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カテゴリー ダメダメ家庭をめぐる環境
配信日 05年9月7日 (10年5月17日に記述追加)
タイトル 被害者教育
「ダメダメ家庭は当事者意識がなく、被害者意識だけがある。」
って、いつもの書き出しですが、実際にダメダメ家庭の人間は、強い被害者意識があるので、いつだって「自分の被害」を語るわけ。

これを国家レヴェルでやっているのは、韓国。
以前に韓国の歴史教科書を取り上げ、考えてみましたが、あの教科書は、客観的な歴史事実は無視して、「自分たちの被害者意識」を語っているだけのもの。
そんな被害者意識を聞かされ続けたら、どうなっちゃうんでしょうか?

単細胞な人は、当然のこととして「あの人たちは、お気の毒な被害者なんだ!」
そう思うものですよね?
周囲の人で同情する人もいるでしょうし、韓国人自身は「オレたち韓国人は、被害者だ!」、
そして「オレたちは何も悪くない!」、「悪いのは全部○○のせいだ!」となるわけ。

そうして、犯人認定した、その○○に対抗心を燃やし、報復することを考える。
報復行為をすることで、逆に言うと、「自分たちは、あの○○に対し報復行為をする権利がある人間である被害者なんだ!」と自己確認しているわけ。
そうして、自分を被害者として勝手に認定したので、その被害に対する報復を考える・・・とスパイラル進行。

こうなるとテロリスト一直線ですよ。
確かに、自分を被害者だと認定してしまえば、自分は何もしなくていい。ただ相手を攻撃していればいいだけでしょ?しかし、そんなことでは、当人が言及する「被害」だって、改善はされませんよね?と言うことで、ますます事態が悪化して、ますます被害者意識が強くなるわけです。

本人たちが、自分たちの被害者意識に浸っているのは勝手でしょう。そしてグチやクレームばかり言っているのも勝手でしょう。
しかし、そんな環境ではマトモな人間は育ちませんよね?
しかし、逆に考えれば、ダメダメな人間というものは、マトモな人間とは一緒に住めないもの。だって「お約束」のグチをたらたら言ったら、「アンタねぇ、そんなグチばかり言っていないで、自分のやれることをやればいいじゃないの?」などと言われちゃったら、反論できないでしょ?それこそ韓国人のように逆上するのが関の山。

だから被害者意識の強いダメダメ人間は、自分の周囲の人間、特に自分の子供を、自分と同じような被害者意識の強いダメダメ人間にしたがるものなんですね。だって、子供から親である自分のダメダメ振りを指摘されてしまったら、親の側も困っちゃうでしょ?
だから、自分たちの外のマトモな世界を見せようとはしないわけ。
このことはダメダメ家庭ではお約束のようなもの。ダメダメな自分の元から脱出しようとすることを妨害するわけ。このようなことを集団で組織的にやっているのは韓国だけでなく、イスラムもそうでしょ?まあ、今では中国もそのお仲間ですね。あるいは、カルト宗教団体なんて、「やめたら、不幸になるぞ!」と脅したりするものでしょ?そうして、脱出を妨害し、一緒になって「ああ!オレたちは、あの○○による被害者なんだ!」と嘆くことを求めるわけ。

イスラム教徒が「オレたちはキリスト教徒からの被害者だ!」と連呼するのは勝手。しかし、そうやって自分の子供に被害者意識を植え付け、テロリストにしてしまうわけ。
被害者意識が強いので、他者の被害には無頓着。アメリカにアフリカの黒人を奴隷として輸出したのは、イスラム教徒のアラブ人ですよね?今だってアフリカの黒人を虐殺したりしているでしょ?

「オレたちが一番の被害者だ!」と思っている人間は、他者への迷惑など無視するものなんですね。
それに「オレたちは一番の被害者だ!」と思っていると、自分で取り決めた約束なども守らないわけ。「オレたちは被害者だから、約束を無視する権利がある。」「そもそもそんな約束だって、強制的に結ばされたんじゃないか!」と、勝手に自分を納得させてしまうわけ。

しかし、当人自身が決めた約束も無視するような人間と、話し合いたいなど思うマトモな人間はいないでしょ?
ということで、マトモな人からは相手にされず、ますます被害者意識が強くなり、それを自分の子供に語るわけ。
ということで、被害者意識の連鎖が起こってしまうわけです。

親も子供も「オレたちはかわいそうな被害者だ!」と、共鳴。そんなダメダメなところには、同じようなダメダメな人間が寄って行く。だからますますダメダメが進行するわけ。
往々にして韓国やイスラムに共感を持つ人間って、その他の箇所でもグチっぽいのが常でしょ?以前から書いていますが、腐臭にハエやゴキブリが吸い寄せられるようなもの。これでは健全な当事者意識を持っている人間も、毒されてしまいますよね?

日本でもダメダメな人間ほど、「被害」という形で、物事を語りたがるもの。それこそ過去の恋愛経験を語る際に、やたら「捨てられた!」とか「だまされた!」と言ったりする人っているでしょ?しかし、過去の体験を「被害」でしか語れないような人間だからこそ「捨てられる」わけでしょ?
「捨てられた」本人はともかく、そんな人に育てられた子供はどうなっちゃうの?

あるいは「出会い系サイトの被害者」なる言い回しがありました。出会い系サイトの被害者は女子高生が多いとか・・・
しかし、それって被害者というの?そのような現場って、私は知りませんが、被害者が加害者に「今回はありがとう!」なんて言うの?それってヘンでしょ?
女の子は被害者なのかもしれませんが、加害者はその親でしょ?その親は一体何をやっていたの?
「女の子はスケベオヤジによる被害者だ!」
などと言ってしまうから、そんな女の子の親も一緒に被害者意識を膨らませるわけでしょ?これでは何も改善されませんよ。

ダメダメ人間やダメダメな環境は、子供に対し「自分の被害」を語り続けることによって、子供に「被害者としての覚醒」をさせてしまうわけ。しかし、そんな被害者としての自覚があるから、何も対処しないし、自分自身の尊厳にも配慮しない人間になってしまう。だから子供が持っていた将来の可能性を失わせ、モノホンの被害者になるわけ。

ボーヴォワール風に言うと「人は被害者として生まれるのではない。被害者になるのだ!」と言うわけです。

ちなみに、先日のアメリカのハリケーンの被害に関してですが・・・
天災でも地震のケースだと大勢の方が亡くなるのはいたし方がない。だって地震は予想できませんからね。
しかし、ハリケーンが来ることなんて前々からわかっていましたよね?
どうしてあんなに「被害者(この場合は本物の被害者といえるでしょう)」の数が出てくるの?まあ、これはブッシュさんの無能が原因でしょうね。
しかし、その後の略奪。
以前に大統領選挙の際に、投票用紙でもめたことがありましたが、いかにも後進国。

勿論、あのような略奪行為を好きでやっているわけではないでしょう。しかし、あのような行為に至るということは、その周囲に「被害者意識」が充満していたということですよね?
たしかに、黒人の方は白人の方に比べて、デメリットは多いでしょう。
制度的にはともかく、現実的には存在しているでしょうね。

しかし、そんな被害を子供に語り続けたら、子供だって略奪するような人間になっちゃいますよ。そんな「オレたちはかわいそうな被害者なんだ!」「悪いのは全部○○のせいだ!」などと考えている人間は、「だから自分は何をやってもいい!」と思うようになるわけ。
そうなると、ますます現実的な「差別」が肯定されちゃうわけです。
だって、「コイツらは、いざとなったら暴れるヤツらだ!」と証明されちゃったわけですからね。

第一、そんなに「自分たちは差別されている。かわいそうな被害者だ!」と思っているのなら、どうして子供を作ったの?「子供には自分と同じ思いをさせたくない!」なんて思わなかったの?そう思わないとしたら、まずもって、そのことがダメダメでしょ?

たとえば自分の子供にちゃんとした教育を受けさせるために努力はしたの?ちゃんとした教育が受けられないと損だということは、そこの当人たちが一番わかっているはずじゃなかったの?「黒人は差別されている!」と言っていれば物事は解決するものではないでしょ?それにちゃんと成果を上げている黒人の方々だっていっぱいいますからね。そのような人を見習えばいいじゃないの?

しかし、グチしか能がないダメダメな人間は、子供を作って、その子供に対してグチを並べるしか能がない。自分では何も努力しない理由として「自分は被害者だ!」と認定するのは勝手ですが、子供も「そんな人間」にしちゃダメでしょ?
しかし、子供が自分と同じ「そんな人間」でないと、親としては困る。
ダメダメ家庭というものは、洋の東西を問わずそんなものなんですね。

そして、自分の身近なものに対して、被害者教育を施すだけでなく、被害者と対になる加害についても主張することになる。ある種の「加害者教育」も行おうとするわけ。
「自分たちが受けた被害」を大々的に語ることで、「オマエたちが加害者なんだ!」と主張することになる。そして加害者として認定した側に「加害者意識」を持たせるようにするわけ。

それこそ「我々韓国人は日本による被害者なんだ!」という大々的な主張は、相手方・・・つまり日本の加害者意識を持たせる意味もあるわけです。
人は加害者意識があれば、なんとなく「後ろめたい」感情を持つものでしょ?
そして、その点に付け込むわけ。

あるいは、日本と韓国ばかりではなく、それこそ日本国内の、地域的な差別とか・・・色々とあったりしますよね?

そんな「差別」というか「被害」を、「わざわざ」主張することによって、相手に加害者意識を持たせようとするわけです。
しかし、そもそも差別感情も何もない人に対して、あるいは、そもそもそんな差別があったことなど知らない人に対して「我々は差別されているんだから、その被害を補償せよ!」なんて言い続けられても、言われた方は困ってしまうでしょ?

しかし、被害を組織立って語ることにより、「ワタシたちはかわいそうな被害者なんだから、加害者たるアンタたちに対しては、何をやってもいいんだよ!」「逆らったらダメだよ!」という関係性を確立しようとしているわけ。

そのようなことは、それこそ、アメリカの黒人が、白人に対して「黒人は差別されているんだから、オマエたちは黒人の言うことを何でも聞かなければダメだ!」なんて主張をしだしたら、マトモな白人まで敵に回しますよ。
マトモな白人としたら、「アンタがやりたいようにやったら?そのことに対して社会的なハンディキャップがあるのなら、それの除去については考慮し、協力するよ。」となるだけでしょ?
「差別だ!差別だ!」と叫んでいるよりも、具体的なハンディキャップを客観的な形で説明することの方が事態の改善につながるでしょ?

しかし、そもそもダメダメ人間は、当事者意識がなく、自分のやりたいことそれ自体が存在しない。むしろ、相手を支配するという関係性の確立それ自体が目的化されている。

だからこそ、社会的な形で「オレたちは被害者なんだ!」という関係を認定することを求め続け、その結果として、自分の子供もダメダメにしてしまうわけです。
そして、家族一緒になって、「ああ!オレたちって、なんてかわいそうなんだ?!」と嘆くことになる。
逆に言うと、そんな嘆きをあげているだけでいい・・・そんな怠惰な状態を求めているわけです。

(終了)
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発信後記

ハリケーンの対応だけでなく、現在のブッシュ政権が相当のヘタレであることは疑いようもないことですね。
こうなると、左右のゆり戻しから、アメリカの政権はブッシュ→クリントン→ブッシュ→クリントンの「たすきがけ」に、本当に、なりそうな気配です。

初代?のブッシュさんもクリントンさんも、わりとプラグマティックな面を持っていましたが、ブッシュjrさんも、ヒラリーさんも原理主義的な傾向があるようです。

もともとアメリカという国はピルグリム・ファーザーズが作った原理主義国家なんですから、その血が騒ぐのかな?

しかし、政治を進めるには、原理を主張するだけでなく、プラグマティックな説得の技術は重要ですよね?クリントンさん(亭主)にはその説得の技術があったというわけでしょう。政治の分野だけでなく「不適切」な分野にまで説得の技術が優れていたのは、まあ、ご愛嬌。しかし、ないよりはマシですよ。
R.10/5/17