせずに、「熱烈に支持する!」なんて、「恋に恋する」発想の典型ですよね。 ちなみに、その教授の研究は、人間の卵子が多数必要なんだそうです。韓国では人間の卵子が簡単に入手できたので、その教授もそれなりに研究が進んだそうです。 しかし、人間の卵子って・・・オイオイ・・・売っちゃう方も、売っちゃう方ですよね? まあ、児童虐待とは言えないでしょうが、そんな発想だったら、虐待も起きますよ。 被害者意識が強い人は、「自分こそが一番の被害者だ!」と思っているので、自分の卵子にも配慮しないし、周囲にウソを言って迷惑を掛けることも平気。 また被害者意識が強い集団では、妙に「解放者」という存在を求めてしまうので、何かヒーローのような存在が登場すると、集団でそれに「入れ込んで」しまうわけ。それこそイラクのフセインだって同じですし、関西でプロ野球の阪神タイガースが背負っている位置付けもそんなものでしょ? 「敵」と戦う「解放者」という構図。 その「解放者」に自分たちの抑圧からの脱却を賭けているわけ。しかし、そんな他力本願だからこそ、物事が改善せず、ますます抑圧が強くなるわけでしょ? しかし、ダメダメな人間は自分で何もせず、「オレたちは何てかわいそうなんだ!」と被害者意識に浸るだけ。確かに精神的にはラクなんでしょうが、そんな人間に育てられる子供は気の毒ですよ。 |
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この文章に関連した文章となると「09年10月16日 生データーの不在」という文章があります。 あるいは、「09年7月9日 主観と客観の区別」という文章も関わりがあります。 |
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R.11/2/6 |