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韓国・北朝鮮問題のトピックス(その2) 検索すると上位に来る文章
カテゴリー 信頼と好意の諸相
配信日 06年7月14日 (10年7月16日 に記述を追加,11年2月1日 一部部を分離独立)
タイトル 人に好かれたがる
追記  元の文章から「マイナスへの視点」を分離独立 (11年2月1日)
人間は誰だって、人から好かれたいと思っていますよね?
人から嫌われるより、好かれた方がいい・・・そんなことは当然のこと。
好意的な関係ができれば、その後でのやり取りもスムーズに進むことになります。
こうなれば現実的に便利になっていくもの。

しかし、じゃあ、どうやって人から好意を得ようとするの?
ダメダメ家庭の人間は、当事者意識がない・・・だから、自分自身の希望なり意向を、そもそも持っていないことが多い。
おまけに、ダメダメ家庭の人間は、会話の能力がない・・・だから、たとえ、自分に希望があったとしても、それを上手く人に説明できない。
自分自身が分かってない、そして会話の能力の無い人間が、どうやって人から好意を得るの?

「ワタシを好いてよ!」と、人に「からむ」の?
そんな方法では、人からの好意は得られないでしょ?むしろ、逆でしょ?
しかし、ダメダメ家庭の人間は人の気持ちがわからない
「ワタシを好いてよ!」と、人にからむ行為が、「自分への好意」につながらないことが、実感として理解できない。
そして、ダメダメ家庭の人間は強い被害者意識がある。何事も自分が受けた被害と捉える。
つまり、人から好意を得られないことも被害として認識してしまう。
そんな人が語る言葉も、自分が受けた被害の話ばかり。
人から好意を受けようと思った場合でも、まず、語るのが自分の被害。
「ワタシはアナタから被害を受けた!」だから・・・だから「ワタシに好意を持ってよ!」

ギャグを書いているのではありませんヨ。実際にダメダメ家庭では頻繁に見られる例でしょ?
「オマエを育てるために、ワタシは自分の人生を棒に振った!」・・・だから・・・「親であるワタシを愛しなさい!」
このような言葉は、ダメダメな親のお約束のセリフでしょ?
また、「日本は韓国に多大な迷惑を掛けた。」だから・・・だから「日本は韓国を、尊敬すべきだ!」なる物言いもある。
あるいは、2010年の国会において、「アンタたちは、ワタシを突き飛ばした。」・・・だから「ワタシたちに好意を持ってよ!」と言い出したトンデモな人たちがいました。
そう言われて、愛したり、尊敬したりする・・・マトモな人間が何人いるのかな?チョット考えれば、分かることでしょ?

それこそ韓国だって、日本からどう思われようとどうでもいいことでしょ?
日本が韓国を尊敬しようが尊敬しまいが、韓国自身にとっては、本来はどうでもいいことじゃないの?戦争にならなければいいだけ。尊敬されようが、軽蔑されようが、そんな認識レヴェルの問題より、実害こそが重要でしょ?
と言うか、尊敬というものは、マイナスへの補填ではなく、プラス方向を相手に認めてもらうことが最初の段階といえるでしょ?
そもそも韓国人は「自分たちは日本が嫌いだ!」と公言しているのだから、日本から嫌われたって本望じゃないの?どうして好かれたがるの?
そんなことより、自分たち自身が「やりたいこと」を、やっていけばいいだけでしょ?
自分たちのやりたいことが、日本のせいでできないのなら、抗議すればいいだけ。

そうなんですね!「人に好かれたがる」人って、「自分が本当にやりたいこと」が、自分自身でも分かっていないわけです。
別の言い方をすると、信念がないわけです。
たとえ、相手から嫌われてもやり遂げたいものがないがゆえに、人からの評価が気になってしまう。
しかし、周囲からの評価を気にしすぎて、自意識過剰になり、だからこそ、人から嫌われてしまうのは当然のこと。

それこそ北朝鮮だって、アメリカや日本に「からむ」のはいいとして、そんな風に絡んで、アメリカや日本から好意が得られるとでも言うの?
アメリカの大統領を「人間のクズ!」と言っておいて、どうしてアメリカから好意が得られないことにいらだつのかな?
「アメリカは敵だ!」とアメリカに言っているのなら、『北朝鮮も敵だ!』と言い返されたら、むしろ喜ぶ話でしょ?少なくとも対等の相手にはしてもらえたわけですからね。

人からの評価を上げる以前に、やらなければならないことってあるはずでしょ?
自分自身で具体的な目標を掲げ、それを着実に実行して行く・・・それでいいじゃないの?
もちろん、周囲の人が持っている、その人たちなりの目標にも配慮する必要があるでしょう。それが衝突した場合には、お互いの目標を相手に分かるように説明し、会話によって調整していけばいいだけでしょ?

自分の目標を説明でき、周囲の人の意向にも配慮できる。そのような人が周囲の人から「信頼」を集め、その信頼が、やがて好意につながっていくんじゃないの?
最初から「人から好意を得る」ために悪戦苦闘している人間って、そのような信頼感とは無縁のケースが多いでしょ?

それこそ、このメールマガジンで頻繁に書いていますが、ボランティアをやっている人なんて、「人から好意を得るために悪戦苦闘」している人の典型でしょ?好意を得るために努力している人って、信頼を得るためには何も努力をしないもの。そんなものでしょ?
だから「この人からは好意が得られない。」と判断したら、そんな状況からサッサと逃げ出してしまう。そして、最後になって、「ワタシは悪くない。」ということを自分に確認させるために、捨てセリフを投げ付けたり、「ふんっ、ふんっ、どーせ、ワタシが悪いのよ!それいいわよっ!もうっ!」と、ふてくされた態度をとったりする。
そんな「善意の」人を誰が信頼するの?
相手から信頼されていないのが雰囲気的に判るから、強制的に「愛情を強制したりする」。まあ、現在の日本では愛国心教育がどうの・・・と言われていますが、現在の日本もかなりダメダメのメンタリティーですよ。

「何とかして人から好意を得たい!」そんなことで悩むよりも、自分のやりたいことをやった方が、マシですよ。だから「人から好意が得られない。」いらだちって、本当は、「自分がやりたいこと」が自分でも分からない、いらだちでもあるんですね。

逆に言うと、当事者意識がなく「自分が本当にしたいこと」が分からないがゆえに、「人に好かれる」ことを求めざるを得ない。自分自身の評価を他者に委ねるしかなくなってしまう。だから、周囲の人に対して過剰にからみ、そして、嫌われる。
しかし、被害者意識の強いダメダメ人間は、そんな「人から好意が得られない」こと自体を被害と捉えてしまい、ますます人にからむようになってしまう。
「アナタが好意を持ってくれないので、ワタシはこんなにかわいそうなのよ!!」・・・「だから好意を持ってよ!」。そんな主張になってしまう。そのような状態が高じて、ストーカーなりクレーマーなりに至るケースもありますが、そこまでのレヴェルまではいかなくても、この手の人って、インターネットの掲示板に頻繁に見られるでしょ?
「アンタなんてキライだ!」と堂々と書き込んでおいて、「どうしてアナタはワタシを理解してくれないんだ!」と、いらだつ。
まあ、そんな人に対しては、やっぱりこの言葉。
「で、アンタは、結局は、どうしたいの?」

同じようなことは、「嫌われること」への恐怖という形で出ることもあります。
好かれたがるというシンプルな肯定方向ではなく、「嫌われたくない。」という二重否定的な方向です。
誰だって嫌われるよりも、好かれた方がいい。
しかし、そんな「素朴」な感情が、「人に合わせすぎる」人間を作ってしまうんでしょ?
むしろ、「全世界を敵に回しても、これだけはやるんだ!」と、自身の信念を語っている人の方が、私個人は、信頼感を持ちます。そのような軸がブレない人の方が安心でしょ?人から好意を得ようと「ブレている」人間なんて、次の日には言うことが変わっていたりするもの。現実的にも、そうなっているでしょ?
逆説的な言い方になってしまいますが、嫌われることを過剰に恐怖するから、ますます人に「からむ」ようになってしまい、結局は嫌われることになる。

最近で面白いなぁ・・・と思ったのは、「マンガ嫌韓流」とかの本に関わる話題です。
私個人は、その本を読んでいませんし、特に読みたいとは思っていません。内容なんて見当がつきますしね。
そもそも、日本人が「韓国を嫌い」と思っても、どうでもいい話でしょ?何回も書きますが、人間にとって好き嫌いは、個人の感情の範疇ですよ。嫌われても実害が無ければいいじゃないの? しかし、韓国の人は、その「嫌韓流」という本に関わる人を、「吊るし上げ」ているらしい・・・
たとえば、その本の中で、韓国人が、「つり目」で「いつも怒鳴っている」とのステレオタイプに描かれているのは、大問題だ!と言っているらしい・・・
しかし、そんなこと、たかがマンガの、それも容姿の表現でしょ?そんなことに目を吊り上げて、怒鳴ることないのに・・・
そんなことで怒鳴るから、嫌われるわけでしょ?
それよりも、自分自身の目標を立てて、それを実行すればいいじゃないの?
つまり、信頼を持たれるように自分自身を見つめた方がいいのでは?

人から好意を得ようと「人の感情」に介入するのではなく、人に信頼してもらうように自分自身で努力する・・・その2つは、似ているようで、全然違っているものなんですね。
人や何かを嫌うとかの問題はどうでもいいこと。
そんな問題は、所詮は断片の問題であり、その人の一貫性とは関係ありませんよ。
人にとって重要なものは、一貫した態度でしょ?
自分自身の目標や希望を自覚して、その実現のために、周囲の人と協力していけばいいだけですよ。
そのためには、つまり、協力関係を樹立するためには、好意よりも信頼の方が重要でしょ?
しかし、逆に言うと、協力関係を樹立して、自分の目標を達成するという発想を持っていない人は、好意という感情次元にこだわってしまう。

好きとか、嫌いとかは、相手のことを知らなくてもできる。
しかし、信頼とか敬意は、相手に対する理解が前提になる。
抑圧的なダメダメ人間にはそれができない。
好かれたがることよりも、信頼を持ってもらう、あるいは、敬意を持たれるような業績を上げる・・・それこそが重要でしょ?

ちなみに、このメールマガジンを購読されておられる方々なら、スグにお分かりでしょうが、このメールマガジンは「人から好かれたい。」なんて思って書いているわけではありません。何かをやろうと思ったら、そんなことにはこだわっていられませんよ。
もちろん、だからと言って、この私がマトモであると言っているわけではありませんヨ。
この私にとって、「やらなければならないことを、やる。」の一つが、これらの文章を作成することだと言うだけです。

そもそも、「人から好意を得る。」ための努力よりも、「自分がやらなければならないことをやり遂げる。」方がラクですよ。
まずは、ラクな方から始めればいいじゃないの?ねぇ?

(終了)
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発信後記

ちなみに、次回も、今回のお題に関連した内容にする予定です。
あと、バックナンバー収録サイトは、ボチボチと更新しております。
特定トピックスを集めたものを設定して、その第一弾として、「韓国、北朝鮮に関わるトピックス」の項目を設けました。
関連したものを軽くピックアップしたのですが、かなりの量になっちゃって・・・その中でも、色々と分類する必要があると思っているところです。

それから、購読者さんが選定するリーダース・チョイスも募集中です。
私から頼み込んで、1人はリストを出していただいたのですが、それ以降サッパリなのが悲しいところ。腹が立ったものをリストアップしていただいても結構ですよ。

では、ムチャクチャ暑くなってきましたが、皆様くれぐれもご自愛くださいな。
R.11/2/1