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カテゴリー ダメダメ家庭の序列意識
配信日 06年4月24日
タイトル アルファ症候群
ダメダメ家庭は会話が出来ない。相手の話を真摯に聞き、自分の考えを相手にわかりやすく伝えるという発想がない。コミュニケーションが相互理解を達成し、双方の合意積み重ねるものではなく、常に「命令と服従」という一方的なスタイルになってしまうんですね。

だから、どうしても序列意識序列意識で人を見るようになるわけ。今やり取りしている相手が「自分が命令を下す側」なのか?「自分は相手の命令を受け、従う側」なのか、その点を早めに決めないと、それ以降のやりとりができなくなるわけ。そんな序列意識が強い「人」は、常に序列を考えながら生きているんですね。
このことは以前に配信しております。あるいは、先日は「本家意識」というお題で配信いたしました。

しかし、本来は人間関係において序列が基本ということはないでしょ?会社組織のようなものだったら命令を確実に実行する必要がありますから、階層が必要になってきます。それに会社においては、責任の所在を明確にするためにも、階層構造になっていた方がわかりやすい。しかし、基本的には人間は対等であることを前提に物事を進めた方がいいでしょ?多くのマトモな人は、「まずは、お互いは対等」という前提で話をしますよね?

しかし、「まずは対等が基本」というマトモな発想の人間の集団の中にも、「自分の序列はどうなっているのか?」という序列意識に凝り固まったダメダメ人間が侵入したりすると、勝手に序列を設定してしまうわけ。もちろん、その序列は、当人のアタマの中だけ。
だからこそ、その序列は、実態とはまったく合わない序列のことも多いんですね。その脳内序列を強引に現実の世界に当てはめようとして、様々なトラブルを起こしたりするわけ。

序列意識が強い・・・と言うと犬がそうです。
犬はオオカミを祖先としていて、オオカミはグループで行動する動物です。ボスの命令を忠実に実行するのが家来の仕事。その集団で一番エライ、いわばボスの役割を持つ個体を集団のアルファと言います。一番の存在をアルファとする言い方は天文学でも使いますよね。「しし座のアルファ星は○○です。」なんて言い方を聞いたこともあるのでは?

大宇宙の星星の間では命令と服従なんてありませんが、犬の集団ではアルファであるボスが、ベータ以下の子分たちに命令を下すわけ。まあ、犬は犬同士で勝手にやっていればいい話。しかし、人間に飼われている犬も、やっぱり序列意識を持っているわけ。飼い主の家族の中での序列を、犬の心の中で設定しているんですね。

「ペットは家族の一員だから、私たちと対等だ!」なんてきれいごとは、犬にとっては大迷惑なこと。対等だと命令を下す側でもないし、命令を受ける側でもないでしょ?犬の精神にとっては一番落ち着かない状態なんですね。
人間の家族同士はお互いが対等な関係でOKですが、少なくとも犬に対しては「犬は家族の中で一番下の序列」と明確に決めて上げる必要があるわけ。

ところが、あまりに犬をかわいがりすぎたりして、犬の要求に全部応えていたりすると、犬が「自分がこの家のボス(=アルファ)だ!」と序列を設定してしまうことがあります。それをアルファ症候群というんだそうです。

そうなると、そのアルファの犬は、自分の家来である飼い主の人間に対し、「立場をわきまえさせる」ように行動するらしい。たとえば自分専用の場所を設定し、家来はその場所に立ち入らないようにしたり、家来である人間が、家来としての身の程をわきまえないような態度を取ったら、激しく吠えたり、あるいは、人間の行動をやたらジャマするようになるんだとか・・・

あるいは、複数の犬がいる場合は、飼い主が自分より下の序列の犬をかわいがったら、その下の序列の犬をいじめるんだそう。「オイ!オマエ!立場をわきまえろよ!」「オマエ、2番目の序列のくせに生意気だぞ!」と下の序列の犬に対してお説教しているんだそうです。そのような複数の犬によるトラブルの場合は、飼い主がアルファの犬をちゃんと「立てれば」問題はなくなるそう。

まあ、犬同士の序列はいいでしょう。しかし、犬が人間より上の序列を設定してしまうと、問題でしょ?飼い主が住みにくいというだけではありません。そのアルファの犬だって、「家来の人間たちを、リーダーたるボクが守らなくてはならない!」なんてボスの義務感を持ってしまうわけですから、部外者に過剰に反応することになる。犬にとってのストレスが増えるわけ。「ボクは飼い主の人の命令を聞いていればいいだけ。」と一番下の序列に自分を置いてしまえば、あとは命令を聞くだけ。精神的にはラクですよ。

マトモな人間は、まずは序列ありきではありませんが、犬はそういう動物なんだからしょうがないわけ。だって会話ができないわけですからね。
しかし、人間でも会話ができないと、命令と服従の関係しか築けないでしょ?だから序列が重要になってしまう。
今までこの文章を読まれた方はお気づきでしょうが、今回のテーマであるアルファ症候群って、韓国人の行動を理解するのに、すごく参考になるでしょ?

周囲の国の人が、日本を持ち上げたら、やたら過剰に反応し、日本に説教しようとする。「オイ!立場をわきまえろよ!」
日本が率先して何かやろうとすると、ジャマをする。「オイ!オレがボスなんだぞ!」
それが実態に即していれば、まだしも、実態にあっていないから、混乱しちゃうわけでしょ?そして、その混乱により、ますます強引に序列を押し付けるようになるわけ。
もともと会話のできないから序列意識になっているわけですから、自分が設定した序列を「相手に分かりやすく伝える」なんて芸当ができるわけもない。そうすると、ますます精神的に混乱に陥ってしまうわけ。

アルファ症候群に陥った犬の扱いは大変に難しいそうです。何と言っても話が通じる相手ではありませんからね。飼い主の家族が気をつけないといけないのは、そのような犬に対して、家族全員が同じ態度を取ることなんだそうです。

夫が犬に厳しくして、妻が犬に優しくしたりすると、犬はますます混乱しちゃうんだそう。あるいは、犬が散々と人間に要求することに根負けして、それをテンポラリーにのんだりすると、「やっぱりボクがこの家のボスなんだ!」という心理が強化されてしまう。しかし、別の人が要求を呑まなかったりすると「結局は、ボクはこの家のボスなのか?家来なのか?」悩んでしまうらしい。犬もタイヘンだねぇ・・・

家族全員が、犬に対して「オマエは一番下の序列なんだ!」と一致して対応すれば、だんだんと犬も自分の序列を一番下に設定して、実態との齟齬もなくなり、精神的に安定するんだそうです。犬の要求に合わせるのではなく、人間の規律に犬を合わせるのが、犬のため・・・なんだそうです。中途半端は犬のためにはならないんですね。中途半端がいいのなら、犬ではなくネコを飼った方がいいわけ。

韓国人のケースですと、韓国は日本にいつも要求してきますよね?しかし、ヘタにそれに応えると、「自分たちがこの集団のアルファなんだ!」という心理を強化してしまうだけ。アルファ症候群の治療には最悪の処方なんだそう。

あるいは、犬が自分自身を家族の中で中間の序列に設定してしまうと、集団のアルファの人には従うけど、3番手以下のものには従わないという「人によって態度を変える」ようになるんだとか。このような事態は、犬だけでなく序列意識の強い人間でも、よく起こったりしますよね?

「人間同士は基本的には対等であり、話し合いによって物事を解決していけばいいじゃないの?」と思うのは当然ですが、犬にそれが適応できないように、人間の中でもそれが適用できないケースもあるわけ。

人間社会においては、会話のできない人間なんて、使いモノにならないでしょ?そんな人間は一番下の序列に置くのが、その人のためなんですね。本人が努力して会話ができるようになって、序列意識から解放された段階で、対等として扱えばいいわけ。

序列意識から抜け出せないダメダメ人間を、最初から対等に扱ったりすると、その人自身が混乱しちゃうわけ。
韓国だって、北朝鮮だって、どこかの属国の方が本人たちのためなんですね。だって、命令を聞いていればいいだけだし、自分で考えなくてもいいわけでしょ?ダメダメ人間にはラクなことこの上ありませんよ。
中途半端な善意はそんな人のためにならないわけです。

犬の幸せを考えるためには、犬の目線に立たないとダメ。
同じようにダメダメ人間の問題を考えるには、ダメダメ人間の目線に立たないとダメというわけです。

ちなみに、この文章を書くために「犬の気持ち」なる本を読んで勉強しました。
犬については、私は実体験がないもので・・・
犬はちゃんと「かまって」あげないといけないらしい。「ほっといて!」というネコとは違う動物と言えます。だから構ってもらえないとスリッパを隠したりするようなイタズラをする・・・らしい。そして怒った飼い主から追いかけられたりするのが、楽しいんだそう。

ふーん・・・なるほど!
だから北朝鮮は、人を隠したりしたり、あるいは必要もないのに、核兵器開発などをしようとするんでしょうね。誰かに「構って」ほしいんでしょう。
しかし、犬ならかわいげがありますが、あの人たちはねぇ・・・

ちなみに、犬というものは「いつまでも子供のままのオオカミ」といえる動物なんだそう。生物学的にはネオテニーというんだそうです。いわば犬はオオカミのアダルトチルドレンと言えるんでしょうね。だから「かまってほしい」という気持ちも強いわけ。

ちなみに、ゴールデンウィーク明けから取り上げる小説の中にこんな記述があります。
「悪いことをした犬はお仕置きをされます。しかし、お仕置きをされながら、自分を折檻するその手を慕うんです。」
折檻される犬は、飼い主からかまってもらえ、序列も安定するわけですから、うれしいのかな?まあ、犬に「不幸への憧れ」があるとは思えませんが。
「不幸への憧れ」というよりも、マゾヒズム的な心理があるんでしょうね。
「従うこと」に快感を持つわけでしょう。
だからこそ、「命令する側」になってしまった犬は、異常な心理状態になってしまうんでしょうね。

犬の本を読んでいたら、実に面白い。
しかし、犬の目線の重要さという点と、このメールマガジンがよく書いています子供の目線から見ることの重要さは、同じ。
読んでいたら、このメールマガジンと実に似た表現が多く出てきたので、笑っちゃいました。皆さんもおヒマがありましたら、読んでみては?

ちなみに、このメールマガジンは動物の飼い方のメールマガジンではありませんから、アルファ症候群なり、犬の生態についての私の記述に間違いがあるかもしれません。
今回の目的は、あくまで序列意識に凝り固まったダメダメ人間の心理を考え、理解しようというものです。
もし、間違っている記述がありましたら、ご連絡くださいな。

(終了)
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発信後記

よく書いていますが、私は別に韓国人に偏見を持っているわけではありませんよ。
ダメダメ人間の典型として、検討する価値が実に高いと思っているだけです。それに、このような序列意識に元づく様々な弊害は、日本でも頻繁に発生しているでしょ?韓国人の問題というより、ダメダメ人間の問題であるわけです。

彼らは彼らなりの「論理」で行動しているわけ。その論理が人間の論理というより、犬の論理に近いというだけなんですね。
韓国とは先週一触即発の事態になりましたが、ヘンに韓国の意向を汲んだりしてしまうと、アルファ症候群を悪化させてしまうだけ・・・
会話ができない人間とどうやって、やり取りするのか?
このメールマガジンでは、避けるしかないと書いていますが、彼らは「かまってほしい」ので悪さをする・・・
引用した小説にあるように、折檻し続けるのが一番なんでしょうが、チョットね。
R.10/11/30