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韓国・北朝鮮問題のトピックス(その2) | ||
カテゴリー | ダメダメ家庭の雰囲気 | |
配信日 | 07年4月24日 | |
タイトル | ダブルバインド | |
ダメダメ家庭においては、一般の家庭とは、考え方の基本が違っているもの。被害者意識だけがあり、当事者意識がない。そして、会話の能力もないので、その物言いも問答無用。 それを自覚して、自分自身で改善していけば、まだ見込みがあるわけですが、その被害者意識から、上手く行かないのを自分が被った被害と認識してしまって、自身では何もしない。それに会話の能力がないので、周囲からアドヴァイスされても、それを聞き取る能力すらないわけ。 そんな状況の中で、どんどんとダメダメが進行してしまう。 ということで、ダメダメ家庭とマトモ家庭の基本的な発想の違いも、どんどんと広がってしまうことになる。と言っても、ダメダメ家庭の人間だって、社会と接触したりする。子供だったら、学校に行ったりするでしょ?学校で、子供同士でやり取りもしますよ。 しかし、子供と言っても、当然のこととして、その家庭の常識に根ざした考え方なり発言をするわけでしょ? ダメダメ家庭の子供としては、自分の家庭の会話のスタイルや常識で、周囲の子供に話をしたら、周囲から大ヒンシュクされてしまう。 「おい!君!なんてひねくれた考え方をしているんだ!!」 「ちゃんとワタシの言うことを聞いた上で、アンタの意見を言ってよ!」 「何も、スグに怒鳴らなくてもいいじゃないのっ!」 と言っても、その考え方や会話のスタイルが、自分の実家での常識に基づいているんだから、子供としてはどうしようもない。 つまり、ダメダメ家庭の子供は、ダメダメな実家の常識と、それなりに一般社会常識の範疇にある学校の常識のダブルスタンダード状態にあるわけ。このことは以前に配信しております。 ダメダメな実家においては、まさにダメダメな考え方で、そして学校においては、一般社会常識につながる教科書とおりの考え方で・・・ダメダメ家庭の子供は、そうやって、相手によって発言内容というより、その元となる基本的な「考え方」を変える必要があるんですね。 よく子供による事件が起こった後で、「多重人格」なんて、もっともらしい言葉を持ち出す人もいたりしますが、何も病気ではなく、相手に合わせた物言いをしているだけ。これが単に物言いの問題というだけでなく、基本となる発想そのものが違っているんだから、まあ、多重人格なんて言われちゃうんでしょうね。 しかし、子供だって、いつも上手に多重人格ができるわけもなく・・・ダメダメな実家の常識で、学校で話をしたり、マトモな学校の常識で自分の親と話をしてしまう・・・そうして周囲から集中砲火状態。 ということで、ますます多重人格修行に励むことになる。 しかし、その修行って、結局は、実家においては親からの圧迫を受け、学校においては教員なり学友の圧迫を受けると言うことでしょ?だって、そんな状態では自分自身が本当に伝えたいことなんて考えている余裕なんてありませんよ。 2方面から精神的に圧迫を受ける状態を、そのまま英語にしてダブルバインドと言ったりします。まあ、サンドウィッチ状態ですね。 ダメダメ家庭の子供は、実家と学校のダブルスタンダード状態にあり、それがそのままダブルバインドになっていくわけ。 おまけに、自分自身を抑圧しないといけないんだから、そのうちに爆発しますよ。 さて、先週(07年)の韓国人による、アメリカの大学での虐殺事件ですが・・・ 犯人の韓国人青年も、韓国にいれば、あそこまで大きな事件は起こさなかったでしょう。 アメリカ社会が、韓国よりもマトモだったために、かえって、追い込まれてしまったわけ。 あの青年が書いた文にも「追い込まれた」なんて文言があったでしょ?それだけ、彼は精神的に追い込まれていたわけです。 では、何に追い込まれたの? アメリカ永住権はあっても彼は韓国人。つまり実家の親はまさに韓国人。その親は、それこそあんな教科書で学んだくらいだから、被害者意識が強く当事者意識がない、救いようがないダメダメ人間でしょう。そんな家庭ではアメリカの常識など通用しない。むしろ、子供の側が、それなりにマトモと言えるアメリカの常識に基づいて話をしたら、家族から煙たがられるだけでしょ?それどころか、親の側から「随分と、お坊ちゃまみたいな立派なことを言っているじゃないか?」「オマエに金を使ったから、オレたちは、こんなミジメな生活だ!」なんてグチられるだけ。 それと同じように、アメリカ人相手には、韓国人の家庭の常識は通用しない。それこそ「何ひねくれたことを言っているんだ?!」・・・そして「グチばかり言うのはいいとして、そして、人のせいにするのはともかく、結局は、キミ自身は何をしたいの?」と聞いてくる。 つまり、あの韓国人青年は、実家からも追い込まれ、周囲のアメリカ人からも追い込まれてしまったわけ。もちろん、実家も周囲の人も「追い込もうとして」追い込んだわけではないでしょう。 そもそもの背景となる常識が違っている・・・彼は、そんな状況に自分を合わせようとして、自分で自分を追い込んでしまったわけ。 もし、あの青年がずっと韓国にいたのなら、もっとノビノビできるでしょ?だって、実家もダメダメ、周囲の韓国人もダメダメ。少なくともダブルスタンダード状態に陥ることはありませんし、だからダブルバインドになることもない。 ここで、自分自身で、しっかり考えれば、まだ改善の見込みはあるわけですが、自分から逃避するのがダメダメ人間というもの。結局は誰かを犯人認定して、その認定した犯人に「報復」することで、事態に対処することになる。 報復行為によって、「オレこそが、一番かわいそうな人間なんだ!」と確認する儀式とするわけ。 まあ、ドッカーン!となっちゃうわけですよ。 あの韓国人青年が「金持ちのボンボン」「道楽者」とかの言葉を書いていたそうですが・・・ きっと、同じような言葉を、自分の親から言われていたんでしょうね。「何を、金持ちぶっているんだ?!」そして「オマエは随分と余裕があるじゃないか?いったい誰のために、こんな苦労をしていると思っているんだ?!」なんてね。 「ボクは金持ちのボンボンじゃない!」なんて主張するためにも、他者を「ボンボン認定」する必要があるわけ。 ちなみに、以前にこのメールマガジンで「韓国の歴史教科書」を取り上げております。つまり韓国人はあの常識を持っているわけ。残念ながら、その常識は、世界の常識と大きく違っています。だから、韓国の外に出てしまうとダブルスタンダード状態になりやすい。あの青年はアメリカの学校を出ているわけですが、両親は韓国の常識を持っているわけでしょ?その違いによるひずみは、子供に来ますよ。 そのひずみが極限に来ると、結局は逆上して思考停止とするしかない。 まあ、逆上しても逆上メールを送りつけるくらいならまだしも、銃撃はねぇ・・・ しかし、あの事件だって、銃撃に至る前に、そんな逆上メール程度の様々なダメダメの事例があったわけでしょ? 日本だって、そんな小さなダメダメの事例を見つけておけば、あの事件に類似する事件が発生することを可能な限り避けることができる・・・と思うのですが・・・ ちなみに、ダブルスタンダードということで、それぞれの領域での常識なんて書いておりますが、「それぞれの地方や人々には、それぞれの考え方があるのは当然じゃないか?」なんてお考えになる方もいらっしゃると思います。 アメリカにはアメリカの常識があり、韓国には韓国の常識があり、日本には日本の常識がある・・・だから、ダブルスタンダードなのが、むしろ自然と言えるのではないか? そんな疑問は当然のごとくあるでしょう。 しかし、単に風習が違うという意味ではないわけ。もっと根本的に、「人間をどう考えるか?」そんな「考え方の枠組み」が違っているわけです。 たとえば、「人間関係は上下関係が基本なのか?同格が基本なのか?」「問題を話し合いで解決することが基本なのか?命令と服従で解決することが基本なのか?」「人間を個人レヴェルから考えるのが基本なのか?カテゴリー分類で考えるのが基本なのか?」「自分たちの被害を考えるのが基本なのか?自分たちの希望を考えるのが基本なのか?」等々・・・ 単に風習が違うと言うだけだったら、会話によって調整することも可能ですが、考え方の基本的な枠組みが違ってしまっていると、相互理解そのものが難しいわけ。たとえば「ブタ肉を食べるか?どうか?」という問題だったら、お互いが話し合って調整すればいい話でしょう。しかし、「人間関係は序列が基本なのか?平等が基本なのか?」という問題では、話し合っても収拾がつかないでしょ?議論をしても、序列意識が強い人間は、「文句を言わずにオレの言うことに従え!」と命令してくるだけ。だから、双方による合意には至らず、相互理解もない。だから、不満ばかりが積み重なる。 おまけにダメダメ家庭の人間は、会話の能力や説明能力が低い。自分たちの考え方を伝える能力もない。 だから、ダブルスタンダードの「ひずみ」は、特に立場の弱い子供に集約することになる。 今回のアメリカでの事件ですが・・・ 「ワタシは悪くないっ!」 「悪いのは全部○○のせいだ!」 なんてダメダメの心情を理解していると、それほど突拍子もない行動ではないでしょ?というか、あの事件はまさにそのもの。そして韓国の歴史教科書の内容って、まさにそんな感じ。そういう意味で、あの行動は、「韓国の歴史教科書に従った」教科書的な発想とも言えるわけです。 そういう意味では、彼はアメリカの学校を出ていても、中身は、韓国人の思考のまま。韓国にいればともかく、アメリカにいればその「ひずみで」追い込まれてしまいますよ。 その「ひずみ」がどこかで爆発すると、ああなっちゃうわけです。 ダブルバインドを避けるには、韓国に帰国すればああはならなかったとも言えますが、きっと韓国に帰国しても、それこそ「アメリカかぶれ!」なんて、周囲にいる韓国人からイジメられるだけだろうなぁ・・・ もうこうなるとトリプルバインド状態。 そうならないためには、まずは、そのダブルスタンダード状態そのものや、その「ひずみ」そのものを自覚する必要があるわけです。これはあの韓国人青年だけでなく、日本のダメダメ家庭出身者においても、同じことなんですね。 自分の親が、一般のマトモな人間とは、いかに違った発想で生きているのか? その自覚がないと、ああなってしまう・・・あの事件は、そのことを考えさせてくれる、いい教科書とでもいえるのでは? ちなみに、私は何も人間としての韓国人がダメと申し上げているわけではありませんヨ。 彼らが行っている「教育」が、ダメダメだと申し上げているだけです。 今回の事件だって「悪いのは全部○○のせいだ!」と、他者に恨みの心を持つように「育てる」教育の成果としては、むしろ典型的でしょ? そして、そんな「教育」は、韓国だけでなく、日本のダメダメ家庭の雰囲気としても、共通しているんですね。 (終了) *************************************************** 発信後記 あの事件の犯人の姉が謝罪のコメントを出したそうですが・・・ その手の謝罪のコメントを出すのが、適切なのか?というと、そうは単純には言えないでしょう。謝罪してどうなるものでもありませんしね。 しかし、自分の娘に謝罪のコメントを「出させる」親は大問題でしょ? それだけ、子育てを、自分が被った迷惑と考えていることがわかりますよね? だからこそ、子供だって親に相談できずに、あんな事件になってしまうわけでしょ? ちょっとしたダメダメな事例の時点で対応ができないのがまさにダメダメ家庭と言えますが、事件が起こった後で、真っ先に自分の被害を考えるのも、まさにダメダメの典型なんですね。 何度も申し上げますが、このようなダブルバインドの状態は、韓国人だけでなく、日本のダメダメ家庭でも発生しているもの。だからこそ日本でも学校に突入したりする事件が発生するわけです。逆に言うと、あのような事件から、犯人の家庭の状態も推定できるわけ。 さすがにあそこまでの大きな事件だと、何ともしようがありませんが、ダブルバインドによるひずみによって抑圧されている子供って、見る人が見ればスグにわかってしまうもの。 ただ、ボンクラな人は、それが見えない。そのボンクラが往々にして教員をやっていたりする。だから、学校において、よりダブルバインドが強くなってしまう。 まあ、だからこそドッカーンとなっちゃうわけです。 教員の無能によって、まったく関係ない自分の子供が犯罪に巻き込まれるって、それほど、極端な話ではないわけです。 |
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R.10/12/6 |