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カテゴリー ダメダメ家庭出身者の行動
配信日 05年3月23日
タイトル スジの悪い結婚
ダメダメ家庭では会話が機能していない。
だからダメダメ家庭出身の人間は会話の能力がないわけ。
相手の話をちゃんと聞くことが苦手だし、自分の意向を相手のわかりやすく伝えることが苦手。

これは、当人が好きでこうなったのではないのだから、いたし方がないわけ。自覚しながら生きていくしかないわけです。

それに、以前にも配信いたしましたが、ダメダメ家庭出身者は「人に合わせすぎる」傾向があります。家庭内で会話が機能していないので、家庭内で内容が伴った議論にならないわけ。議論が不全の家庭で育ったので、自分の意見を積極的に発言するようなこともせず、とにもかくにも「て・き・と・う」に「人に合わせておけばいいや!」という発想になってしまう。
音声的には聴いていても、内容的には聞いていない状態。だから、リアクションにおいても、オウム返しするだけのような音声的なものに留まってしまう。

それに、ダメダメ家庭では、子供が発言しても、子供の意向など取り上げてもらえませんからね。
どうしても「て・き・と・う」に、人に合わせてしまう習慣がついてしまうわけです。

それに会話が機能していない家庭で、「言い合い」が白熱してしまったら収拾がつかないでしょ?家庭が修羅場にならないように、早めに穏やかな状態にしておく必要があるわけです。言い合いが白熱しないように、とにもかくにも「人に合わせておく」必要があるわけ。
『ああ、そうそう!ワタシもそう思ったわ!』
自分でもわかっていないようなことでも、とりあえず相槌を打っておくわけ。

家庭外のことでも同じです。
ダメダメ家庭では子供がトラブルに陥ったときに、親はサポートなどしません。子供にとっては自分の身は自分で守るしかないわけ。だから、とりあえず人に合わせておいて、自分が困難な状況にならないようにしてしまうんですね。

この「人に合わせすぎる」ダメダメ家庭出身者の傾向の人間と、「自分の意向をわかりやすく伝える能力の欠如」した人間は、とりあえず結びつきやすいわけ。

だって、「自分の意向を相手にわかりやすく伝えること」が苦手でも、相手が「人に合わせすぎる」タイプの人間だったら、とりあえず「会話」というか「やり取り」の形にはなるわけです。深刻なカタストロフには陥りませんよね?
しかし、本当の意味での、意思の疎通ではないんですね。
前にも書きましたが、音声的にはやり取りになっていても、内容がともなう会話になっていないわけ。

しかし、会話の能力が低く、自分の意向をわかりやすく伝える能力のない人間にとっては、相手が「人に合わせすぎる」タイプの人間でないと、やり取りの形すら成立しないでしょ?だからダメダメ家庭出身で会話の能力のない人間は、「人に合わせすぎる」人間と結婚しようとするわけです。

会話の能力と言っても、これが単なる口下手くらいなら、問題はないでしょう。しかし、会話の能力というものは意欲の問題が大きいわけです。
そもそも相手にわかりやすく伝える意欲があるのか?相手の話を聞く意欲があるのか?
そんな会話の意欲すらない人間だったら、やり取りの形だけは成立していても意思の疎通はありませんよね?
そもそも、「人に合わせすぎる」側も、ダメダメ家庭の出身。やり取りにおいて、形だけ「人に合わせていて」適当に相鎚を打っているだけで、相手の話の内容を理解した上で聞いているわけではないわけ。とりあえず、形だけは言葉のやりとりが成立しているだけなんですね。

こうなると、その夫婦にもやっぱり問題が大きくなってくる。
だって、そもそも会話と言っても形だけなんだし、お互いダメダメ家庭の出身なんだから、「相手の話を聞き」、「自分の意向をわかりやすく伝える」という会話の基本ができていない。

本当の意味での会話が成立していないのだから、やり取りにおいて、いったん齟齬が発生したら、当然のこととして修復は不可能です。
しかし、ダメダメ家庭出身者は、子供時代に家庭内で本当の意味での会話というものを体験していないわけ。形だけのやりとりしか知らないわけです。特に「人に合わせすぎる」傾向のある人間を選んで「わざわざ」結婚しようとした人は、そんな感じ。

あるいは、その家庭にトラブルが顕在化してしまったら、その事態に対処する必要があるでしょ?そのためには、相互の意思疎通によって、議論をしていく必要があるでしょ?
しかし、この手の夫婦はそれができないわけ。

それまで、命令していただけの人は、トラブルが大きくなって来て、片方に不満が表面化しても、
「オレたちはうまく行っていたじゃないか?」
「今だって、何が問題なんだ?」
そう思ってしまうことになる。問題自体を認識できないわけです。

それに、不満を持っている方だって、自分自身の不満の中身を十分に理解できていないし、説明もできないわけ。だから改善の方策も取れない。
結果的に、事態がスパイラル的に悪化してしまうことになる。

本人たちは、それで勝手でしょう。
そんな会話不全の環境で育つ子供には迷惑は話ですよね?
結局は、子供も同じような「スジの悪い結婚」に陥ってしまう・・・
現実でも、よくある話でしょ?

(終了)
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発信後記

ホームページなどに、「発行者へのメール」用として使っているメールアドレスには、実に多くのスパムメールが来ます。
まあ、そのようなアドレスを採取するソフトがあるんだそうですが・・・ヒマなことで・・・

大体は、読まずに速効削除ですが、そもそもスパムを送る際に使用するアドレス自体に、「こりゃヘン!」というのも多くあります。
あるいは架空請求のメールにも、おもしろいものがありました。
「指定されている場所に現金書留で送付しろ!」との要求でした。名称は一応は法人格でしたが、指定されていた住所はいかにもアパートの一室で・・・マンションではなく・・・私も笑ってしまったことがあります。

まあ、あの手の架空請求なんて、ちょっと考えればウソってすぐにわかるレヴェルなんですね。まあ、被害に合われた方って、よっぽどやましいところでもあったのかな?                      
このパターンと似たパターンとなると、06年7月25日配信の「影の薄い夫」という文章があります。
R.10/11/18