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カテゴリー ダメダメ家庭の被害者意識
配信日 06年4月28日
タイトル バラ色の被害者人生
この文章には英語版があります。 (英語版 a wonderful victimised life)
ダメダメ家庭の人間は、「自分を被害者である」と認定してほしがる。
これは以前に配信しております。
だって、被害者だと認定されると、楽しいことが待っているものなんですね。

それこそ、その折に書きましたが、被害者だと認定されると、「人に迷惑をかける」権利を得ることができますし、「人にたかる」権利も得ることができる。
それに被害者はデーンと座っていて、あとは周囲の人間がサポートしてくれるのを見ているだけ。「よきに計らえ!ほぉほぉほぉ!」
いわば王様気分!

その他にも、被害者として認定されると「いいこと」がいっぱいありますよね?
「まあ、アナタはなんてお気の毒なの!」とチヤホヤしてくれるでしょ?
そんな人間関係なんて、被害者として認定されたからこそできるものでしょ?ダメダメ家庭の人間は会話の能力がない。そんなダメダメな人間は人間関係を広げることが苦手。
しかし、被害者と認定されると、「善意ある」周囲の人間と、「それなり」の関係が築けるわけ。
これはメリットですよね?

そんな善意あるボランティアも、所詮は「同じ穴のムジナ」。やっぱり会話ができない人間。それに当事者意識もないことが多い。ボランティアの人間自身が、「自分は何をしたいのか?」わかっていないわけ。だからとりあえず、「困っている他人をサポートする。」ことになる。ボランティアの人間だって、「援助している」「恵んでいる」からこそ相手が自分の相手をしてくれることが何となくわかっている。だから絶対に相手に厳しいことなんて言わない。ただ同情の言葉を連呼するだけなんですね。

自分自身から目を逸らしているダメダメ人間同士が、「まあ、お気の毒ね!」『アナタも大変ねぇ!』で盛り上がる。
結局は、グチの共鳴で終始するわけ。

なんともお気楽な被害者ライフなんですね。
一時的にはそんな時もあっていいでしょうが、いつまでも続くわけがないでしょ?

被害者として認定されても、ただそれだけでしょ?その人の尊厳が高まるというものではないでしょ?「自分がしたいもの」「自分がなりたいもの」そのような目標を明確に掲げ、その達成に努力するからこそ、その人の尊厳が高まるわけでしょ?
「あなたお気の毒ねぇ・・・」と周囲から同情される人は、そんなに尊敬に値する人なの?
そんな同情に安住するより、もっとやらなければならないことって、あるはずでしょ?

しかし、ダメダメ人間はいったん手に入れた「バラ色の被害者人生」を、そうは易々とは手放さない。だからこそ、もっともっと「被害者認定」を求めるようになってしまうわけ。

そして被害者として認定されると、バラ色の人生!
鼻歌でも歌いたいほど!

♪ みんながワタシを腕に抱いてくれる時、
「かわいそうねぇ」と言ってくれる時、
アタシの目に映るのはバラ色の被害者人生。
同情の言葉をささやいてくれると、
よくある同情の言葉だけど、
やっぱり何か感じる!
私の心の中に幸せがやって来た ♪

いつまでも続く被害者としてのワタシ、
すばらしい幸せでいっぱい!
退屈や寂しさなんて消えてなくなる!
幸せで息がつまりそう ♪

(終了)
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発信後記

連休前ということで、短めの文章にしました。
何回も書いていますが、被害者として認定されるために努力するより、「結局、自分はどうしたいのか?」そのことの達成のために努力した方がマトモでしょ?
しかし、「結局、自分はどうしたいのか?」考えない、考えたくないダメダメ人間は、被害者認定を求めて、渾身の努力をするわけ。

そんなダメダメ人間に同情したりするボランティア人間が現れるから、味を占めて、そのようなダメダメな心理が強化されてしまう。
まずは「自分が何をしたいのか?」ちゃんと自覚することでしょ?それに、そんなこと難しいことではありませんしね。

来週から大型連休ですが連休中も配信いたします。ただし来週から週2回の配信になります。
連休で出かけられる方は、あとでゆっくりと読んでくださいな。
R.10/4/8