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カテゴリー | ダメダメ土曜講座(事件・トラブル編) | |
配信日 | 09年4月11日 | |
タイトル | 北朝鮮のミサイル発射 | |
先日(09年)、北朝鮮が、ミサイル・・・正式には飛翔体を打ち上げましたね。 あらまあ!お金がある人たちだなぁ・・・ まあ、彼らには彼らなりの考えがあるんでしょう。 彼らの意図について軍事的なり政治的なりの観点から、色々と観測がされているようですが、今回はその騒動をダメダメ家庭の観点から見てみましょう。 規模は別にして、あんなことを日本のダメダメ家庭でもやっているものなんですよ。 一番基本的な発想は、「ワタシに構って!」というものです。 そもそも当事者意識がないので、自分たち独自でやりたいことがない。他者から構ってもらう・・・それ自体が目的化されているわけ。あの北朝鮮が周囲から構ってもらうためには、あんな手段しかないでしょ? そうして、あのようなトラブルを起こして、周囲の対応を見て、その違いから、自分たちとの「関係をチェック」しているわけです。 トラブルは「味方はどこなのか?」「敵はどこなのか?」それを調べるための手段でもあるわけ。 そして周囲にアピールできるのは、いわば自分の強さだけ。だから必死で「それを誇示する」ことになる。 まるでヤクザの皆さんが、拳銃を持って歩き回っているようなもの。 逆に言うと、それ以外のアピールポイントがないわけです。 日本のトラブルメーカーさんも、何かあると、スグに怒鳴り込んできたりするでしょ? そうやって、強さを誇示するものなんですね。 そして、その強さを使って「自分たちの序列を上げよう」とする。 今回のミサイル発射は国連決議に違反したとか・・・ いずれにせよ、北朝鮮は自分の決めた約束を守らないでしょ? 彼らには「被害者信念」があるわけ。 「自分は一番かわいそうな被害者なんだから、約束なんて守らなくてもいいんだ!」そのように思っている。逆に言うと、そのような行動をすることによって、「自分たちは被害者なんだと確認している」わけ。 内に対しては、自らの被害者意識を高揚させ、外に対しては、自分たちの立場を主張し、他者との関係チェックを行う。ミサイル発射も、スケールは別としてダメダメにお約束の組み合わせに過ぎないもの。 さて、そんな北朝鮮にとっての関係チェックとしての側面もある今回の騒動ですが、そのチェックにおいてなかなか優秀な成績を上げているのが、日本の社民党です。 今回の発射に関して、公式のコメントがありました。 http://www5.sdp.or.jp/comment/2009/dannwa090405.htm (外部リンクです) 色々と書いてあっても、むしろ日本政府に対するクレームの箇所が多い。 被害者意識が強い人は、同じような被害者意識の強い人を、「他人弁護」することが多くあります。 他者の被害を代弁する形で、自分の被害を語るわけ。 そもそも、被害者意識が強いので、「味方よりも敵が必要」になるもの。 そして「共通の敵」を設定して、一緒になってグチる。 敵の話題ばかりだから、たとえば北朝鮮の民衆の問題は関心外となってしまう。本来なら、そんな宇宙開発?をするよりも、民衆に食料を行き届かせることを考えるのがマトモだし、その点を指摘する必要があるのでは? しかし、社民党にしてみれば、直接的にも間接的にも、自分たちの被害を語ることそれ自体が目的化されているので、北朝鮮の民衆なんてどーでもよくなるわけ。 北朝鮮の行動を見ても、あるいは社民党のコメントを読んでも、出てくる感想は同じ。 それって、「で、結局は、アンタはどうしたいの?」 そのこころとしては、まあ、「ワタシたちがかわいそうな被害者だと認めてほしい!」 そんなことなんでしょうね。 そして、「だから、ワタシに構ってよ!」となるわけ。 そんなキャラクターは、インターネットの掲示板にはおなじみじゃないの? (終了) *************************************************** 発信後記 ちなみに、日本の社民党のコメントをみることができるようにリンクを貼りました。 皆さんもお読みいただけると幸いです。 この社民党のコメントを読んでも、「で、結局、何が言いたいの?」と思ってしまう。 発表するコメントだったら、「どんな人に対し、どんなことをわかってほしいのか?」その点について、自分たちなりに明確にした上で発表しないとね。 この社民党のコメントのわかりにくさは、「誰に対して言っているのか?」が、実に不明確な点にあるのでは? 抑圧的な人間は、本当にわかってほしいことについて考えることから逃避してしまうので、対象とするものについても無制限となってしまう。 それこそ「誰でもいい」と言ったスタイル。 せっかく選挙が近いんだから、もっと日本の有権者にアピールするようなコメントを出した方がいいんじゃないの?しかし、抑圧的な人間は、対象について考えることに心理的な恐怖を持ってしまうもの。だから一人称でブツブツと独り言をしているような趣になってしまう。 そんな症状が進行すると、それこそ「誰でもいいから殺したかった!」となってしまう。 社民党の皆さんが殺人事件を起こすと申し上げているわけではありませんが、対象とする人のイメージを持たないと、インパクトのある言葉にはならないもの。 逆に言うと、対象を明確化すると、その対象以外の人にも、それなりのインパクトを与えることができるものなんですよ。 ちなみに、このような点は、もう文章のドラフトが上がっているので、そのうちに配信しようかなと思っております。 |
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R.10/12/21 |