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カテゴリー ダメダメ家庭出身者のキャラクター
配信日 04年10月27日
タイトル 養○酒ドリンカー
ダメダメ家庭出身者は、「いつもゲンキ!」というわけにはいかない。
身体に何がしかの不調を抱えている状態。
まあ、よくあるケースだと自律神経失調症ですね。

身体と心のバランスが崩れているわけ。まあ、子供時代から家庭において気を使いまくっているので、精神的に疲れ果ててしまうわけです。おまけに家庭で気を使っているので、学校や会社でもますます気を使うわけ。だって、学校などでトラブルになっても家庭からのサポートはありませんからね。

親に迷惑をかけないように、トラブルが起きないように、どうしても周囲をうかがって、慎重に行動しなくてはいけない。だからストレスが溜まってしまう。
普段からストレスが解消されない日々だと、自律神経失調症にもなるでしょ?

そのまま大人になっても、問題は解決されるわけもなく・・・
精神的な安定とは無縁の日々だったら、身体もおかしくなるでしょ?

ということで、ダメダメ家庭出身者同士でおしゃべりしたりすると、妙に話題になる飲み物があります。生薬配合という詠い文句の「薬用養○酒」ですね。テレビのコマーシャルなどでおなじみのもの。サスガに固有名詞を出すわけにはいかないので、一字伏字。
この「薬用養○酒」の効能書きを読みながら、苦笑いしてしまうわけ。

「胃腸虚弱」・・・「おお!わたし!わたし!」
「食欲不振」・・・「そう!そう!」
「血色不良」・・・「よく言われる!」
「冷え性」・・・「まさに!今も冷たいヨ!この手を触って!」
「肉体疲労」・・・「ドンピシャ!いつもシンドイよ!」
「虚弱体質」・・・「ほんと、そうなのよ〜」

ここまで効能書きを読むと、叫んでしまう。
『ビンゴ!』

しかし、そんなところでビンゴになっても、いいことがあるわけでもなく・・・
しかし、ダメダメ家庭出身者にしてみれば、「これって、まさに、ワタシのためにあるような飲み物ねっ!」と思ってしまう。
そしてダメダメ家庭出身者同士で盛り上がることになる。

逆にいうと、このような症状の人間は、それだけ「心と身体」のバランスが崩れているわけですから、自分自身を見つめる必要があるわけですね。
自分がビンゴになるようだったら、自分の出身家庭が「普通の家庭」ではなく、ダメダメ家庭ではないか?と考えて見る必要があるわけ。

あるいは、自分の子供がビンゴだったら、自分自身がダメダメな親であることを自覚する必要があるわけ。あるいは、ご近所のお子さんが、典型的にその様相となっていたら、その親は、ダメダメな親ということが想定できるわけ。
そのまま突っ走ると、養○酒ドリンカーでは済みませんし、事件に巻き込まれる可能性もあるわけです。

そして、その点を自覚する必要があるわけですが、ダメダメ家庭の人間は、「普通の家庭」という発想から抜け出ることが難しかったりする。だって、子供の頃から「普通になれ!」と、カルト宗教のように言われ続けたわけですからね。
だから、現状認識から逃避し、自分で考えることを抑圧する習慣が身についている。
現実的には、「自分の出身家庭は、普通の家庭ではない。」と自覚できる人はほとんどいないわけです。
だから、自覚もなしに、そのまま突っ走ってしまう。

結局は、ロクでもない結婚をして、新たなるダメダメ家庭を作ってしまって、自分の子供を、新たなる「養○酒ドリンカー」にしてしまうわけですね。

(終了)
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発信後記

シリアスなネタが続いていましたので、今回は軽いネタ。
たまにはこんな話もいいでしょ?

次回は、またとある映画を取り上げます。どこのレンタルショップにもある作品です。
今年注目の人なので・・・
R.10/11/16