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カテゴリー ダメダメ土曜講座(トピック編)
配信日 09年3月28日
タイトル 同性に嫌われる
ダメダメ家庭の人間は、頻繁に「関係チェック」を行うことは以前に配信しております。

「自分の親は頼りにならない。自分の身は自分で守らないと!」
切羽詰っているダメダメ家庭の子供は、ちょっとしたトラブルをわざわざ起こして、その反応によって、周囲の人を色分けすることになる。
逆に言えば、そんな関係チェックの存在は、親の頼りなさの証明のようなもの。

さて、そのように関係チェックを行っているので、その結果によって、周囲の人への対応を変えることになる。
関係チェックに合格した人には、その関係を維持するための行動を取ることになり、不合格の人に対しては、ぞんざいな対応となってしまう。

つまり、人によって、対応が大きく異なってくるわけ。

しかし、やり取りの相手によって対応が違ったりする人は、嫌われたりするものでしょ?

そもそも、ダメダメ人間は、「信頼と好意の区別が付かない」。

自分自身が人から信頼されるために、自分自身を律するなんてこととは無縁。
好意は他者の側の問題であり、信頼は自分自身の問題。
人からの「好意を求める」ダメダメ人間は、もともと、「他者には強い関心を持っている」。
というよりも、他者からの自分への評価が気になっている自意識過剰状態。
そして、その他者に対する対応が、相手によって違っているわけ。

ダメダメ人間は、他者からの好意を求めるのはいいとして、そのセールスポイントなんて持っていないもの。
教養があって話が面白いわけでもないし、家庭においてイヴェントをやっていないので、ネタそのものが少ない。

結局は、被害話しかネタがない状態。
「ねぇ!ねぇ!あの子達が、ワタシのことをイジメるのよ!」

その手の被害話は、語り慣れているので、結構上手に語ることが出来る。
しかし、被害話って、別の言い方をすると自分が加害者認定した人の悪口を語っているだけでしょ?

加害者認定されて、悪口を語られてしまった人にしてみれば、当然のこととして自分の悪口を言っている人は嫌いになりますよ。それに、自分の悪口ではなくても、そんな悪口を聞いていたら、不快になる人も多い。
しかし、ある意味においては、被害話なんだから、それなりに通ってしまうことも多い。

もともと関係チェックに合格した人をターゲットとして語っているので、それなりにマーケティングもできている。
ダメダメ家庭の人間は、会話の能力がなくても、「人に合わせる」能力はあったりするもの。
そうやって、自分が求めていた「同情を勝ち取る」ことができるわけ。
もともと、ダメダメ家庭の人間は、「意外に容姿端麗」な人も多い。
それに、表現力も強い人が多い。
あるいは、親に甘えられないので、適正な水準での「甘え方を知らない」。

過剰なまでに甘えたそぶりで、自分の被害を、容姿端麗な人が、訴えるような語り口で、語ったらどうなるのか?
まあ、ものの見事に同情を得ることもできますよ。

しかし、当人としては、意識してやっているわけではないもの。
その人なりに切実な思いで「関係チェック」をし、その関係を維持しようとしているだけ。
それなりに必死な姿・・・それが「離れたところにいる人」にしてみれば、「かわいそう」にうつるもの。

しかし、それが関係チェックの結果に依存しているので、人よって、言っていることが違ってきたりするのは当然。だから、その態度の違いを何回も見ている周囲の人間にしてみれば、「あの子・・・どうも信用できない!」となってしまうのもしかたがない。

信頼がなければ、やっぱり嫌われてしまうもの。
同性からなんとなく嫌われているようだと感じたら、まさにそれが、次の「関係チェック」に反映されることになり、扱いが急にぞんざいになったりする。
そうなると、ますます嫌われることに。

何もすべての人に好かれる必要はないでしょう。しかし、逆に言うと、ダメダメな人ほど、人からの好意をほしがるわけ。それが、人から嫌われる原因となってしまう。
特に同性から嫌われる人って、人によって、あるいは、対象とする人の状態によって、態度が大きく変わる人でしょ?

(終了)
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発信後記

ダメダメ人間は、「人から嫌われたくない」がゆえに、嫌われる・・・
そのようなことは、頻繁に書いています。
嫌われたくないがゆえに、人との意見の対立が怖く、ただ「人に合わせる」だけになってしまい、「Yes No」をはっきりせず、そんなことばかりなので、嫌われてしまう。

そして、嫌われていることを認めることができないがゆえに、「ワタシを嫌わないで!」とストーキングしたりするもの。

結局は、自分を見ることから逃避して、相手を見ているがゆえに、相手に依存しすぎているわけ。まずは、自分自身を知ることが先なんですね。
R.10/12/21