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カテゴリー | ダメダメ家庭出身者の状況 | |
配信日 | 05年10月5日 | |
タイトル | 往復ビンタ | |
子供は自分の親を選べない。これは言うまでもないこと。だから子供がダメダメな親を持ってしまうことも、どうしようもないわけ。子供としてはダメダメな親に対して文句を言いたいところですが、ダメダメ家庭では親の方が子供より先に文句を言い出すことは、このメールマガジンでいつも書いているとおり。 しかし、親は選べなくても、その後は「それなりに」選択することも可能ですよね? 就職先でも、結婚相手でも、友人でも、相談相手でも・・・ その選択に際し、「自分はダメダメ家庭出身者だ!」と自覚していれば、自分の問題点が自覚されているので、少しずつでも改善することは可能です。しかし、その自覚がないと、ますますドツボにハマって行くわけ。このメールマガジンでよく書いていますが、ダメダメのスパイラル進行となってしまう。 自分が選んだわけではない親によって、子供時代に散々と精神的ダメージを受ける。その心の傷が元で自分自身も様々な選択ミスをしてしまう。子供時代の傷によって、大人になっても傷つくわけ。一種の往復ビンタ状態。 それこそ「て・き・と・う」に就職先を選んで、うまくいかず、職を転々としてドンドンと悪い方向に向かったりする。当然のこととして結婚相手の選択だって「て・き・と・う」。 自らが選んだわけではないダメダメな親のおかげで、自分が選択できる状態になっても、マトモな選択をしないわけ。 そうして、結婚後に、それこそドメスティック・ヴァイオレンスなどの事態になったりするわけ。 そんな事態になって「あ〜あ、困った!困った!」と嘆くのはともかく、そのような事態に何とか対処しなければいけませんよね? と言うことで、相談相手を探すことに・・・ しかし、自分の結婚相手の選択をミスするような人間が、適切な相談相手を見つけることができるの?そんな極まった事態になって、適切な相談相手を見つけられるような判断力のある人だったら、最初からマトモな結婚相手を選ぶものでしょ?だから、そもそもドメスティック・ヴァイオレンスのような事態にはなりませんよね? ダメダメ家庭出身の人間は、相談相手の選択に際し、「自分のグチに付き合ってくれるか?」「自分に厳しいことを言わない人なのか?」ということが重要になってしまうわけ。しかし、以前に、そのような判断のもとで、結婚相手を選択して、ドメスティック・ヴァイオレンスになってしまったわけでしょ?一緒になってグチっているだけの相談相手なんて、マトモな改善策を提示できるの? そんなグチで終始する「相談」によって事態が改善されるわけもなく・・・事態はますます悪い方向に行ってしまうことになる。 自分で選択したわけではないダメダメな親のせいで、ダメダメな結婚相手を「選択」してしまって、大変な事態になってしまう。そして、その事態に対処するために、今度はダメダメな相談相手を「選択」してしまうわけ。そうして事態が改善されるどころか、ますます悪くなる。 こうなると、往復ビンタどころか、3連発ですよ。 このあたりで本人の自覚が芽生えればともかく、本人に自覚が芽生えなければ、事態がこれで収まるわけもなく、今度はダメダメな人間を「選択」して再婚。今度はその暴力が自分だけでなく子供に向かうことは必定。こうやって往復ビンタどころか4連発に。 往々にして、こうなると、次にはダメダメな宗教団体に入れ込んでしまう。お金を巻き上げられたり、子供が牧師の毒牙にかかったりするわけ。こうして往復ビンタどころか、5連発に進展。 そんな親の元に育った子供がマトモに育つわけがないでしょ?結局は、今度は子供の側が問題を起こすことになる。そうして往復ビンタどころか6連発の離れ業に。 ギャグを書いているわけではありませんよ。実に頻繁に見られる事例でしょ?購読者の皆様の周囲にも、そんな事例はあったりするでしょ?それとも購読者さん御本人がそうなのかも? 自分自身で選んだわけではない、ダメダメな親のせいで、その後の選択を全部ミスしてしまうわけ。自分の親のレヴェルを客観的に判断できないと、何連発も食らってしまうわけです。 何回も書いていますが、自分の選択ミスは潔く認め、その根本原因を考えないと、同じことの繰り返しになってしまう。しかし、現実には程度が低いボランティアなどの中途半端な同情にすがってしまう。しかし、それで改善したことなんてありませんよね? 社会には、様々なボランティアの人たちなり、行政のサポートがあるわけです。しかし、それだって、その中から選択する必要があるわけ。結婚相手を選択ミスするような人間は、それらのサポートを選択するに当たっても選択ミスするわけです。だって自分自身についてわかっていないわけですからね。 それにダメダメ家庭は抑圧的であり、自分自身の希望を抑圧してしまう。だから現状認識や判断することそれ自体に、心理的な恐怖心をもったりする。それこそ「こんにゃくゼリー」を買わないという判断もできないんだから、結婚相手の選択なんて、マトモにできるわけがありませんよ。 まずは本人の自覚が第一。 その自覚なしに、ボランティアなどのサポートを頼ったりしても、事態が改善するわけがないでしょ? ちゃんとしたサポートを選択できるような人間になっていれば、逆に、そんなサポートなどは要らなくなるものですよ。 もし、購読者の方で今回の事例に該当される面がある方は、早めに自覚する必要があるわけです。自覚することに、お金が必要であるわけでもないでしょ? ただ、心の弱い人間は、その自覚が一番難しいものなんですね。 だから、往々にして行くところまで行ってしまうわけです。 (終了) *************************************************** 発信後記 結婚相手の選択をミスするような人間は、相談相手の選択にあたってもミスをする。 こんなこと当たり前のことでしょ? 社会における様々なサポートの体制も、そんなことを前提にしないと全く無意味。 だから、とにもかくにも、本人の自覚というわけ。 |
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R.10/11/23 |