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カテゴリー ダメダメ家庭の序列意識
配信日 06年2月20日
タイトル 序列の空白への恐怖
先週(06年)、滋賀県でいたましい事件が起きました。
事件については、今後も報道はされるでしょう。
また関西かぁ・・・と思った人も多いと思います。
兵庫県のサカキバラ事件、京都府の予備校の事件、奈良県の幼女誘拐事件、和歌山県では以前に毒入りカレー事件などもありましたしね。次は滋賀県かな?と思っていたら、本当に起こってしまって・・・何と言っていいのやら?

しかし、今回のような幼稚園児の殺害となると、東京でも同じような事件がありました。今回の報道を聞いて、私はいささか絶句したのですが、実は、ホンのチョット前に、とある購読者さんとのメールのやり取りで、東京の幼稚園児殺害事件に近い状況の問題について、心理解説を行っていました。あのような事件の背景にある心理も、犯人がダメダメ家庭出身者であることを前提に考えていくと、理解するのにそれほど困難な点はありません。

今回の事件は、犯人の女性が中国女性だったそうで、たぶん、その面から「識者?」さんは解説するんでしょうね。言葉の問題とか、いつものヤツ。
しかし、だったら、「なぜ大人ではなく、子供を殺したのか?」という問題が説明できないでしょ?それもあんなに執拗に。子供に恨みはないはずなのに、「恨みをはらす」ような執拗さですからね。

このようなことも、ダメダメ家庭の特質である会話の不全から、説明できるものなんですね。「中国人だから日本語が不自由だから、会話の問題があるのは当然。」と、思考力のない人は考えてしまうのですが、ことはそう単純ではない。
だったら、「その中国人女性は、中国語でマトモな会話ができたの?」
そういう問い掛けだってできるでしょ?

ダメダメ家庭は会話不全の家庭です。相手の話から、相手の意図を聞き取り、自分の意図を相手にわかりやすく伝える・・・そんな会話の精神が欠落しているわけ。それがダメダメ家庭というもの。
ダメダメ家庭出身の日本人のケースだったら、母国語の日本語ですら、意思疎通ができていないわけです。形の上では、何となくやり取りが成立していても、それは単に「人に合わせている」だけだったりするわけ。ダメダメ家庭出身の中国人だって同じ。中国語でやり取りは形の上では成立していても、意思疎通とか相互理解につながるような会話になっていないわけ。

どうしてそんな人になっちゃうの?どうしてこんな事件が起こっちゃったの?
今回の犯人の中国人女性の実家の状況を想定することから、事件を考えてみましょう。

1. 犯人の父親が、やたら封建的で、強圧的で、問答無用の人だった。と想定しましょう。そんな家庭だと、そこで育った子供は常に父親の顔色を伺い、「人に合わせる」ような人間になるわけ。問題を起こさず無難に無難に・・・というわけ。

しかし、ただ「人に合わせている」だけなので、言葉から相手の意思を汲み取ることもせず、自分の考えを相手に伝えることもない。ただトラブルにならないように、表面上「人に合わせている」だけなんですね。実家ではヘタに自己主張をすると、父親から怒鳴られるだけ。だから、どうしても、人の顔色を伺うような人間になってしまう。

2. だから、そんな女性は母国語での会話だって、十分にできるわけではない。だからこそ、日本に来た・・・とも考えられるでしょ?親の近くにいて、楽しいわけでもないし、周囲の中国人と話をしていても、「相手に合わせる」ことに精神的に疲れてしまうだけ。「だったら、心機一転で日本にでも行くか!」そんな感じになっちゃうでしょ?

国際結婚といっても、社内結婚のケースもあります。アジアで工場を建てて、そこで技術指導をしている日本のエンジニアが、工場で働いている若い女性と結婚・・・なんて事例はあったりしますよね?しかし、こんな社内結婚なら日本人同士だって、よくある話。相手のことがそれなりにわかっていて、会話ができていれば、国際結婚だって本人の勝手。しかし、お見合い結婚のケースだったら、国際結婚なんてチョットねぇ・・・と、思うでしょ?しかし、今回のケースはお互いが顔見知りではないでしょ?「こんなワタシでいいの?じゃあ、結婚するわ!」って、そのような「自己否定型結婚」は、ダメダメ家庭の結婚としては王道と言えるもの。

3. 以前にこのメールマガジンで「スジの悪い結婚」というお題で書いたことがあります。会話の能力の欠落した男性は、「人に合わせすぎる」女性と結婚したがるもの。「こんな口下手なオレだけど、文句も言わずオレの話を聞いてくれるアイツなら・・・」というわけ。しかし、そんな結婚だと、結婚後に会話が成立するわけがないでしょ?しかし、女性の側は「人に合わせる」タイプなので、形の上では、やり取りが成立するわけ。

4. 会話の能力のない人間は、どうしても序列意識が強くなる。コミュニケーションが命令と服従の関係しか存在しないわけ。今やり取りしている相手が「自分に命令を下す側の人なのか?自分が命令を下す側なのか?」そのことを常に考えるようになるわけ。命令が発生しない対等の関係だと、逆に困ってしまうわけです。だから韓国人は日本との比較を常に行い「どっちが上か?」といつも言っているでしょ?あるいは大阪人は東京との比較を常に行い「どっちが上か?」って、言っていますよね?このような人たちは対等という「序列なし」の人間関係ができないわけ。

5. さて、中国からお嫁に来た、今回の犯人の女性ですが、たしかに言葉の問題はあるでしょう。しかし、ビジネスをするわけではありませんから、そんなに難しい日本語なんて必要ないでしょ?それに日本語なんて、子供たちから習得するという手もありますよね?近所の子供たちを自分の家に呼んで、子供と遊びながら日本語を習得すればいいじゃないの?子供なんだから難しい日本語なんていいませんよ。一緒にゲームでもしてればいいわけでしょ?日本語がたどたどしくても、中国人ならしょうがないでしょ?逆にそれをウリにしているタレントだっているくらいなんだから、言葉の問題なんてどうってことありませんよ。

6. しかし、序列意識の強い人は、序列が決まらない人間にはプレッシャーを感じるものなんですね。中国からのその女性にしてみれば、夫は「自分より上の序列」。近所の奥さん連中も「自分より上の序列」。自分の子供は「自分より下の序列」。じゃあ、近所の子供たちはどうなるの?その序列は?自分がヘーコラしている近所の奥さんの子供はどうなるの?。「自分より上の序列なの?下の序列なの?」あるいは「命令を下す側なの?命令を下される側なの?」。

「命令も何も、一人の人間として相手すればいいじゃないの?」などと考えるのがマトモな人間の発想と言えるでしょう。しかし、序列意識の強いダメダメ人間にしてみれば、人間関係は、まずは序列ありきなんですね。そんな人間は、序列の決まらない人間とどのように接していいのか、わからないので困惑して、プレッシャーを感じるわけ。

7. 近所の奥さんと接する際には、ただヘーコラして命令を受けていればいいだけ。自分の子供には命令を下すだけ。だから序列が決まらない近所の子供は、この女性にしてみれば、「一番厄介な存在」と言えるわけです。だから恨みを持ってしまう。前にも書きましたが、本来はたとえ日本語があまり上手でなくても、相手が子供だったら何とかなっちゃうものでしょ?しかし、序列を決められないがゆえに、近所の子供が一番厄介、という精神状況もあるわけ。

本来なら、こうなる前に、自分の夫に助けを求めればいいのでしょうが、夫は「自分に命令を下す側」という位置づけなので、そのようなサポートを求めるようなことはできないわけ。それにダメダメ家庭の人間は、まずもって自分自身がわかっていない。自分が直面している問題点の本質が明確にはわかっていない。ただ、漠然とした不満を持っていて、それが強度的には非常に強いというだけ。それに、会話の能力がないわけですから、どうやって誰かに助けを求めるの?
それに以前にも書きましたが、ダメダメ家庭出身の人間は相談の仕方がわからないわけ。
子供時代に親と相談したことがないので、大人になってから相談デビューをしようとしてもできませんよ。そして、そのまま来てしまって、「相談の仕方がわからない」人間になってしまう。

このような事件は、それこそ東京文京区でのお受験殺人もあったように、それほど珍しい精神状況ではありません。何かのトリガーがあれば、起こってしまうものなんですね。
「どうして、罪のない子供を?!」という疑問は、もっともなんですが、序列意識が強いと、「序列が定まらない人間は、存在すること自体が罪」なんてことになってしまうわけ。自分にプレッシャーを与える存在であるので、ある意味において「敵認定」してしまうわけです。
このようなことは、序列意識が強いがゆえの「敵認定」といえるもの。

逆に言うと、「あの人・・・妙にヘーコラする人だなぁ・・・」と感じさせるような人は序列意識が強い人の可能性が高く、序列の定まらない人間・・・つまり他人の子供を敵視する可能性も高いことになります。

だから、先週配信いたしました、「窮鼠ネコを噛む」なんて事態になってしまう。序列の定まらない人間との接触は、その手の人にプレッシャーを与え続けるわけ。
本来は、自分の実家がダメダメであることを自覚すれば、ここまでのカタストロフにはならないわけですが、それってやっぱり「言うは易し」。

この事件でも、まあ、「識者?」さんが、色々と言うんでしょうが、まあねぇ・・・
しかし、ダメダメ家庭の様々な特徴を考慮すると、理解できるものでしょ?
そもそも、自分自身がわかっていない、説明能力のない人間に、犯行の動機を語ってもらうなんて、無意味ですよ。その手の人はまずもって、自分自身を騙しながら生きているんですからね。そんなことすら理解できていない人間が、正論をぶって、妙な対策をするから、こんな事件がますます起きちゃうわけでしょ?

序列意識の強い人は、序列なしでは生きてはいけない。序列を決めないと、心の安定がないわけ。だから常に序列を問い続ける。まあ、「序列の永遠の沈黙は、私を恐怖させる。」なんてことを理解できるのは、パスカルのようなダメダメ家庭出身者だけなのかもね?

(終了)
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発信後記

先週の大事件は、この滋賀県の事件と、国会で話題になった「堀江メール」でした。
あの堀江メールは、まあ、ねぇ・・・
ダメダメ家庭とは関係ありませんが、堀江メールについて考えて見ましょう。

そもそも「裏金」というものは、振込みで渡すものではなく、現金で渡すものです。
振込みなんて、すぐに「足がつく」方法で渡すわけがないでしょ?
だから、あのメールの文章は、そもそもヘン。

それに「選挙コンサルタント費用で処理」といわれても、法人としてのライブドアは、堀江氏個人の選挙費用は支出できません。これは企業会計上無理なこと。
それに受け取ったとされる、武部氏の次男の会社ですが、そこにしても、いきなりライブドアから入金があっても、どう処理するの?これも企業会計上無理ですよ。
ヤバゲな金というものは、現金でもらわないと、逆に困ってしまうものなんですね。

今回の堀江メールで想定?できるのは、たとえば、「振り込めサギ」のケース。
だって「オイ!オイ!オレ、堀江だけど、この口座に振り込んでくれよ!スグにさっ!」って、振り込めサギの典型でしょ?メールの偽装なんて、ちょっと能力のある人なら簡単にできること。まあ、裏金についてよくわかっている財閥系の企業なら引っかからないでしょうが、成金会社なら引っかかるかも?と思って、サギメールを送ったと考えることはできます。

あとは、「情報提供者」による狂言のケース。こんなメールが来たという名目で、「自分の口座」にお金を振り込んだことも考えられるでしょ?

まあ、自民党の幹部の心の声は「そもそも裏金なんて、振込みでもらうわけないじゃん!」なんでしょうが、そんなことはおおっぴらには言えませんしね。それにライブドアだって、マネーロンダリングのプロでしょ?政治家関係の会社に直接送金するわけないじゃん。もっと迂回しますよ。これもおおっぴらには言えないことですが。
今回のメールは、ヤバゲなお金を扱うプロにしては素人臭すぎますよ。

面白いのは、そんなことを、実によくわかっている人間が民主党にいて、そのことを今は黙っていることなんですね。

それは小沢一郎さん。
彼は裏金のもらい方なんて、よくわかっていますよ。武部さんのようなベテラン与党議員が、そんなヘマはしないことも知っていますよ。
まあ、小沢さんの考えは、ここで「前原、野田、永田などのアタマの軽い『坊や』たちに自由にやらせて、自滅させ、一気にヤツらの政治生命を絶ってやろう!」ということなんでしょうね。
この次には「やっぱり、ここは重みのある小沢さんに代表をやってもらおう!」なんて声が出てくるのは必至でしょ?

キレイ事は、キレイ事で結構ですが、現実問題から考えを出発させると、もっとよく見えたりするわけ。現実問題を改善させるには、現実をよく認識する必要があるわけです。
坊やの理想論でカタがつくものではありませんよ。
R.10/11/27